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超凄腕の木こりが群馬から助っ人に:龍隠庵の裏山間伐① 切立った崖上斜面の大きなハリギリを見事に伐採 12月12日、円覚寺塔頭の龍隠庵の裏山の大きく成長した落葉樹を伐採するため、超凄腕の木こり・平松譲さん(平松林業、群馬県多野郡神流町)が北鎌倉を再訪した。 5月に最初に来た時は、ボランティアということで一人だった。しかし、今回はプロの仕事として伐採を引き受けた。しっかりと装備を固め、頼もしい相棒の西力太さん(力丸造園、埼玉県飯能)を伴っていた。前回は日帰りだったが、今回は1泊した。 平松さんから「午前10時ごろ、到着予定」と聞いていたので、午前10時ちょっと前に北鎌倉湧水ネットワークの仲間と一緒に龍隠庵を訪れた。既に平松さんたちは到着しており、現場で伐採の段取りを話し合っていた。 最初の伐採のターゲットは極端に龍隠庵側に傾いた切立った崖上斜面の大きなハリギリだった。足場と重心の関係でロープを使った根元からの伐採は無理。伐採されたハリギリはその重量に耐え切れずに、間違いなく龍隠庵の境内に落下する。 このため、ハリギリによじ登り、先端から徐々にロープでコントロールできる状態まで幹を切断するしかない。しかし、このハリギリには先端まで枝がない。よじ登ろうにも足場がない。一体どうするのか。平松さんたちが取った方法は、樵とロッククライミングの複合技だった。 隣の落葉樹の枝にロープをかけ、命綱とし、平松さんはバランスを取りながらじりじりとよじ登った。よじ登るだけでも大変だ。しかし、使命は幹の切断であり、しかも、境内に落とさずに崖上に落とす。 風が吹く。それに伴いハリギリも揺れる。緊迫した空気が現場に張り詰めた。まさに命懸けの真剣勝負だ。しかし、平松さんはハリギリの揺れに逆らうことなく、それに同調するかのごとく、淡々と自らの使命を果たしていった。 手に汗を握りながら平松さんの仕事に見入りながら、遠い昔の記憶が蘇った。1972年5月、ボクシングの輪島功一の世界Jミドル級タイトル初防衛戦が福岡で開催された。相手はドメニコ・チベリア。輪島が1RでKO勝ちしたが、ボクシングを生観戦したのは初めてだった。しかも、リングサイドだったので、肉と骨を切りあう、真剣勝負の世界を目の当たりにし、息を呑んだ。 12日の午前中の作業はハリギリの伐採と片づけで終わった。今回の一連の作業ではハリギリの伐採の難易度が最も高く、安全性の観点からも一刻も早く伐採する必要があったそうだ。 お昼はカレーライスが振舞われた。緊張感から開放された平松さんたちはほっとした表情で「美味しい」といって、カレーライスを口にした。 12日午後はシデ2本とウルシ1本を伐採した。いずれもロープを使って根元から切断した。「こちらの方向に倒します」。平松さんの言うとおりの方向に伐採されたシデとウルシは倒れていった。ただ、「凄い」と言うしかない。プロはかくありたい。
by kitakamayunet
| 2016-12-14 17:29
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-12-14 21:22
タイトル : 太田住職囲み楽しく懇談:超凄腕の樵が龍隠庵再訪(2)
命懸けの真剣勝負:超凄腕の群馬の樵、龍隠庵再訪(1) 「木に任せる」=「木を信じる」 12月12日、超凄腕の木こり・平松譲さん(平松林業、群馬県多野郡神流町)と西力太さん(力丸造園、埼玉県飯能)は、円覚寺塔頭の龍隠庵に泊まった。いい仕事を終えた後は酒を酌み交わし、美味しい料理を味わう。そして楽しく語り合う。必然の流れだ。それぞれがお酒だとか食材、料理を持ち寄った。 わたしは当日、六国見山湧水仕込み地ビール「北鎌倉の恵み」を持参し、事前に自家製の野菜(青クビダイコン、聖護院ダイコン、...... more
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2017-02-17 10:12
タイトル : 【超凄腕の木こり三度龍隠庵へ】(1) まるで“人間製材機”
命懸けの真剣勝負:超凄腕の群馬の樵、龍隠庵再訪(1) 2月1日、円覚寺塔頭の龍隠庵の裏山の大きく成長したケヤキとエノキを伐採するため、超凄腕の木こり・平松譲さん(平松林業、群馬県多野郡神流町)が北鎌倉、円覚寺塔頭の龍隠庵を三度訪れた。昨年12月は、頼もしい相棒の西力太さん(力丸造園、埼玉県飯能)と一緒だったが、今回は新たに今井陽樹さん(ひのきや代表 群馬県藤岡市)を伴い、3人で伐採に臨んだ。 今井さんは31歳。若いが今井さんはとんでもない実力の持ち主であることを知らされた。チェンソー...... more
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