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現状の計画に反対を再確認:北鎌倉「洞門山」第2回説明会 恒企画、次回説明会で回答を約束 2万1千人の署名に驚きの表情隠さず 北鎌倉のランドマーク的な存在の「洞門山」宅地開発計画(「(仮称)鎌倉市山ノ内計画」)に関する近隣住民への第3回説明会が、11月30日午後6時から午後8時過ぎまで、山ノ内公会堂で開かれた。今回も、日曜日の夜にもかかわらず40人近い住民が参加した。 説明会では坂田庄次・北鎌倉まちづくり協議会代表幹事兼北鎌倉・洞門山を守る会代表が「11月29日現在、洞門山の保全を求める2万1千人の署名が集まった。地元だけでなく全国の北鎌倉の景観を大切に思っている人たちがこの問題に注目している。とても宅地開発をするような環境にあるとは思えない。計画を撤回すべきだ」と指摘した。 2万1千人の署名という膨大な数字を突きつけられた事業主の代理人の恒企画の末竹恒也社長は、驚きの表情を隠さずに「今まで自分が手がけた宅地開発の事業者説明会で、これほど強い反対の意思を持って、熱心に取り組んでいる例は過去になかった」と語った。ただ、開発計画の撤回や大幅な設計変更は拒否した。 このため、住民側は 11月6日に石渡徳一鎌倉市長に手渡した要望書 「(仮称)鎌倉市山ノ内計画」の開発計画について考慮していただきたいこと」 に基づき、宅地開発工事に伴う土砂搬出量および工事車両の交通量、工事の採算性、安全対策などの具体的な数字・方法を示すよう求めた。これに対して、恒企画の末竹恒也社長は「即答できないので、次回開催の説明会で回答する」と約束した。 *本件に対する連絡先 北鎌倉まちづくり協議会・北鎌倉洞門山を守る会事務局 電話0467-22-4693(斉藤方) 【要望書全文】 平成20年11月6日 鎌倉市長 石渡 徳一様 要望書 「(仮称)鎌倉市山ノ内計画」の開発計画について考慮していただきたいこと 北鎌倉・洞門山を守る会 代表 坂田庄次 「鎌倉市山ノ内字宮下小路557番1の一部ほか1筆の開発」《 (仮称)鎌倉市山ノ内計画 開発面積999.77㎡、3区画の宅地造成》 が行われれば、当該地の上部は削り取られ、樹木は伐採され、緑に包まれた今の景観は一変します。 この地は、鎌倉市都市マスタープランの中でも、「鎌倉の玄関口」と謳われているように横須賀線で鎌倉を訪れる人たちにとって鎌倉の雰囲気を最初に感じるところです。鎌倉市「景観百選」には「JR北鎌倉駅のたたずまい」として選ばれ、多くの人がその景観を大切に思っているところです。 鎌倉市は景観条例を定め、市全域を景観計画地区として鎌倉らしい景観の維持・保全に向けて動き出しています。世界遺産登録を目指す動きもその一つで、この地は世界遺産登録をめざすバッファゾーンとして重要な場所でもあります。 開発計画に関する過去2回の業者による説明会には、山ノ内公会堂に入りきれない延200余名の住民が参加し活発に意見を述べ環境に対する意識の強さを感じさせました。 私たち住民は「北鎌倉・洞門山を守る会」を結成し、12月市議会に向けた署名運動を展開しております。現在までの短期間の途中経過で署名数は二千数百名に達しております。 私たちは、今までも市の枢要な部署と対話を継続しつつ、注意深く運動を展開してまいりましたが、鎌倉市におかれましては、世界遺産登録に向けての努力を続ける中、山ノ内の歴史上、景観上の特殊性に鑑み、『北鎌倉の景観保全』に向けて、当該地の保全を実現するよう特段の配慮をお願いいたします。 ……………………………………………………………………………… また、当該地の開発は以下のような問題を内包しています。 ■工事車両の問題を避けてはならない 現在、当該地の開発について「鎌倉市開発事業等における手続及び基準等に関する条例」 に基づき開発の手続きが進んでいると聞き及んでいます。 その条例には 開発地が接続する道路の幅員についての規定(第46条)があります。その中で、1000㎡未満の戸建て用住宅開発では4m未満の道路との接続条件でも認めることが出来るとされています。 確かに、完成後の発生交通量は極めて僅かで問題が少ないことは、誰でもが了解できることだと思います。 では、工事に際してはどうでしょうか。本計画は地山を大きく削り取り平らな宅盤をつくろうという開発で、膨大な土の搬出が必要となります。しかも、その搬出ルートが、静かな住宅地の生活道路で、極めて狭小で脆弱であるところに問題があります。さらに踏切があります。具体的には、4mに満たない道路が120m、T字路があり、左折しさらに4mに満たない道路の20m先に横須賀線の踏切があります。それを越えてようやく6m以上の幅員をもつ道路となります。このような道路に多くの工事車両が行き交うことは近隣住民の住環境、否、生活そのものを大きく阻害することになり、当然何らかの規制が必要と考えます。 「鎌倉市開発事業等における手続及び基準等に関する条例」 には工事車両の交通に関する規制はありません。同条第63条(工事の施工方法等に関する協定の締結)に「開発事業者は、開発事業に関する工事に着手する前に、当該開発事業に関する工事の施工方法等について、近隣住民、周辺住民、関係住民等と協議し、工事の施工方法等に関する協定を締結するよう努めなければならない。」 とされていますが、最後に「……努めなければならない」とあるように、努力目標に過ぎず、合意形成されない場合は工事協定を締結しなくても着工できるとしているのです。しかも、工事着工前に締結すればよく、開発許可の許可要件とはなっていないのです。 今回の場合「工事車両の交通についての規制の記述がない。だから工事車両については考慮する必要はない」として許可が出たとたん、近隣住民は発生する膨大な工事車両の問題にさらされます。条例に規定されている事項は一般的な状況を想定して設定されています。小さな規模の開発では今回のような大きく山を削ることは想定されていません。 工事車両についての判断を保留、回避することは、住民に困難を押し付けることになります。それでは鎌倉市は開発行政についての市民からの付託に応えているとはいえません。 ■膨大な工事車両となる 計画切土量等の合計は約2829㎥(切土2689㎥と盛土32㎥の差と、擁壁などの建設などで掘削される土量172㎥の合計:恒企画算出)で、搬出土量(ほぐし土砂量)は掘削された土量の1.3~1.5倍(恒企画)になる。したがって1.5倍とすれば、実際の搬出量(ほぐし土砂量)は4243.5㎥ となります。 搬出車両は道路幅 近接する住宅への振動 騒音を考え 2tダンプカーに限定されます。(そのことは恒企画の説明会10/19で確認された。) 搬出される土(ほぐし土砂)の比重を1.5と想定すると2t車両では1.33㎥/台。 その結果、土砂の搬出には3190台の2tダンプカーが必要となり、往復で延べ6380台の発生交通量となります。それだけではありません。伐採された樹木等の搬出があります。樹木量を0.1㎥/㎡とすると1000㎡では100㎥。枝や根などがあり、実際には搬出量は8倍になるとして800㎥。2tトラックで搬出すると1台3㎥として266台。往復で532台となります。 つまり土砂と樹木の搬出だけで延べ6912台の2tダンプカーとトラックが4mに満たない生活道路を行き交うことになるのです。 ■住環境を守るための受忍限界がある 今回の計画の場合、工事車両の通行を通常の平地の開発と同じようなレベルに抑え、住環境を守る必要があるはずです。 1000㎡未満の通常の開発の場合の工事車両の量はどのぐらいが受忍限界か、車両通行密度と工事期間について限界値が設定されるべきです。 私たちが考える受忍限界値 車両交通密度、現況の道路の状況を考え 1時間当たり4台(往復)の土砂等運搬車両の通行。 工事期間 おおよそ2ヶ月程度。 工事時間帯 9時から15時まで(工事車両を算出するための目安の工事時間帯で、実際に工事協定書を結ぶときにはもっときめ細やかな工事時間帯の設定が必要となります。実際、園児や低学年の学童の帰宅時刻は13時半~14時半頃で その時間帯への対応を含め協議が必要となります) 工事車両 工事車両の検討については土砂や樹木伐採の車両に限っていますが、実際には職人の運搬用車両や取引業者の車両などさまざまな工事関連車両の通行が考えられます。それらは現場事務所を工事サイトとは離れたところに作ることにより、発生交通量を抑えることが出来るとして、出入りが不可欠な直接的な車両(樹木や土砂搬出車両)についてのみを検討対象としています。 これに基づくと、今回の開発の場合はどのようになるのか 通学時間帯を除いた9時から15時までの6時間の通行に限ると1日で24台となります。 先にみたように土砂と樹木の搬出だけで6912台なので、工事日数はネット288日。土曜、日曜、休日は工事停止日とし、夏の期間の道路事情、雨の日などを考慮するとネット288日の工事はおおよそ1年4ヶ月相当の工事期間となります。 1年4ヶ月も土砂搬出工事車両が行き来するというのは、これは近隣住民の受忍限界を大きく超えます。こんな長い間の土砂搬出を伴う開発を住民は許容することはとてもできません。このような結果を招く開発を、市は認めてはならないはずです。 何故、私たちは1時間当たり4台(往復)としたか 権兵衛踏切を9時から15時までの6時間の間に「下り」36本 「上り」36本の電車が行き交います。(回送電車が上りで2本あるが省略) 従って1時間当たり、平均それぞれ6本。踏切の遮断時間は「下り」で50秒、「上り」で2分10秒。したがって1時間当たり18分の遮断時間となります。(実際には「下り」「上り」の電車が重なるケースもあるはずですが検討からは省略) 逆に空いている時間は42分。工事車両が現場を出て踏切を渡り、6m道路まで車や通行人とのすれ違いで1分かかるとすると、4m未満の道路を通過する時間は4台で計4分。工事車両が4m未満の道路にいない時間は38分。つまり38/42、9割の時間帯で工事車両がいない状態、1割の時間帯で工事車両が入り込んでいる状態となります。 この道を日常的に利用する住民にとって、どの程度の頻度で工事車両と出会うかを算定してみる。工事車両と同じ道筋を利用する人の場合、歩行時間は2分。したがって工事車両との遭遇確率は2/42。これが4台だと0.19。つまり5回に1回工事車両に出会うことになります。(これらの計算は踏切での工事関係車両とそれ以外の車とのすれ違い回避の待ち時間は考慮に入れておらず、実際の工事車両との遭遇確率はもう少し高くなります。) ■事業的に成り立つのか 工事を想定すると車両の誘導員だけで工事サイト入り口、T字路、踏切、県道との交差部 の4箇所に必要で、交代要員を入れると6人。工事重機は工事サイトに最低2台、工事監督1人、補助員1人。土砂運搬車両の台数は、土砂をどこまで運ぶかによりますが、片道20分程度で4台、1時間弱かかると8台。2t車両では非効率だとすると 積み替えの作業場所が必要です。そこには重機も必要だし、誘導員も……。線路側に土砂が落ちないようにするための周到な準備作業、慎重な掘削工事が必要とされます。 このように考えてゆくと今回のような膨大な、しかも慎重さが要求される土木作業を伴う開発が本当に事業的に成り立つのか、素人の私たちでさえ疑問を覚えます。 説明会の席上、恒企画にその点を問いただすと、「事業主(栗田氏)の方で収支計画は行っているかと思います」と答えているのですが、住民が栗田氏にお会いして聞いたときには「お任せしてあります」ということで、誰が責任を持って事業化の計画を練っているのか疑問に思えてきます。 販売事業者の事業計画は単純化すれば宅地販売価格の合計から 販売経費、工事費を差し引いた金額が土地取得価格になるということなのでしょうが、地権者は当初もくろんでいた計画地の想定売買価格との乖離は想定されていないのでしょうか。 事業的に成立していない開発に許可を出し、誰もが不本意な思いをする、工事途中で投げ出され防災的にも危険な状態で放置される、その様な事態は避けなければなりません。 鎌倉市はこのような状況を把握し、開発事業全体を見通し、保全に向けて誘導する責務があるはずです。 ■2期工事は許されるのか 有限会社恒企画の住民説明会(10/19)では、恒企画自ら「2期計画の検討はしており、今回の計画はそれが可能な設計となっている」ことを明らかにしました。 採算は1期工事だけではなく、2期工事を含め考えるとする事業者がいたら、それはおかしなことだと私たちは考えます。 条例では、接続道路が4m以下であっても認められるのは事業区域が1000㎡未満の場合とされています。1000㎡未満の開発地の奥に計画され1期目の道路を使い、既存道路に接続される2期計画では 条例制定の趣旨からして それが例え独立した開発であっても、みなし事業区域は1000㎡を超えることになり、接続される道路は4m以上必要だとなるはずです。 したがって4m未満の道路しかない現状では許可されるべきでないと私たちは考えます。
by kitakamayunet
| 2008-12-01 18:05
| 洞門山宅地開発問題
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2008-12-01 22:18
タイトル : 鎌倉市議会に洞門山の保全求める20756人の署名提出
土砂搬出量などの具体的数字を追及:洞門山第3回説明会 12・10の建設常任委員会で意見陳述へ 幼稚園、小学校、高校の父兄ら30人が同行 鎌倉市メディアセンターで記者会見 北鎌倉まちづくり協議会(坂田庄次・代表幹事兼北鎌倉・洞門山を守る会代表)は12月1日、鎌倉市議会(松中健治議長)に対して、「北鎌倉(「洞門山」)の景観保全についての陳情」と同時に20756人の署名簿を提出した。陳情と署名簿提出には、まちづくり協議会と守る会の会員に加え、北鎌倉幼稚園の父兄、小坂小学校の父母会と大船高校PTAの...... more
Tracked
from 優Tube
at 2008-12-09 14:03
タイトル : 人間を救うのは人間だ
こんにちは。防災のことは特に今の時期 何がいつ起きるかわからないので不安です。 AEDなどのブログを更新したのでよかったらご覧になってみてください。... more
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2008-12-11 07:02
タイトル : 12月28日に北鎌倉・洞門山宅地開発第4回事業者説明会
土砂搬出量などの具体的数字を追及:洞門山第3回説明会 1.鎌倉市議会、建設常任委員会 日時:12月11日午前10時~ 場所:2F全員協議会室 議題:「北鎌倉の景観(洞門山)保全についての陳情」 傍聴:15名に限定されます。 陳述:坂田がします。 2.第4回説明会(恒企画による) 日時:12月28日(日)午後6時~ 場所:山ノ内公会堂 12月10日午後6時30分 坂田 北鎌倉...... more
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