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緑の洞門に文化財的価値、保全が望ましい:文化財専門委 7月20日付朝日新聞夕刊文化面が、緑の洞門を含む尾根の文化財価値を協議するため、7月8日に鎌倉市役所で開催された文化財専門委員会の内容を「鎌倉の尾根にある隧道『保存を』 市文化財専門委 歴史的価値を評価」の3本見出し、5段、写真付で報道した。 筆者は朝日新聞編集委員の宮代栄一さん。わざわざ東京から鎌倉に出向いて文化財専門委を傍聴した。宮代さんは「世界遺産の重要な構成資産の一つになると思われる円覚寺の成立に関わる歴史的な尾根を、このタイミングで破壊することにどんな益があるのだろう」と、鎌倉市の姿勢に疑問を投げかけている。わたしも「緑の洞門破壊は鎌倉の世界遺産登録にとっては“自殺行為” である」と北鎌倉湧水ネットワークのブログや鎌倉市議会・教育こどもみらい常任委員会などで訴えてきた。 宮代さんは緑の洞門問題に関して、5月3日付の朝日新聞朝刊にも現地を訪れ、詳しく報道している。そして今回、北鎌倉緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会)のメンバーに「大変遅ればせながら、7/20の夕刊に、この前の委員会の概要をまとめた記事を載せさせていただきます。朝刊ではないので、見られる地域が限られるのですが、関東近郊であれば、たくさんの人が見てくれると思います。もし、お時間がありましたら、ご覧くださいませ」と丁寧な連絡をしてきた。 わたし自身、新聞記者をしてきた。現役の時は宮代さんと同じように取材でお世話になった人たちには、きちんとした挨拶を心掛けてきた。それにしても不思議なことは鎌倉市メディアセンター(旧鎌倉市政クラブ)の常駐している朝日新聞鎌倉支局の記者が緑の洞門について一切記事にしていないことだ。新聞記者の役割が大きく問われている。そのことはこれまで朝日新聞そのものが特集してきた。朝日新聞鎌倉支局の記者は“ほえない犬”の典型例なのだろうか。
by kitakamayunet
| 2016-07-20 17:54
| 洞門山宅地開発問題
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