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里山ってなんだ!第6回「生物の多様化」3 ホタルブクロ 6月18日の第6回六国見山森林公園の定例手入れの際、手入れの指導をお願いしている坂齋明さん(神奈川県森林インストラクター)から、2種類の植物の存在と名前を教えてもらった。坂齋さんによれば、手入れの結果、日が当たるようになって、生えてきたという。 一つがヤマウドだ。 坂齋さんに皮をむいてもらって、茎の部分を食べてみた。あまりはっきりとした味はしなかったが、水分をたっぷり含んでいた。ヤマウドの茎の先端部分はてんぷらにすると美味しいらしい。 ウド(独活、Aralia cordata) (「ウィキペディア=フリーの百科事典」より) ウコギ科タラノキ属の多年草。香りが強く、山菜として好まれる。 夏に小さな白い花をたくさん付け、秋に直径3mmほどの黒色の液果となる。一果中に3-5個のゴマ状の種子をもつ。高さは約2-3mに成長し、「ウドの大木」という慣用句もあるが、木ではない。春・初夏(ゴールデンウィーク頃)に芽吹いた小さな頃には山菜として利用できるが、大きくなると食用にも木材にも適さないことから例えとされたと言われている。だが、実際の所は夏ごろまで「若葉」や「つぼみ」も山菜として採取できる。 若葉、つぼみ、芽および茎の部分を食用とする。つぼみや茎は採取期間が短いが、若葉はある程度長期間に渡って採取することができる。林の際など日当たりのよい場所か半日陰の傾斜地などに自生するが、スーパーなどで見られる白いものは軟白栽培(日の当たらない地下で株に土を盛り暗闇の中で栽培する方法)によるものでモヤシのように茎を白く伸ばして出荷する。 料理の分野では前者を山ウド、後者を白ウドと呼び区別することが多い。後者は立川市を中心とした東京都多摩地域の特産品である。 山ウドはやや灰汁が強く、山菜として葉や先端を天ぷらなどにする他、ぬた、茹でたものを酢味噌和え、味噌汁の実とする。 白ウドは前記の他、酢水で灰汁抜きをして煮浸しやサラダとしても食べられる。また、皮も柔らかいため、捨てずに短冊切りにしてキンピラにすると美味しいため、白ウドは捨てるところがほとんどない。 一ヶ所から数本のウドの大木が生えている場合は、1本は切り倒してよい。茎の硬い皮を削ぎ取ると芯の部分はセロリのように美味である。ここまで大きくなると生のままでもほとんどアクがなく、雑味もない。また、先端の部分はまだ柔らかいので、若葉や花芽がまだ出ていないものは摘んで天婦羅にできる。 ただ、食物アレルギーがあるので、食べる際注意が必要。 根は独活(どくかつ、どっかつ)と呼ばれ、薬用にもなる。また、アイヌ民族はウドを「チマ・キナ」(かさぶたの草)と呼び、根をすり潰したものを打ち身の湿布薬に用いていた。ちなみにアイヌにとってウドはあくまでも薬草であり、茎や葉が食用になることは知られていなかった。
by kitakamayunet
| 2011-06-19 11:31
| シリーズ「里山ってなんだ!」
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2011-06-19 11:39
タイトル : 里山ってなんだ!第7回「生物の多様化」5
里山ってなんだ!第7回「生物の多様化」4 ヤマウド 6月18日の第6回六国見山森林公園の定例手入れの際、手入れの指導をお願いしている坂齋明さん(神奈川県森林インストラクター)から、2種類の植物の存在と名前を教えてもらった。坂齋さんによれば、手入れの結果、日が当たるようになって、生えてきたという。 一つがヤマウドだ。 ... more
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