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慈愛の中に深い悲しみ、龍隠庵の平和観音:お墓移転③ 日本一の水揚げ量を誇る銚子漁港 漁師の町、銚子の「申し子」だった義兄が6月10日、92歳で亡くなった。性格は豪放磊落、親分肌。一方で細やかな神経を持ち合わせ、義理人情に厚かった。25歳年が離れていたので、わたしにとっては父親のような存在でもあった。妙にウマが合い、会うと話が弾んだ。 その義兄が自らの死期が近いことを直前に知らせてくれた。いわゆる「虫の知らせ」だ。話には聞いていたが、「本当にある」と確信した。顛末は下記の通りだ。 犬吠埼の灯台 南部市場に義兄の会社の「サンマの開き」 義兄の家業は水産加工業だ。6月2日に竹炭をいただいている「鎌倉すざく」の横浜工場にお礼としてタマネギ、ジャガイモ、キャベツ、ソラマメなどの野菜を持参した。「鎌倉すざく」の横浜工場は南部市場のすぐそばにある。南部市場の魚屋さんに立ち寄り、刺身を買った。会計をしているときに干物(サンマの開き)のコーナーを見たら、見覚えのある商標が目に入ってきた。 「まさか」と思って、詳細にチェックしたら、それは義兄の会社の製品だった。個人商店の小さな会社だ。全国的に流通しているわけではない。さっそく買って帰り、夕食のおかずにした。このことをそのうちに甥や姪電話しようと思っていたら、6月7日の夜、姪の方から電話があった。「義兄が危ない。遠くて申し訳ないが、見舞いに行って」。わたしがサンマの開きを買ったころに、容態が悪化し、緊急入院したという。 6月8日朝、銚子へ向かった。義兄は酸素吸入が必要で会話もままならず、ベッドに縛り付けられていた。内臓がかなりのダメージを受けていると聞いていた。手を握り、肩をさすっていると振り絞るような声でわたしの名を呼んだ。そして、何かを必死になって訴えていた。「帰ってもいい?」と聞いたら「イヤイヤ」と首を横に振った。言葉にならなかったので意味は読み取れなかった。 銚子大橋 2日後、姪から「今朝、義兄が亡くなった」との電話があった。不思議な体験をした。5月下旬の北鎌倉-長崎往復2,600キロの旅、6月6日の納骨供養、6月14日の「石田泰尚・山本裕康・諸田由里子 ピアノトリオ・コンサート」を目前に控えた時期でかなり忙しかったが、義兄とちゃんとお別れできて本当によかったと思っている。 余談がある。姉は約10年前に亡くなったが、このときも不思議な体験をした。姉は、くも膜下出血で倒れ、緊急入院した。この時期、会社の仕事が猛烈に忙しかったが、時間をやりくりして姉を見舞った。 姪は「意識がないので無理して見舞いに行かなくてもいいよ」と言ってくれていた。 ところがだ。病室に着くと姉は目をパッチリ開けて「よく来たね。○君(私の次男)、結婚おめでとう」はっきりした口調でわたしに話しかけてきた。短い時間たったが、きちんと会話をして帰った。姪にこの話をしたら「信じられない」と絶句した。後にも先にも意識が戻ったのは、わたしが見舞いに行った瞬間だけだったそうだ。 お寺の都合で義兄のお通夜は6月20日、告別式は21日に盛大に執り行われた。両方に参列した。告別式で導師(葬儀のとき、死者の霊を弔い鎮める僧。引導僧)は、「銚子の発展に多大な貢献をしてくれた。亡くなられた今、その生き様はあらためてわたし自身の生き様を見つめ直す機会になった」と義兄を称えた。義兄の“遺言”により、参列者が全員で「み仏にいだかれて」を合唱し、義兄を見送った。この間、姪や甥といろいろと話す機会があり、言葉にならなかった義兄の最後の訴えも自分なりに解釈できた。6月23日の朝、お経(正信偈)を読んでいたら、姉と義兄が2人並んでわたしにほほえんでいる姿がまぶたに浮かんだ。義兄は熱心な浄土真宗の信者で、菩提寺の檀家総代を務めていた。合掌。 *「虫の知らせ」(日本語と日本文化で学ぶ笑える国語百科事典より転載) 虫の知らせとは、人間の体内に住むといわれる昆虫がその人にもたらしてくれるニュースという意味で、第六感や霊感による予知情報のことをいう。第六感や霊感による予知能力が、一般的にあまり楽しいお知らせをもたらさないように、「虫の知らせ」も近しい人の死や災難のお知らせが主であり、もっと明るいニュースをわれわれに知らせてくれれば、虫たちともう少し親しくしてやってもよいのにと思わせる。 人間の体内に住むといわれる「虫」は、「虫の知らせ」のように予知能力をつかさどったり、「虫のいどころが悪い」「虫が好かない」というように感情を左右したり、「虫が起きる(子どもが病的な症状を起こす)」というように病気の原因になったりと多方面で活躍しており、人間活動になくてはならない存在となっている。(JPZB) 【ご参考】 *谷汲山華厳寺から「レヴィン文化財プロジェクト」発進! http://kitakamayu.exblog.jp/3123747/ *シンクロニシティ(フリー百科事典『ウィキペディア』より転載) シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、いわば「意味のある偶然の一致」のことで、日本語訳では「共時性(きょうじせい)」「同時性」「同時発生」とも言う。 カール・ユングによって提唱された独: Synchronizitätという概念の英訳である。従来知られていた「因果性」の原理とは異なる、複数の出来事を離れた場所で、同時期に生起させる原理である。 何らかの一致する出来事(何か意味やイメージにおいて類似性を備えた出来事群)が、離れた場所で、ほぼ同時期に起きることがある。だが、複数の事象が、従来の「因果性」の説明方法ではうまく説明できない場合がある。そうした、同時期に離れた場所で起きる、一致する出来事を説明するためのある種の原理、作用として提示されたのがシンクロニシティである。 (中略) なお、ユングは様々な著書で、人間の意識同士は実は、集合的無意識(collective unconscious)によって、そもそも交流しているということは述べている。集合的無意識が、人々の心、人々の主観的な意識に入ってゆく過程を、ユングは「個性化」と名付けた。またユングは個々の人の意識が集合的無意識へと反映されるプロセスもあるとしている。人の心は表面的には個別的であるかのように見えてはいても、実は根本的には交流しているのだとしているのである。 ユングは、coincidences コインシデンスについても、(その全てではないにせよ、少なくとも一部は)単なる「偶然」によって起きているのではなく、co-inciding(共に、出来事を起こすこと)、と見なしたのである。 5-8 シンクロニシティ(超心理学講座―「超能力の科学」の歴史と現状―明治大学情報コミュニケーション学部教授 メタ超心理学研究室 石川 幹人)
by kitakamayunet
| 2015-06-24 11:18
| シリーズ・団塊世代
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2015-06-25 12:28
タイトル : さだまさしの『昨日達…』:お墓移転⑤
「虫の知らせ」ならぬ「サンマの知らせ」:お墓移転④ 人は喉が渇けば水が欲しくなる。深い哀しみや苦しみに包まれたときそれらを癒してくれる何かが必要だ。何かの一つが歌であり、言葉であろう。義兄のお通夜と告別式が営まれた銚子は北鎌倉から約200キロ離れている。車で3時間半から4時間かかる。 車の中で最初に平原綾香のCD『my Classics!』(マイ・クラシックス)をカーステレオにセットした。新潟県中越地震の際、被災者を勇気付ける応援歌として新潟県内のラジオ局で多くリクエストされた「Jupit...... more
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