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会者定離、でもまた来年!山ノ内八雲神社例大祭7・23(下) クライマックスの『行会』(ゆきあい)の神事は7・22 平成19年度鎌倉・山ノ内八雲神社例大祭告知 *この例大祭告知は情報提供者のSHUNYAYさんの了解を得て掲載しました <2007年例大祭の実施について> 7/15 8:00 宮出し 18 19:30 中日神事 於、お仮屋(北鎌倉駅そば) 21 14:00 宵宮祭 於、円覚寺駐車場 ~地元の子供たちを主役とした縁日。19:00迄 18:00 夜祭 神輿に提灯をつけ、神輿巡行。 ~ お仮屋~明月谷往復 22 12:00 例大祭 神輿渡御 お仮屋~円覚寺~明月院~建長寺(13:20)~円応寺~ 浄智寺~東慶寺~天王屋敷~小袋谷~ 山ノ内八雲神社宮入(17:00) ・誰でも担げます。時間までにお仮屋で半天を借りて下さい。 ・赤ちゃんの神輿くぐりも受け付けています。 ・子ども神輿も建長寺~天王屋敷まで同行。 山崎を合わせ、最大4社の渡御となるかも。 ・子ども神輿も半天のある限り、飛び入り可。 神社には15:30頃到着。すいか割、氷などを振舞います(お菓子・おにぎりは、地元優先ですが、数の限り 対応します)。 <山ノ内八雲神社について> 山ノ内八雲神社は、約550年前に当時の実力者上杉氏が京都の八坂神社を勧進したもので、明治時代の廃仏毀釈までは、山ノ内祇園社と呼ばれていたようです。 今、八雲神社といわれるのは、祭神素戔嗚尊の和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を」に起因するものと思われます。 立地は、元々、鎌倉時代、鎌倉の北境の祈祷所跡、とも言われており、そのため、平安時代の陰陽師安倍晴明の伝説などとも関連付された遺構や伝説も存在しています。 神社の勢力範囲はかなり広く、藤沢から横浜市栄区の本郷台辺りまでの総鎮守であったとも言われ、お祭りも盛大であり、昭和中期までは円覚寺の前辺りから小袋谷を越えて東海道線の踏切近く迄鎌倉街道沿いに出店が並んだと言われます。また、鎌倉の南の境である坂ノ下と並んで、面掛け行列もありました。古い面が保存され、斉藤牛豚店のガレージに展示されています。 神社の立地は、円覚寺末寺であったと思われる廃絶して久しい善応寺廃寺の谷に隣接し、今も円覚寺の塔頭雲頂庵の墓地に接しています。円覚寺との関係は深く、国宝洪鐘のある弁天堂には、洪鐘祭の天保11年(1840年)奉納の社額が納められており、洪鐘奉納を模したと思われる行列の絵の中に、現存の大神輿と麺賭け行列が描かれています。 資料によるとこの洪鐘祭の際は、神輿を円覚寺の仏殿に納め、翌日に色々な装飾等を施し、そのまた翌日に円覚寺境内で管長さんに踊りを奉納。そのまた翌日に、円覚寺前から建長寺、建長寺から折り返して小袋谷へと、ほぼ今の神輿巡行のコースを練り歩いたとのこと。 面白いのは、この記録は、神仏混淆が禁じられた後、明治34年(1902年)のもの。この時期でも天保年間と同じ形式で祭が行われているわけです。次の洪鐘祭は2022年(60年毎に開催。 ~前回有るべきであった1962年は、通例年の例大祭でも神輿巡行は行われない状況となっていたこともあったか、実施されていない。 尚、神輿巡行は1978年に復活。)21世紀となった今、果たして旧に復した形で開催できるのでしょうか。(それより、あと15年。還暦を越えた私は参加できるのか、が問題。) 通常年の例大祭では、円覚寺仏殿に納めることはありませんが、コースは、ほぼそのまま。そして途上、円覚寺・明月院・建長寺・円応寺・浄智寺・東慶寺の管長・住職が門前に出迎え、読経・拝礼をします。他では類を見ないのではないでしょうか。 洪鐘祭も併せ、将に神仏混淆の極みとも考えます。 更に、この神輿巡行には、「隣村」山崎の八雲神社祭神との「行会(結婚)」の神事がある等、とてもユニークな特徴も持っていますが、これは、また、別の機会に。 参考資料:山ノ内八雲神社神輿修復記念誌 他
by kitakamayunet
| 2007-07-10 06:41
| 現代に生きる禅の精神
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Comments(3)
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2007-07-19 16:06
タイトル : 07・山ノ内八雲神社例大祭・中日神事(7・18 、お仮屋)
07・山ノ内八雲神社例大祭は7・15の宮出しからスタート 運良く、中日神事に間に合った。宮出しは仕事で見れなかったので、なんとか写真におさめたかった。 老若男女の“混成軍”がこの神事に馳せ参じた。こういう「故郷」を持つ、子どもは幸せだと思った。大人になったとき、きっと忘れられない懐かしい思い出として心の中にインプットされるはずだ。... more
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ALITO
at 2007-07-10 18:11
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C
at 2007-07-10 22:12
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浅草三社祭も、時宗日輪寺の住職が念仏を捧げるところから祭りが始まったそうです。
また、藤沢の遊行寺は今でも隣の諏訪神社の祭りのときは神輿が本堂前まで来て神職が束帯姿で本堂に上がり、僧侶のお祓いをします。 静岡県の三島大社では2月の半ばに時宗の僧侶による踊念仏が奉納されます。なんでも時宗の開祖、一遍上人が三島大社参詣以来の伝統だそうで、神仏混淆というのは今でもそれほど珍しいものではないようです。 そういえば、以前は山ノ内の神輿は山ノ内と台(山崎)の境界である光照寺前まで来て山崎の神輿を待ち受けていくのが昔からのならわしでしたけど今はその伝統は廃れてしまいましたね。
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kitakamayunet at 2007-07-11 08:00
貴重な情報ありがとうございました。
なお、「今はその伝統は廃れてしまいましたね」とのご指摘ですが、今でも続いていますよ。掲載しております御神輿の写真が、昨年撮ったその場面です。先頭が山ノ内の神輿で後ろが山崎の神輿です。光照寺の通りから鎌倉街道に向かっています。
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