カテゴリ
全体 プロフィール 会則 里山再生は究極のSDGs 速報 講演・寄稿・メディア シリーズ・団塊世代 春夏秋冬 レヴィン文化財プロジェクト 無名人からの伝言 式年東大社銚子御神幸祭 シリーズ「里山ってなんだ!」 鎌倉の美しい里山継承PJ 東庄と鎌倉 鎌倉の世界遺産登録 ガイドブック・プロジェクト 東日本大震災 鎌倉団塊プロジェクト 団塊探偵団(神奈川新聞) 唯我独尊(コラム) 現代に生きる禅の精神 野口農園 交遊録 台峯&マンション問題 インターネット新聞JANJAN Yahoo!セカンドライフ 大船観音前マンション建設 洞門山宅地開発問題 北鎌倉テニスコート築造問題 北鎌倉の恵みプロジェクト 個性派ショップの優れもの BOOK mixi入口 イベント案内 北鎌倉匠の市・展 イベント月別一覧 リンク 北鎌倉グルメ散策 北鎌倉でお買い物 男の料理教室 璃史写真館(非公開) 発見!体験!もう一つの鎌倉 六国見山日照権伐採 「元治苑」にマンション建設 璃史&七緒(非公開) 里山・六国見山と生物多様性 未分類 タグ
里山再生
六国見山
有機無農薬栽培
循環資源
円覚寺裏山
循環農法
北鎌倉
円覚寺
まちむら交流きこう
里山
森林・山村多面的機能発揮対策交付金
鎌倉アジサイ同好会
間伐材
新型コロナウイルス
地ビール
夫婦桜
ヤマザクラ
日本さくらの会
台風15号と19号
ヒノキの器
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2011年の初詣は北鎌倉・八雲神社→円覚寺→龍隠庵へ 『それでも津波を恨みはしません』(津波で、家も大事な船も失ったお檀家の方の言葉) 2012年の仕事始めは元旦だった。二日も出勤した。元旦の勤務は早出(午前7時半から午後1時半まで)だったので、初詣は仕事帰りに円覚寺へ行った。仏殿に安置されているご本尊のお釈迦様に手を合わせ、続いて円覚寺境内の塔頭・龍隠庵の聖観世音菩薩をお参りした。 龍隠庵には太田周文住職がおられた。甘酒、お茶、お菓子をご馳走になった。そして、お札、手拭、、円覚296号(正月号)をいただいた。昨年は庭の白梅が咲いていたが、今年はまだだった。昨年末から寒い日が続くと思っていたが、白梅がこのことを証明してくれた。 円覚296号の巻頭には横田南嶺円覚寺派管長が書かれた色紙「海晏河清」が掲載されていた。「海晏河清」は「かいあんかせい」と読み、「海も川も安らかに」という意味だそうだ。円覚296号には、横田管長の「海も川も安らかに」というタイトルの巻頭言が寄せられていた。 昨年発生した東日本大震災、豪雨、超大型台風などの自然災害を振り返りながら、今年は「仏さまに手を合わせて、どうか海も川も、そして人も安らかにと祈っています」と結んでいる。巻頭言の中に下記のように心に響く記述があった。日本人が古来から持ち合わせている自然観、宗教観だと思う。 「気仙沼で大変な津波の被害に遭われたお寺の和尚さんがいらっしゃいます。円覚寺の僧堂の雲水も何度か足を運んで、復興のお手伝いをしました。十一月に鎌倉にみえてお目にかかりました。その折にこんな事をお聞きしました。津波で、家も大事な船もすべて失ったお檀家の方が、あるとき和尚さんに言われたそうです。『それでも津波を恨みはしません』と。どうしてかというと『自分たちは海に生かされてきた。海と共に暮らしてきた。これからも海と共に生きるしかない。だから津波を恨むことはしない』というのです。和尚さんもそれを聞いて涙が出たと言われました。熊野の人もおそらく同じかと思っています。山が崩れ川が氾濫しましたが、熊野の人は山に生かされ、山と共に生きてゆくことでしょう。大自然、大いなるいのち、言葉を換えますと仏心、仏さまのいのちと言ってもいいでしょう。私たちは大いなる仏心の中にこのいのちをいただき、仏心の中に生きてまいります。時に自然は猛威を振るおうと、その中で生きてゆかねばなりません」 2日の勤務は午後からの勤務だった。午前中、横田管長に資料をお届けするために円覚寺を訪れた。アポイントなしだったので、資料のみを置いて帰るつもりだった。しかし、横田管長がお会いしてくださったので、資料の内容を直接説明できた。気になる内容だったので、ほっとした気分になった。帰りに色紙をいただいた。素晴らしい書である。宝物が一つ増えた。今年もいい1年のスタートが切れた。
by kitakamayunet
| 2012-01-03 11:09
| 春夏秋冬
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||