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予想遙かに上回る倒木、枯れ木:2・16六国見山定例手入れ 6月13日、雨が降りしきる中、北鎌倉湧水ネットワークは鎌倉市公園協会の担当者と六国見山森林公園で4回目の現地協議を行った。今年1月の鎌倉市も含めた第3回現地協議に基づき、北鎌倉湧水ネットワークは、六国見山森林公園南口広場上から展望台に通じる管理用通路に沿って広がるヤマザクラの樹林地とこれに隣接した杉林の下草刈りを行ってきた。 この作業がほぼ最終コーナーに差し掛かってきた。下草刈りによって姿を現した形状不良樹木の処理、空地への植樹、展望台に近い南口登山道路沿いのトンネル状になったアズマネザサの扱い、杉林の間伐などについて話し合う必要があった。 この日の協議には北鎌倉湧水ネットワークは野口、公園協会は担当者二人、それに公園協会からの依頼で間伐作業などを行う造園業者2人が参加した。協議ではわたしは、下記の文書にまとめた【北鎌倉湧水ネットワークからの要望】を公園協会側に手渡し、補足説明を行った。 造園業者がこれから伐採する黄色いテープが巻かれた 形状不良のスギ。 造園業者に今後の作業内容を説明する公園協会担当者 補足説明のポイントは、間伐に関しては道路や民家に接近したエリアでは2次災害の発生するリスクがある。これは北鎌倉湧水ネットワークでは手に負えないので、公園協会にお願いしたい。しかし、人が近づかないで場所で、中途で折れたり、腐っている樹木の処理は比較的容易なので、北鎌倉湧水ネットワークに任せてほしい―だ。 災害の防止の観点から、間伐の優先順位を明確にすることと税金の効率的な支出をお願いしたわけだ。道路や民家に接近したエリアの間伐の必要性についてはこれまでも何度も理由を明らかにし、鎌倉市と公園協会にお願いしている。もし、問題が発生した場合、これは「不測の事態」といえない。鎌倉市と公園協会は間違いなく管理責任を問われることになるだろう。 ◇不測の事態(実用日本語表現辞典) 予期しなかった事柄。予測していなかった、思いがけないできごと。ふつう、悪い結果について用いる。 検証:六国見山の樹木はなぜ、かくも多数倒れ、折れるのか http://kitakamayu.exblog.jp/19302713/ まさに死屍累々!折り重なる倒木3・6六国見山臨時手入れ http://kitakamayu.exblog.jp/19648469/ 公園協会と湧水ネットワークとの現地協議 (2013・6・13 午前10時~約1時間 六国見山森林公園) 【北鎌倉湧水ネットワークからの要望】 ①公園協会には、災害防止、健康問題、積雪時の道路凍結回避の観点から、高野台自治会4班、5班、7班の個人のお宅に近い距離に植林され、収穫期に来ている六国見山森林公園のスギの間伐をさらに進めてもらいたい。これは北鎌倉湧水ネットワークだけでなく、近隣住民の強い要望である。 ②既に根こそぎ倒れたり、中折れ状態になっている杉林のスギについては、北鎌倉湧水ネットワーク側で処理したい。理由は作業が比較的簡単であり、いずれ処理しなければならないということでは議論の余地がないからだ。公園協会は北鎌倉湧水ネットワーク側で処理が難しい、①の作業に重点的に取り組んでほしい。 ③六国見山森林公園の今後の植樹に関しては、北鎌倉湧水ネットワークは、日当たりの良い南面のヤマザクラの樹林地にはヤマザクラ、西北の空き地にイロハモミジの苗を植えたいと考えている。ご理解をいただきたい(以上) 【野口補足説明】 (1)4月20日、南口広場上でアズマネザサを刈っていたら、自宅裏に杉林を抱えている近隣の住民が私たちを公園協会の担当者と勘違いし「危険なので早急に伐採をお願いしたい」と訴えてきた。この住民のお宅の裏のスギが昨年6月、台風で倒れた。早急に住民の要望に答えてほしい。 台風4号 列島縦断、六国見山森林公園で予想通り多数倒木 http://kitakamayu.exblog.jp/18160544/ (2)1月14の大雪で杉が倒れ、道路際のフェンスを直撃し、破壊した。その後も杉の木が日差しを遮り、この周辺の住民は道路の凍結が続き、怖い思いをした。 怖い!大雪で六国見山のスギ倒れ、道路際のフェンス直撃 http://kitakamayu.exblog.jp/19135870/ 六国見山自宅近くの日の当たらない道路の雪が依然凍結 http://kitakamayu.exblog.jp/19161715 【現地協議の結果】 (1)ヤマザクラ樹林地に隣接した杉林の手入れ 地面に横倒しになっている樹木、倒れかかり下草刈りの作業を妨げる樹木については、北鎌倉湧水ネットワークの判断で処理する。これ以外の形状不良木で、北鎌倉湧水ネットワークが、伐採が適当と判断した形状不良木に関しては、赤テープを巻いておく。巻き終わったら、その旨、公園協会に連絡する。 (2)今後の植樹 日当たりの良い南面のヤマザクラの樹林地(かつての段々畑)にはヤマザクラ、西北の空き地にイロハモミジの苗を植えることで合意。ヤマザクラの苗を植える間隔は、将来の成長を考え、樹間を広め(約8メートル)に確保する。苗木の提供を了解している鎌倉市に公園協会、北鎌倉湧水ネットワークの双方からこの日の現地協議の結果を伝える。 (6月17日午後、鎌倉市公園課を訪問し、担当者に協議結果の概要を報告、植樹に関しても基本的な了解を得る) (3)展望台下のトンネル状のアズマネザサの幅を10メートル程度確保する。 (4)南口広場に近い登山道から分かれた管理用通路の上の緑地は、分岐点から50メートル奥まで手を付けない。 *公園協会からは刈り取ったアズマネザサの片付けをもっと丁寧にやってほしいとの要望があった。 ヤマザクラの苗を植える候補地の南面のかつての段々畑 イロハモミジの苗を植える候補地の西北の空き地 展望台下のトンネル状のアズマネザサの幅は約10メートル確保 手をつけない管理用通路の上の緑地
by kitakamayunet
| 2013-06-19 11:03
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
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