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大井町の映像が概ね完成:石井団長ジオラマ制作報告3 WBAの会長の謝罪は言い逃れ、大差で村田の勝ち 日本人初の世界王者、白井義男さん対ダドマリノ戦:場所は後楽園球場、観客4万人!! 「ボクシングはモンキー(いんちき)ビジネス?」(石井彰英・まほろば楽団リーダー) 北鎌倉の皆様、いかがお過ごしですか? 品川の石井彰英です。私が制作してきました大井町ジオラマDVDが完成しました。現在、業者がダビングを行っております。後日、皆様にご覧頂く機会を設けます。 先日、ボクシング金メダリスト村田選手の初の世界タイトルマッチがありました。私は子供の頃、給食費も塾の月謝も使い込んでボクシングのチケット、専門誌を買い続けた熱狂的なボクシングファンでした。先日の村田選手の試合を観ていて「私の愛してやまなかったボクシングは、こんなにも腐敗してしまった」と泣きたい気持ちになり愚痴を野口様に送信しました。野口様よりブログに掲載したい旨の連絡がありましたので手直ししてボクシングを語らせて頂きます。長文になりますがお許し下さい。 ◇村田諒太の敗戦と判定を検証する。実は亀田戦と同じジャッジが!? Number Web 5/22(月) 13:11配信 ◇村田諒太の不可解判定の背景にWBAジャッジが抱える闇 THE PAGE 5/23(火) 6:40配信 ボクシングは体重制のスポーツです。それぞれの階級で一番の強者が「チャンピオン」という称号を授かります。私がボクシングにのめり込んだ昭和40年ごろ、世界チャンピオンは世界に9人しか存在しませんでした。莫大な富と名声を生み出すスーパースターでした。現在はクラスが細分化され、統括団体が乱立し150人以上の世界「チャンピオン」が存在します。希少価値は皆無です。 *その試合ポスターに白井さんがサインして下さりました。リングサイド席10ドルと記されています。当時の占領軍相手のポスターですので英語表記です。昭和27年の10ドル!現在では10万円以上でしょうか?プレミアがついてチケットの取引値は100ドル以上だったそうです。当時のボクシング人気がわかりますね。 ボクシングの起源は古代ギリシア時代(紀元前4000年頃)とされています。奴隷がライオンと闘う事を権力者たちが楽しんでいました。負けは当然、死を意味します。勝てば奴隷の身分から解放されたそうです。ライオンに勝てた闘士が居たかは不明です。 その後、16世紀ごろボクシングは世界中で発展しました。当時は殴る、蹴る、投げる、首を絞める何でもありのルールでした。ボクシンググローブも着用していませんでした。試合は片方が気絶するまで行う!当時の資料を読んでみると150ラウンドKOなんて試合もあります。当然、多くの死者が出ます。世界中でボクシングが禁止されました。 1800年代の終わりごろ、ボクシンググローブを着用する。10秒以内に立たなければ試合終了の現在のボクシングの原型となるルールが設定されました。それでも当時のグローブは革手袋のような薄い物でした。 *先日、亡くなったモハメドアリがモハメドアリ・アカ・カシアスクレイとフルネームで書いて下さりました。「お前がサムライでもオレを倒せないぜ!」と私の鼻先に拳を突き出してくれました。この写真はライフ誌の20世紀最高のスポーツ写真に選出されています。 この時代はヘビー級(75キロ以上無制限)とミドル級(約75キロ以下)の2階級だけが存在しました。75キロ、欧米人の平均的な体格です。村田選手が挑んだミドル級は選手層が厚く、歴史ある大変に価値のある階級です。 世界中で自称「世界チャンピオン」が誕生してしまった為に1920年ごろに統括団体NBAがアメリカで発足されました。現在のWBAの前身です。アメリカ中心でタイトルマッチが行われたために。世界各国のプロモーター(ボクシング商人)達から不平、不満が生じ、WBC,IBF,WBOと様々な統括団体が乱立するようになりました。同じ階級に何人も世界チャンピオンが存在する。最強の者がチャンピオンではなくなってしまったのです。 世界王者を招聘する、世界タイトルマッチを行う、莫大な費用がかかります。この費用はTV局が捻出します。番組を制作するにあたり「世界タイトルマッチ」の看板がないと視聴率が稼げないからです。 *輪島功一さんが記してくれた「根性と勇気」の色紙です。TVではおちゃらけた輪島さんですが、凄く聡明な方です。輪島さんがチャンピオンだった時代、凶悪犯が人質を盾にビルにたてこもりました。警察が「昨晩の輪島の勇気ある試合を思い出して投降しなさい。そして輪島を見習って人生をやり直しなさい」と説得したのは有名な話です。 WBA,WBC,IBF,WBO等の統括団体は、試合収益の数パーセントを上納金として興行者から治めさせて、その金で運営されています。(金額は税金の問題もあり公表されません。つまり闇金)前述しましたがWBAという団体は老舗です。 しかしWBAは同じ階級に「名誉王者」「正規王者」「暫定王者」「休養王者」等多くの世界王者を設けています。TV局から支払われる世界戦の認定料(上納金)が欲しいからです。WBAが腐り始めたのは現在のメンドサ会長の父親の代からです。その結果、世界中で劣悪な質の世界タイトルマッチが行われるようになりました。 TBSをバックにつけた3兄弟(上の二人)は、とても世界チャンピオンと呼べるような実力はありませんでした。対戦相手を調べてみると1年も試合をしていない選手、本業はマニラで焼き鳥屋を営んでいる選手等・・・。これらの選手に、はっきりと勝てないのだから、この兄弟の真の実力がわかりますね。 ボクシングは相手を昏倒させる事を最終目的とした格闘技です。しかし、安全性を考慮しパンチのダメージよりも軽いパンチでも手数を多く重視する採点基準に変化しています。その結果、ファンの印象と採点者の結果が著しく異なる事例が多発するようになりました。 元世界スーパーフェザー級チャンピオン 小林弘さん(右)と 元世界スーパーフェザー級チャンピオン 沼田義明さん(右)と さて村田選手の試合です。花も実もあるミドル級です。村田選手が勝てそうな相手を物色するのは本当に大変だったと聞いています。アッサン・エンダム、2流の選手で海外では人気がありません。大枚をはたいて日本に呼びました。バックのTV局が村田選手にベルトを巻かせたいからです。 この試合、世界中の、どんな採点基準に照らし合わせても村田選手の負けはありません。僅差ではありません。大差で村田選手の勝ちです。エンダム選手の勝ちと判断したジャッジは最初からエンダム選手の勝ちと決めて試合を観ていたようです。おそらくヨーロッパのボクシング関係者たちとの裏取引があったと思われます。 更に言語道断なのは試合を統括したWBAの会長が「試合は村田の勝ち!謝罪したい。再戦を要求する」と公式に発表した事です。おいおい、この試合を統括したのは誰?これらのジャッジを任命したのは誰?と吐き気をもよおしました。日本は大きなボクシングマーケットです。取りあえず謝罪だけしておこう、という言い逃れにすぎません。本当に腐りきっています。 村田選手、重圧の中でよく頑張りました。再度書きます。あの試合は村田選手の勝ちです。ですが、世界ミドル級の歴代王者たちと比べると、その実力は、かなり劣ります。現在、最強のゴロフキン選手と闘ったら勝てる可能性は1割程度でしょう。 技術的には左フックを覚えて手数を多くして、必倒の右ストレートの的中率をもっと上げてもらいたい。本田明彦帝拳会長(世界最優秀プロモーターで世界ボクシング殿堂入り)が再戦を明言しました。頑張ってもらいたい!! *元スーパーライト級世界チャンピオン 藤猛さんが送ってくれました。「岡山のバアチャン!」で一世を風靡しました。 同一階級に多くの世界王者が存在する。ボクシングの商売人たちは「より多くのボクサーにチャンスがある」と戯言を言っています。確かにチャンスは増えました。その結果、次にもチャンスがあるから王座を剥奪されてもかまわない。減量すらしないボクサーが多く現れました。契約を守らない選手は永久追放にすべきです。 かつて故金平正紀会長(具志堅選手等が所属)が「海老原がアルゼンチンで試合をした時、リングシューズにサソリが入っていたんだよ!」と教えてくれました。かつて話題になった毒入りオレンジ事件も敵国で相手側の提供する食物を食べる方が悪い。 勝つためには手段を選ばない。ボクシングは大金が動くビジネスです。私はボクシングの、こんな人間臭い部分も含めて大好きでした。でも、背後のスポンサーの政治的な圧力が加わる事は絶対にあってはならないと思います。 *マイクタイソンが来日した時に書いてもらいました。身長は170cm強、これで体重100キロとは大砲の弾丸のような身体でした。 ボクシングは両の拳だけで闘う原始的な競技です。一流ボクサーのボクシングは芸術です。貧困から逃げ出すために、自分の存在を世界に知らしめるためにボクサーはリングに上ります。どんな名選手も異口同音に試合前は逃げ出したいほど怖い。リングで死ぬのは怖くない。負けるのが怖い。そんな恐怖の中で試合に臨みます。常人では考えられないような世界です。 スポーツとは本来、身体を鍛えるためにあります。ボクシングは心身を壊しながら続ける過酷な競技です。内外から引退後の選手の悲惨な末路のニュースが届きます。試合場で、TV観戦をしながら「いけー!」「殺せー!」等と叫んでしまいます。でもわが子がボクサーだったら、と思うと、とても正視できないでしょう。こんな野蛮な物は、もう亡くなった方が良いのかな?とも思います。 もう20年も前にボクシングジムを経営しないか?と誘われた事があります。ボクシングジムの会長か―!何とも魅力的に思えました。ですが、資金繰りの問題が生じ、同時に自分のジム所属の選手に事故があった時の事を考えると決断できませんでした。 日本のボクシング界、お金の事が非常に不透明です。今でも選手のファイトマネーがチケットで支払われる等の前近代的な事が行われています。選手は身体を壊しながら選手生活を続けています。経済的に恵まれてほしい。引退後もなるべく健常者として生活できるように周囲の関係者は配慮して頂きたい。真の強者同士が闘う世界タイトルマッチが観たい。試合場でTVの前で愚痴りながら、きっと死ぬまでボクシングを観る事でしょう。 *ファイティング原田さんが送ってくれました。亀田選手の試合の翌日は必ず電話がありました。「あんな実力でオレと同じバンタム級のチャンピオンで情けなくなるよ」と怒り心頭でした。原田さんは世界ボクシング殿堂に入っています。エデルジョフレという最強のチャンピオンを破った功績が世界的に認められているからです。常に強者に挑む、ボクサーの鏡でした。 長文、駄文、愚論、大変に失礼いたしました。北鎌倉の皆様、ご自愛ください。 石井彰英 ボクシングはモンキー(いんちき)ビジネス? 村田諒太判定負け WBAの会長の謝罪は言い逃れ、大差で村田の勝ち 日本人初の世界王者、白井義男さん対ダドマリノ戦:場所は後楽園球場、観客4万人!! 「ボクシングはモンキー(いんちき)ビジネス?」(石井彰英・まほろば楽団リーダー) 北鎌倉の皆様、いかがお過ごしですか? 品川の石井彰英です。私が制作してきました大井町ジオラマDVDが完成しました。現在、業者がダビングを行っております。後日、皆様にご覧頂く機会を設けます。 先日、ボクシング金メダリスト村田選手の初の世界タイトルマッチがありました。私は子供の頃、給食費も塾の月謝も使い込んでボクシングのチケット、専門誌を買い続けた熱狂的なボクシングファンでした。先日の村田選手の試合を観ていて「私の愛してやまなかったボクシングは、こんなにも腐敗してしまった」と泣きたい気持ちになり愚痴を野口様に送信しました。野口様よりブログに掲載したい旨の連絡がありましたので手直ししてボクシングを語らせて頂きます。長文になりますがお許し下さい。 ◇村田諒太の敗戦と判定を検証する。実は亀田戦と同じジャッジが!? Number Web 5/22(月) 13:11配信 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170522-00828105-number-fight ◇村田諒太の不可解判定の背景にWBAジャッジが抱える闇 THE PAGE 5/23(火) 6:40配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170522-00000003-wordleafs-fight ボクシングは体重制のスポーツです。それぞれの階級で一番の強者が「チャンピオン」という称号を授かります。私がボクシングにのめり込んだ昭和40年ごろ、世界チャンピオンは世界に9人しか存在しませんでした。莫大な富と名声を生み出すスーパースターでした。現在はクラスが細分化され、統括団体が乱立し150人以上の世界「チャンピオン」が存在します。希少価値は皆無です。 *その試合ポスターに白井さんがサインして下さりました。リングサイド席10ドルと記されています。当時の占領軍相手のポスターですので英語表記です。昭和27年の10ドル!現在では10万円以上でしょうか?プレミアがついてチケットの取引値は100ドル以上だったそうです。当時のボクシング人気がわかりますね。 ボクシングの起源は古代ギリシア時代(紀元前4000年頃)とされています。奴隷がライオンと闘う事を権力者たちが楽しんでいました。負けは当然、死を意味します。勝てば奴隷の身分から解放されたそうです。ライオンに勝てた闘士が居たかは不明です。 その後、16世紀ごろボクシングは世界中で発展しました。当時は殴る、蹴る、投げる、首を絞める何でもありのルールでした。ボクシンググローブも着用していませんでした。試合は片方が気絶するまで行う!当時の資料を読んでみると150ラウンドKOなんて試合もあります。当然、多くの死者が出ます。世界中でボクシングが禁止されました。 1800年代の終わりごろ、ボクシンググローブを着用する。10秒以内に立たなければ試合終了の現在のボクシングの原型となるルールが設定されました。それでも当時のグローブは革手袋のような薄い物でした。 *先日、亡くなったモハメドアリがモハメドアリ・アカ・カシアスクレイとフルネームで書いて下さりました。「お前がサムライでもオレを倒せないぜ!」と私の鼻先に拳を突き出してくれました。この写真はライフ誌の20世紀最高のスポーツ写真に選出されています。 この時代はヘビー級(75キロ以上無制限)とミドル級(約75キロ以下)の2階級だけが存在しました。75キロ、欧米人の平均的な体格です。村田選手が挑んだミドル級は選手層が厚く、歴史ある大変に価値のある階級です。 世界中で自称「世界チャンピオン」が誕生してしまった為に1920年ごろに統括団体NBAがアメリカで発足されました。現在のWBAの前身です。アメリカ中心でタイトルマッチが行われたために。世界各国のプロモーター(ボクシング商人)達から不平、不満が生じ、WBC,IBF,WBOと様々な統括団体が乱立するようになりました。同じ階級に何人も世界チャンピオンが存在する。最強の者がチャンピオンではなくなってしまったのです。 世界王者を招聘する、世界タイトルマッチを行う、莫大な費用がかかります。この費用はTV局が捻出します。番組を制作するにあたり「世界タイトルマッチ」の看板がないと視聴率が稼げないからです。 *輪島功一さんが記してくれた「根性と勇気」の色紙です。TVではおちゃらけた輪島さんですが、凄く聡明な方です。輪島さんがチャンピオンだった時代、凶悪犯が人質を盾にビルにたてこもりました。警察が「昨晩の輪島の勇気ある試合を思い出して投降しなさい。そして輪島を見習って人生をやり直しなさい」と説得したのは有名な話です。 WBA,WBC,IBF,WBO等の統括団体は、試合収益の数パーセントを上納金として興行者から治めさせて、その金で運営されています。(金額は税金の問題もあり公表されません。つまり闇金)前述しましたがWBAという団体は老舗です。 しかしWBAは同じ階級に「名誉王者」「正規王者」「暫定王者」「休養王者」等多くの世界王者を設けています。TV局から支払われる世界戦の認定料(上納金)が欲しいからです。WBAが腐り始めたのは現在のメンドサ会長の父親の代からです。その結果、世界中で劣悪な質の世界タイトルマッチが行われるようになりました。 TBSをバックにつけた3兄弟(上の二人)は、とても世界チャンピオンと呼べるような実力はありませんでした。対戦相手を調べてみると1年も試合をしていない選手、本業はマニラで焼き鳥屋を営んでいる選手等・・・。これらの選手に、はっきりと勝てないのだから、この兄弟の真の実力がわかりますね。 ボクシングは相手を昏倒させる事を最終目的とした格闘技です。しかし、安全性を考慮しパンチのダメージよりも軽いパンチでも手数を多く重視する採点基準に変化しています。その結果、ファンの印象と採点者の結果が著しく異なる事例が多発するようになりました。 元世界スーパーフェザー級チャンピオン 小林弘さん(右)と 元世界スーパーフェザー級チャンピオン 沼田義明さん(右)と さて村田選手の試合です。花も実もあるミドル級です。村田選手が勝てそうな相手を物色するのは本当に大変だったと聞いています。アッサン・エンダム、2流の選手で海外では人気がありません。大枚をはたいて日本に呼びました。バックのTV局が村田選手にベルトを巻かせたいからです。 この試合、世界中の、どんな採点基準に照らし合わせても村田選手の負けはありません。僅差ではありません。大差で村田選手の勝ちです。エンダム選手の勝ちと判断したジャッジは最初からエンダム選手の勝ちと決めて試合を観ていたようです。おそらくヨーロッパのボクシング関係者たちとの裏取引があったと思われます。 更に言語道断なのは試合を統括したWBAの会長が「試合は村田の勝ち!謝罪したい。再戦を要求する」と公式に発表した事です。おいおい、この試合を統括したのは誰?これらのジャッジを任命したのは誰?と吐き気をもよおしました。日本は大きなボクシングマーケットです。取りあえず謝罪だけしておこう、という言い逃れにすぎません。本当に腐りきっています。 村田選手、重圧の中でよく頑張りました。再度書きます。あの試合は村田選手の勝ちです。ですが、世界ミドル級の歴代王者たちと比べると、その実力は、かなり劣ります。現在、最強のゴロフキン選手と闘ったら勝てる可能性は1割程度でしょう。 技術的には左フックを覚えて手数を多くして、必倒の右ストレートの的中率をもっと上げてもらいたい。本田明彦帝拳会長(世界最優秀プロモーターで世界ボクシング殿堂入り)が再戦を明言しました。頑張ってもらいたい!! *元スーパーライト級世界チャンピオン 藤猛さんが送ってくれました。「岡山のバアチャン!」で一世を風靡しました。 同一階級に多くの世界王者が存在する。ボクシングの商売人たちは「より多くのボクサーにチャンスがある」と戯言を言っています。確かにチャンスは増えました。その結果、次にもチャンスがあるから王座を剥奪されてもかまわない。減量すらしないボクサーが多く現れました。契約を守らない選手は永久追放にすべきです。 かつて故金平正紀会長(具志堅選手等が所属)が「海老原がアルゼンチンで試合をした時、リングシューズにサソリが入っていたんだよ!」と教えてくれました。かつて話題になった毒入りオレンジ事件も敵国で相手側の提供する食物を食べる方が悪い。 勝つためには手段を選ばない。ボクシングは大金が動くビジネスです。私はボクシングの、こんな人間臭い部分も含めて大好きでした。でも、背後のスポンサーの政治的な圧力が加わる事は絶対にあってはならないと思います。 *マイクタイソンが来日した時に書いてもらいました。身長は170cm強、これで体重100キロとは大砲の弾丸のような身体でした。 ボクシングは両の拳だけで闘う原始的な競技です。一流ボクサーのボクシングは芸術です。貧困から逃げ出すために、自分の存在を世界に知らしめるためにボクサーはリングに上ります。どんな名選手も異口同音に試合前は逃げ出したいほど怖い。リングで死ぬのは怖くない。負けるのが怖い。そんな恐怖の中で試合に臨みます。常人では考えられないような世界です。 スポーツとは本来、身体を鍛えるためにあります。ボクシングは心身を壊しながら続ける過酷な競技です。内外から引退後の選手の悲惨な末路のニュースが届きます。試合場で、TV観戦をしながら「いけー!」「殺せー!」等と叫んでしまいます。でもわが子がボクサーだったら、と思うと、とても正視できないでしょう。こんな野蛮な物は、もう亡くなった方が良いのかな?とも思います。 もう20年も前にボクシングジムを経営しないか?と誘われた事があります。ボクシングジムの会長か―!何とも魅力的に思えました。ですが、資金繰りの問題が生じ、同時に自分のジム所属の選手に事故があった時の事を考えると決断できませんでした。 日本のボクシング界、お金の事が非常に不透明です。今でも選手のファイトマネーがチケットで支払われる等の前近代的な事が行われています。選手は身体を壊しながら選手生活を続けています。経済的に恵まれてほしい。引退後もなるべく健常者として生活できるように周囲の関係者は配慮して頂きたい。真の強者同士が闘う世界タイトルマッチが観たい。試合場でTVの前で愚痴りながら、きっと死ぬまでボクシングを観る事でしょう。 *ファイティング原田さんが送ってくれました。亀田選手の試合の翌日は必ず電話がありました。「あんな実力でオレと同じバンタム級のチャンピオンで情けなくなるよ」と怒り心頭でした。原田さんは世界ボクシング殿堂に入っています。エデルジョフレという最強のチャンピオンを破った功績が世界的に認められているからです。常に強者に挑む、ボクサーの鏡でした。 長文、駄文、愚論、大変に失礼いたしました。北鎌倉の皆様、ご自愛ください。 石井彰英
by kitakamayunet
| 2017-05-24 09:02
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2017-10-29 16:06
タイトル : 新王者・村田諒太選手とアドラーの「勇気の心理学」
ボクシングはモンキー(いんちき)ビジネス? 村田判定負け 「課題の分離」と「不完全である勇気」 10月22日、WBA世界ミドル級ダイレクトリマッチで、村田諒太選手は王者アッサン・エンダム選手にTKO勝ち、見事王者に輝いた。翌朝、ボクシングに造詣の深いまほろば楽団・団長の石井彰英さんから「おはようございます。村田選手、役割を果たしましたね。いくらエンダムのような3流相手とは言え、ミドルのベルトです。軽量級のベルトの10本分くらいの価値はあります。プロスポーツでの華ばかりは実力だけでは得られません...... more
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2018-04-16 09:07
タイトル : 村田諒太が初防衛!スタイルはカルロスモンソン似4・15
ボクシングはモンキー(いんちき)ビジネス? 村田判定負け 4月15日、横浜アリーナで行われたプロボクシング・ダブル世界タイトルマッチの結果についてのコメントが16日朝、ボクシングに造詣の深い石井彰英・まほろば楽団リーダーから届いた。ボクシングに興味のある人に参考になると思うので本ブログに掲載する。 野口稔様 おはようございます。 大谷が渡米して活躍し始めてから朝夜がひっくり返った生活になってしまいました。高村光太郎ジオラマは、ほぼ完成。後日、レポートを送信致します。 世...... more
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