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散ってしまっていた三春滝桜、見ごろは1週間前だった4・20 熊本大地震の際、「果たして九州電力川内(鹿児島県)、玄海(佐賀県)、四国電力伊方(愛媛県)は大丈夫か」と多くの人が心配したと思う。同時に「東日本大震災で事故を起こした福島第一原発はどうなっているのか」と考えたはずだ。 東日本大震災ではわたしの故郷(千葉県香取郡東庄町)も大きな被害を受けた。実家の母屋の屋根瓦が落ち、門が傾いた。震源地から離れていたのにお隣の旭市の津波被害は予想外に大きかった。甚大な被害を受けた東北の被災地の様子をこの目で確認したいと思っていたが、支援のためのボランティアで行くのならいいが、ただ“見物”だけというのには心理的に大きな抵抗があった。 瓦が落ちた実家の母屋 傾いた実家の門 飯岡漁港の広場は瓦礫の山 4月20日に見物した福島県田村郡三春町の三春滝桜から福島第一原発までの距離は100キロ超。磐越道を使えば約1時間半の距離にある。意を決し、夏井千本桜を見た後、小野ICから磐越道に乗った。東電広野火力発電所が見える広野ICで磐越道を降り、国道6号を使い、福島第一原発を目指した。通行確認証がないので当然のことながら福島第一原発には入れなかったが、車の中から撮影した写真を見てもらえば分かってもらえると思うが、福島第一原発事故の処理終了は先が見えないとの印象を持った。 避難指示区域の概念図(2015年9月5日時点、福島県公式HPより転載) 【区域区分・原子力発電所名称】 帰還困難区域 放射線量が非常に高いレベルにあることから、バリケードなど物理的な防護措置を実施し、避難を求めている区域。 居住制限区域 将来的に住民の方が帰還し、コミュニティを再建することを目指して、除染を計画的に実施するとともに、早期の復旧が不可欠な基盤施設の復旧を目指す区域。 避難指示解除準備区域 復旧・復興のための支援策を迅速に実施し、住民の方が帰還できるための環境整備を目指す区域。 (左図)●13.東京電力株式会社福島第一原子力発電所 (左図)●14.東京電力株式会社福島第二原子力発電所 楢葉町のJヴィレッジ。もともとサッカーのナショナルトレーニングセンター。「3.11」後は福島第一原発事故の対応拠点 皮肉な看板 通行確認証がないのでこの先で得Uターン いたるところに汚染土などを入れたフレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)が 【原発と地震に関する報道】 共同通信社(4月26日配信) 原発速報、震度4以上に 地震長期化で規制庁 原子力規制庁は26日、九州地方で震度5弱以上の地震が発生した際にホームページ上で発信している九州・中四国の4原発の状況に関する速報について、対象震度を4以上に広げたと発表した。 4原発は九州電力川内(鹿児島県)、玄海(佐賀県)、四国電力伊方(愛媛県)、中国電力島根(松江市)。これらの立地市町村の震度や、原発で観測された揺れの強さ、原子炉の状態を広報している。 これとは別に毎日午前10時と午後8時の2回、4原発に関する最新情報を更新しており、こちらも続ける。 規制庁は地震発生当初、情報発信が不十分と政府から指摘された。 「原発報道は公式発表で」 NHK会長、熊本地震で 熊本地震発生後にNHKが開いた局内の会議で、籾井勝人会長が「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」と指示していたことが26日、分かった。同日の衆院総務委員会で籾井会長は「事実に基づいた報道が住民に安心感を与える」と説明した。奥野総一郎氏(民進党)の質問に答えた。 会議は20日に開かれ、出席した役員らから会長の指示に対する異論は出ず、発言記録がイントラネットで幹部らに共有されたという。NHK職員でつくる日本放送労働組合は「もし行政の判断や活動に問題がある場合には、批判するのも当然の役割だ」との見解を発表した。 毎日新聞(2016年4月23日10時30分) 原発報道「公式発表で」…NHK会長が指示 識者「独自取材、萎縮させる」 NHKが熊本地震発生を受けて開いた災害対策本部会議で、本部長を務める籾井勝人(もみい・かつと)会長が「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」と指示していたことが22日、関係者の話で分かった。識者は「事実なら、報道現場に萎縮効果をもたらす発言だ」と指摘している。 会議は20日朝、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた。関係者によると、籾井会長は会議の最後に発言。「食料などは地元自治体に配分の力が伴わないなどの問題があったが、自衛隊が入ってきて届くようになってきているので、そうした状況も含めて物資の供給などをきめ細かく報じてもらいたい」とも述べた。出席した理事や局長らから異論は出なかったという。 会議は20日朝、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた。関係者によると、籾井会長は会議の最後に発言。「食料などは地元自治体に配分の力が伴わないなどの問題があったが、自衛隊が入ってきて届くようになってきているので、そうした状況も含めて物資の供給などをきめ細かく報じてもらいたい」とも述べた。出席した理事や局長らから異論は出なかったという。 【参考サイト】 福島第一原発について、あなたが知らない6つのこと 福島第一原発の今を見つめて 福島第一原発・最新情報 P-36 DOL特別レポート 事故から5年、福島第一原発の「いま」を見てきた みわよしこ [フリーランス・ライター] 2016年3月11日 原発がどんなものか知ってほしい(1)―東日本大震災⑨ 原発がどんなものか知ってほしい(3)―東日本大震災⑪ 原発がどんなものか知ってほしい(2)―東日本大震災⑩
by kitakamayunet
| 2016-04-29 10:52
| 東日本大震災
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