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笑顔が溢れた第2回鎌倉如水会サロン(2011・2・12) タイトルは「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト―巨大災害への備えと地域力―」 「高野台のみなさんが一致団結して取り組んでいる姿が眩しく映った」(松尾鎌倉市長) 「地域の人たちと力を合わせて行動することの大切さを改めて感じました」(近隣住民) 想定外!半年間で7キロのダイエット成功に会場から一斉に驚きの声 如水会鎌倉支部は5月21日、「仕立て屋・小町通り」で、第3回鎌倉如水会サロンを開催した。鎌倉如水会サロンは、会員同士の親密な交流を通じて支部活動の活性化を目的としている。サロンは、会員の中から事前に話題提供者を決めて、30分程度話してもらい、その後に懇親するスタイルを採用している。支部会員は多士済々である。それぞれの体験なりを語ってもらい、会員のこれからの「生き方」や「暮らし方」の参考にしてもらう狙いがある。要は、ただ集まって、飲食し、懇談するだけはもったいないとの発想だ。第3回鎌倉如水会サロンの参加者は17名で、サロンを冠する集まりにふさわしい、ほどほどの人数となった。 第3回鎌倉如水会サロンではわたしが「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト―巨大災害への備えと地域力―」をいうテーマで話題を提供した。 要旨は下記のとおりだ。 【鎌倉の美しい里山継承プロジェクト―巨大災害への備えと地域力―】要旨 鎌倉の美しい里山継承プロジェクトは昨年12月5日、市民団体・北鎌倉湧水ネットワークが総会で決定した新規重点事業です。「現状のまま、鎌倉の里山の荒廃を進行させれば、植生の変化によって多様な生態系が失われてしまうだけでなく、貴重な里山の文化も消滅してしまう。さらには土砂崩れや土石流の発生などが予測される」との危機意識を持って、市民団体、近隣住民、森の手入れのスキルを持った森林インストラクター、鎌倉市、(財)鎌倉市公園協会が協働で鎌倉の里山を手入れし、孫や子の代に伝えようとする試みです。 団塊世代の現役リタイア、少子高齢化の進行で鎌倉市の財政は年々厳しくなり、手入れに回せる財源の余裕はなくなっていくことが予想されます。一方で里山の荒廃は否応なしに進み、巨木化した針葉樹の伐採は困難さを増していきます。団塊世代やその周辺の世代が肉体的、精神的に元気なときに取り組まなければ、手遅れになってしまうと考えました。 東日本大震災の発生であらためて、地域社会のあり方がクローズアップされています。先に、一括送信メールで「近隣住民と仲良くしておく事(神戸大震災時の公的機関の生き埋め救出はたったの一割だけでした) 自助又は協助は9割です」という神戸大震災発生時被災体験者の伝言を紹介しました。里山継承プロジェクトは、里山の手入れを通じて地域力の強化(地域に住む人々の結び付きの深まりと互助の精神の高まり)されることを願っています。 今年1月22日に実施した第1回目の手入れの激励に来た松尾崇市長は「前後の予定があり、スーツで大変失礼をいたしました。無縁社会と揶揄されますが、高野台のみなさんが一致団結して取り組んでいる姿がとても眩しく映りました。行政と良い関係で、進めていければと思います。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」との感想を寄せてくれました。 手入れに参加した近隣住民も「昨日はお疲れ様でした。地域の人たちと力を合わせて行動することの大切さを改めて感じました。正に、遠くの親戚より近くの他人ですね。ありがとうございました。次回も喜んで参加いたします」と喜んでくれました。 3月22日付朝日新聞社説は「統一地方選へ 自治の役割をかみしめて」と題し「大震災は、行政が瞬時に崩壊する過酷な現実を見せつけた。最後に頼れるのは地域社会、人々のつながりなのだと、私たちは思い知らされた。いざという時ほど、住民同士の連携による自治の本領発揮が求められるということだ。住民が判断し、決めて、実行していく。こんな自治の役割を、被災していない多くの地域でもかみしめよう」と、地域社会における人と人とのつながりの大切さを強調しています。 飲むほどに話題のテーマを中心に、話しが弾んだ。野口会員が手入れの成果として「週2回、“樵”を継続したことにより、ダイエットに成功した。半年で7キロの体重が減り、ベルトの穴2つ分、お腹の脂肪がスッキリと無くなった。自分でも信じられない」と話すと、会場から驚きの声が挙がった。そして複数の会員から手入れに参加希望が寄せられた。写真から感じてもらえると思うが、サロンは回を重ねる度に、会員同士の親密さが増している。 【第3回鎌倉如水会サロン話題レジュメ】 「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト―巨大災害への備えと地域力―」 2011年5月21日 話題提供者:野口 稔(47経) ◇鎌倉の美しい里山継承プロジェクト骨子 【活動場所】1stフィールド・北鎌倉・六国見山森林公園 【全体活動日】毎月第3土曜日(雨天の場合は翌日の日曜日)午前中、定例手入れを実施 【目的】日照の回復・土石流災害の防止・節電・道路の凍結の防止・花粉症防止・生物の多様性の確保・景観保全・保水力の確保 【参加メンバー】北鎌倉湧水ネットワーク会員及びサポーター、近隣住民、里山インストラクター、(財団法人)鎌倉市公園協会(将来的には一般市民に参加を呼び掛ける) 【現時点での成果】 ①景観の改善 暗かった公園内が明るくなり、これまで見ることができなかった場所から富士山や大船観音が見えるようになるなど眺望が良くなった。下草刈りの結果、夫婦桜(幹回り4メートルと2・5メートルの対のヤマザクラ)を発見 ②生物の多様性の回復 アズマネザサとアオキが占拠していた場所に、ホウチャクソウの群落が出現し、タチツボスミレ(立壷菫)やウラシマソウなども目に付くようになった。 ③近隣住民とのコミュニケーションの円滑化。 ④鎌倉市と鎌倉市公園協会と、必要に応じて意見交換ができるようになった。 ⑤ダイエットの成功 7㌔の体重減(お腹の脂肪スッキリ=ベルトの穴2つ分)と血圧の正常化。 【鎌倉の美しい里山継承プロジェクト】 (北鎌倉湧水ネットワーク新規重点事業(2010年12月総会決定) 鎌倉の里山の荒廃(土地の言葉でボサッコ)が進んでいる。元々鎌倉の里山は、こまめな下刈りや約20年に一度行う伐採など、人の手が入ることで維持されてきた。しかし、昭和30年代以降の燃料革命(木炭から石油、ガス、電気へのシフト)や、農業革命(有機肥料から化学肥料へのシフト)で、里山は薪炭や有機肥料の供給源としての役割を喪失し、適切な下刈りや周期的な伐採が行われなくなってしまった。 これに加えて、古都保存法制定以降、同法への誤解から生じた木を切ることに対するアレルギーが浸透し、鎌倉の里山の荒廃に拍車をかけた。現状のまま、鎌倉の里山の荒廃を進行させれば、植生の変化によって多様な生態系が失われてしまうだけでなく、貴重な里山の文化も消滅してしまう。さらには土砂崩れや土石流の発生などが予測される。鎌倉の多くの里山は、急傾斜地が多いうえに、岩盤に堆積した50センチから1メートルほどの極めて薄い土砂に樹木が生えているため、樹木を保持する力が弱い。 北鎌倉湧水ネットワークは、2010年12月5日に総会を開き、今後の新規重点事業として、鎌倉の里山を再生し、人と自然が交流できる明るく美しい里山として次世代に継承するための「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト」に取り組むことを決定した。 夲プロジェクトの最初の対象地は北鎌倉・六国見山とし、作業は、2011年1月から、森林や林業に関する知識が豊富で、里山再生の技術を持った「北鎌倉湧水ネットワーク・里山インストラクター」の指導の下、原則、毎月第3土曜日の午前中(9時~12時)に実施する。雑草の成長が早い夏場などは必要に応じて適宜、作業回数を増やす。 ◇北鎌倉湧水ネットワーク・里山インストラクター(アイウエオ順) 岡 進(NPO法人・自然塾丹沢ドン会理事) 鹿住貴之(NPO法人・JUON(樹恩) NETWORK 理事・事務局長) 川上克巳(台峯の『生き字引』) 坂齋 明(神奈川県森林インストラクター) 本村則之(全国森林レクリエーション協会認定森林インストラクター) 「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト」スタートまでの経緯 <自然観の違いという大きな壁> 鎌倉では、従来崖の上には木を生やさず、樹林も20年に一度伐採を行い、萌芽更新を行っていた。元来、古都保存法では樹林の管理は禁止されていないが、古都保存法制定以降、裏山の枝降ろしをしていて警察に通報されるというエピソードまで存在するほど木を切ることに対するアレルギーが浸透し、燃料・肥料革命とあいまって植林・里山の放置となり、森林の荒廃が顕著に見られるようになった。(玉林美男・鎌倉市世界遺産登録推進担当) (1)第1段階 北鎌倉湧水ネットワークが鎌倉市へ要望書提出 2003年11月20日に杉林の間伐と山の手入れを、北鎌倉湧水ネットワーク代表として当時の石渡徳一鎌倉市長に要望した。 ◇杉林の間伐と山の手入れについては、事業計画に沿って2006・2007年度に実施する予定しているとの回答があった。 ◇高野台自治会に鎌倉市が方針伝えたが、高野台自治会は①自然はそのまま残すべき②手入れによってプライバシーが侵害される恐れがあるとして、拒否。 *当時の自治会長は作家の藤沢周さん。「樹木の伐採なんてとんでもない」と反対する自治会員から呼び出されたとのこと。 (2)第2段階 “日陰者同盟”の結成 ますますスギが生長し、冬季、日が当たらなくなり、積雪時に道路が凍結したり、花粉症の被害がひどくなった。また、2007年には台風で高野台に土砂崩れが発生。放置すると大変な事態になると考え、2010年1月25日に、高野台自治会4班有志で“日陰者同盟”を結成し松尾 崇鎌倉市長に有志の署名を添えて、六国見山の杉林の間伐と山の手入れについての再要望を行った。 「林内調査を行い、自治会とも調整の上、適宜管理作業を行いたい」との回答があったが、日照に関してはほとんど効果がなかったので、2010年12月10日に以下の提案を行った。 【鎌倉市長への要望】 松尾 崇鎌倉市長殿 六国見山の杉林の間伐と山の手入れについての確認と提案 2010年12月10日 北鎌倉湧水ネットワーク代表 野口 稔(高野台自治会副会長) 【確認】 高野台自治会4班有志11世帯が要望している、六国見山の杉林の間伐と山の手入れの、今冬の具体的な計画はどうなっていますか。平成22年3月18日~19日にかけて管理作業をしていただきましたが、日照に関してはほとんど効果が出ておりません。 平成22年3月30日、鎌倉市景観部公園海浜課の職員2名と(財)鎌倉市公園協会業務課の担当者1名が、高野台の自宅に来られて①杉林の間伐と山の手入れの継続的な実施②巨大化し道路を覆うようになったヤマモモの木やハゼの木の剪定-などを約束してくれました。 *この件に関しては、高野台自治会の役員会に適宜報告し、理解をいただいております。 【提案】 北鎌倉湧水ネットワークが窓口になった、住民のボランティアによる六国見山の杉林の間伐と山の手入れを実施したいと考えております。北鎌倉湧水ネットワークは鎌倉の美しい里山を保全し、後世に残したいと願っております。ご許可の程、よろしくお願い致します。参加メンバーは、北鎌倉湧水ネットワークの会員と協力者(里山の手入れを既に行いスキルを蓄積したNPO関係者が中心)、高野台自治会の会員有志を想定しています。第一段階の対象は、高野台自治会4班有志11世帯が要望しているエリアに限定します。高野台自治会5班には、4班有志と同じような希望を持っている会員がおります。4班有志のように意見がまとまれば、5班のエリアも対象にしたいと思います。 なお、杉の木の間伐をした跡には、六国見山の保水力を維持するため、落葉広葉樹の植林をお願いしたいと思います。
by kitakamayunet
| 2011-05-26 19:26
| 交遊録
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2013-01-29 18:56
タイトル : 田中元文科相の不認可は正解?第6回鎌倉如水会サロン
鎌倉如水会サロンで六国見山の手入れをテーマに話題提供 話題提供「今、大学は?―大学での教育と経営体験から―」(平尾前支部長) 新年会兼ねる格好で、横浜支部、逗葉支部からも参加 如水会鎌倉支部は1月26日、「仕立て屋・小町通り」で、会員のタイムリーな話題提供などを酒の“肴”に、会員相互の親密交流を目的にした第6回鎌倉如水会サロンを開催した。出席者は15人で、新年会も兼ねた格好となり、近隣の横浜支部からは早瀬勇さん、逗子支部からは花井義武さんが参加してくれた。 今回の話題提供者は平尾光...... more
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