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里山ってなんだ!第11回「生物の多様化」6 ヒコバエ 六国見山森林公園の手入れを始めたことで、見過ごしていた植物を“再発見”、それを観賞する楽しみを味わっている。5月のエゴノキの“再発見”(岩瀬中生徒の手入れ地につながる!第5回里山継承PJ )に続き、7月の定例手入れではネムノキを“再発見”した。 ネムノキは、花が日没前に開花し、葉が夜になると閉じて眠るように見えるので「ネムノキ」と言うそうだ。真っ青な夏空をバックにしたネムノキのピンクの可憐な花は、まさに夏の風物詩であり一見の価値がある。歌の題材にもよく使われる。故郷の夏の思い出の一コマにはネムノキがしっかりと入っている。 北鎌倉里山インストラクターの川上克己さんにその存在を教えてもらったのだが、自宅近くの道路際に生えているのにまったく目に入っていなかった。なぜだろうか。川上さんは「荒れ放題になっていて見る気がしなかったのではないでしょうか」と指摘してくれた。ネムノキが生えている場所は、実生のスギとアズマネザサが密集し、それにツタが絡まって荒れ放題になっていた場所だ。川上さんの言うとおりだと思う。ぼさぼさになった森の中からネムノキを見出し、そしてそれを見上げるという動作は確かに起こしにくい。 しかし、北鎌倉里山インストラクターの皆さんが継続的に手入れをした結果、ネムノキの存在がはっきりとしてきた。川上さんは「継続手入れをしているエリアにはネムノキは3本くらい生えています。北鎌倉ではあまり見かけなかったのですが、台峯でも4本確認しています。マメ科なのでその種を野鳥が運んで来たのだと思います」と話している。 <ネムノキ>(フリーな百科事典ウィキペディアより) 和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来する。漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものである。花言葉は「歓喜」。夏の季語であり、万葉集や松尾芭蕉、与謝蕪村の句に登場する。 【象潟や雨に西施がねぶの花】(松尾芭蕉 『奥の細道』) 象潟(きさかた)は、秋田県にかほ市象潟町(旧由利郡象潟町)の地形である。現在は平地だがかつては潟湖で、それを象「潟」と呼んだ。江戸時代までは、九十九島・八十八潟が景勝地となり、「東の松島 西の象潟」と呼ばれ、松尾芭蕉の『奥の細道』(1689年)でも「松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し」と評され、「象潟や雨に西施がねぶの花(きさがたや あめにせいしが ねぶのはな)」(現代語訳:雨に濡れる象潟のネムノキの花を見ていると、絶世の美人といわれている西施の美しさとは多分、このようなものだったのかと思えてくる)と詠まれた。 <荒地にも強い先駆木本種> ネムノキは落葉広葉樹の高木で、樹高10メートル、直径30センチに達する。枝は太く、疎生し、樹冠は横に広がる(箒状樹形)。川岸や原野、やや乾いた尾根筋や痩せた土地にもよく見られる。人里近くで多く見られるので、各地の民俗にも縁が深い樹である。 ネムノキは陽樹で森林の伐採跡地や崩壊地、造成斜面などの明るい場所によく生える陽性の先駆木本種(パイオニアツリ-)である。 太い直根があり、強風に強く、潮風に耐える。やせ地・乾燥地に耐えて生育する。痩せ地や乾燥した砂地の保安林等には有用な植栽樹種である。 ネムノキのような陽樹の先駆木本種は、受粉(受精)は風媒、種子は風散で、種子は小さく、種子の 寿命は短いが、乾燥に強い。 種子のサヤは長さ10~15センチ、幅1.5~2センチ、10月~12月に褐色に熟し、下側の線に沿って裂開する。樹上に遅くまで残る。サヤの中には10前後の種子(5~9ミリ)をもつ。((シリーズ自然を読む 樹木の個性を知る、生活を知る=http://www.toshiba.co.jp/elekitel/index.htm)
by kitakamayunet
| 2011-07-17 18:58
| シリーズ「里山ってなんだ!」
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2011-08-03 22:26
タイトル : 里山ってなんだ!第13回先駆モデル探訪①台峯
里山ってなんだ!第12回ネムノキ 川上克巳さんらの台峯の手入れを密着取材(2011・8・2) 作業場所はかつての段々畑で源流の森と里山の保全ゾーン アズマネザサ伐採後にコナラ、クヌギを植樹し保水力維持 8月2日、定期的に台峯の手入れを行っている北鎌倉湧水ネットワーク・里山インストラクターの川上克巳さんとその仲間が、台峯緑地で行っている手入れの様子を取材した。今年1月から北鎌倉湧水ネットワークは、「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト」をスタートさせ、六国見山森林公園の手入れを始めた。今後、自分...... more
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