北鎌倉湧水ネットワーク:シリーズ「里山ってなんだ!」
2019-04-08T13:11:23+09:00
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お宝情報満載!「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」(夢工房)
Excite Blog
バイモ発見、六国見山で山野草続々開花4・2
http://kitakamayu.exblog.jp/30216480/
2019-04-08T10:00:00+09:00
2019-04-08T13:11:23+09:00
2019-04-08T10:00:39+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
手入れの成果、生物多様性が着実に進展
4月2日、六国見山森林公園の展望台近に植樹したヤマザクラの根元付近で、中国原産の薬用植物「バイモ」が淡黄緑色の花を咲かせているのを発見した。「バイモ」は花の内側には紫色の網目模様があることから、アミガササユリ(編笠百合)の別名があるそうだ。
【バイモ】中国原産の薬用植物だが、観賞用として庭にも植えられる。鱗茎は2個の白色鱗片からなる。花期は3-5月で、上部の葉腋に1個ずつつく。花被片は淡黄色、長楕円形で長さ25-30mm、はっきりしない網目模様があり、基部には腺体がある。(みんなの花図鑑HPより転載)
約8年前までは六国見山森林公園の多くの場所は、手入れが放棄された暗いスギ・ヒノキ林で、その林床はアズマネザサ、アオキ、蔓類に占拠されていた。公園とは名ばかりで人が気軽に入れるような状況にはなかった。
しかし、地道な手入れで日照が回復し、明るくなった林床や園路沿いに山野草が次々に復活し、訪れる人々の目を楽しませてくれている。山野草の花の蜜を求めて昆虫が集まる。昆虫を求めて野鳥が飛来する。六国見山森林公園で現在、生物多様性が着実に進展していることを実感している。
ムラサキケマン キランソウ
タチツボスミレ
タンポポ
オニタビラコ
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六国見山森林公園で早くもタチツボスミレ開花12・25
http://kitakamayu.exblog.jp/28749353/
2017-12-25T18:53:00+09:00
2017-12-25T18:56:55+09:00
2017-12-25T18:53:10+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
12月25日、六国見山森林公園の南口でタチツボスミレが咲いているのを見つけた。通常の開花期は3~5月(みんなの趣味の園芸 NHK出版)。風が当たらずに日当たりがいいのが早く咲いた理由と思われる。来春には南口からほど近いヤマザクラの樹林地に沿って展望台に至る園路の両側にタチツボスレミが一斉に咲きだすであろう。これを見た人がその見事さに感動して、“スミレ街道”と名付けたという。
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六国見山森林公園で今、自生のタマアジサイが見ごろ9・3
http://kitakamayu.exblog.jp/27295366/
2017-09-05T05:03:00+09:00
2017-09-05T05:06:36+09:00
2017-09-05T05:03:20+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
今、六国見山森林公園では夫婦桜近くの杉林の一角に自生しているタマアジサイが見ごろを迎えている。9月3日、鎌倉だいこん未来研究クラブのメンバーと一緒に、六国見山森林公園を散策した際、気付いた。山野草に詳しい台峯緑地保全会の川上克己さんによれば「園芸種のアジサイや山アジサイが咲き終わった8月頃にタマアジサイは咲き始めます。名前の如くつぼみが玉の様なのでこの名が付いたのでしょう。鎌倉では普通にみられますが特に水成岩の湿った沢筋でよく見ることができます。私は鎌倉の代表的なアジサイと思っています」とのこと。
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コセンダングサが植樹したイロハモミジの周りに群生
http://kitakamayu.exblog.jp/26302413/
2017-01-08T17:02:00+09:00
2017-01-08T17:04:44+09:00
2017-01-08T17:02:52+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
六国見山森林公園では植樹したイロハモミジの周りの下草を刈った跡に、今、たくさんの山野草が小さい黄色の花を咲かせている。名前が知りたい。そこで、1月8日の朝、北鎌倉湧水ネットワークの里山インストラクターのかっちゃんこと川上克己さんにメールで問い合わせた。
かっちゃんから間髪を入れずに「写真で見る限り、キク科のセンダングサの仲間でコセンダングサだと思います。秋の草原でタネが衣類に纏いつくヒッツキ虫です」との回答があった。
生物多様性が実現しつつあることの証明であり、花の少ない冬の時期に彩を添えてくれてありがたい。しかし、山の手入れをした後、作業にひっつき、洗濯の時にやっかいな存在でもある。
*コセンダングサ(松江の花図鑑より転載)
1年草
熱帯地方原産。高さ0.5~1.1m。現在では関東地方以西の荒れ地や河原にしばしば群生している。葉は下部では対生、上部では互生する。中部の葉は長さ12~19cmあり、3全裂または羽状に全裂する。頂小葉の先端は細長くとがる。上部の枝先に黄色の頭花をつける。頭花には舌状花はなく、両性の筒状花だけが集まる。花冠の先は5裂する。総苞片はへら形で先はとがり、7~8個が1列に並ぶ。そう果はやや平たい線形で、4稜があり、先端には下向きの刺のある冠毛が3~4個ある。花期は9~11月。(野に咲く花)
学名は、Bidens pilosa var. pilosa
キク科センダングサ属
*ひっつき虫 (岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 植物生態研究室(波田研)のホームページより転載)
果実の表面に鉤毛などを持ち、動物の毛や人間の衣服にひっついて散布される種子があります。これらの仲間の種子散布形式は「動物散布」と呼ばれます。これらの植物は、冬になっても種子を散布せず、茎の先端などにつけたまま、動物が通りかかるのを待ちかまえています。残念ながら動物に付着することが出来ない場合には、春になって茎の根元が腐敗することに、ようやく地面に散布されます。]]>
六国見山で下草刈りの最中にサンショウの木発見6・26
http://kitakamayu.exblog.jp/25739497/
2016-06-27T08:53:00+09:00
2016-06-27T08:56:10+09:00
2016-06-27T08:53:21+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
このところの気温の上昇で、六国見山森林公園で下草が猛烈な勢いで生長し、作業路を覆ってしまった。来月(7月)、使い捨て和器用の間伐材を運び出すつもりだが、このままでは作業に支障をきたす。ということで6月26日、畑でトウモロコシとオクラを初収穫してきた後、作業路の“復元”を図るために1人で下草刈りをした。
梅雨の晴れ間で、日差しが強かった。したたる汗をぬぐいながら大鎌でアオキ、アズマネザサなどを切り倒していると見慣れない木が生えていた。「ひょっとして貴重な木かもしれない」。そう考えて、刈らずにそのまま残し、写真を撮り、里山インストラクタ-のかっちゃんこと川上克己さんにメールした。
かっちゃんの返事は下記の通りだ。見慣れない木はサンショウの木だった。
「添付写真はサンショウの木です。私は薬味として重宝していますので、庭の片隅に一本植えていますが、鋭い棘があるので場所を選び、大きくならないように小さく仕立てて植えてあります。 サンショウは普通に野山にある木なので手入れの際には薬味として必要な分を残しますが、あとは棘に引っかかるのが嫌で刈りはらっています。自宅近くに一本残して置くと、薬味が必要な時に重宝です」
サンショウ(ヤサシイエンゲイより転載)
科名:ミカン科
別名:ハジカミ
樹高:2m~5m
主な開花期:3月下旬-4月
日本、朝鮮半島南部を原産とする落葉性の低木です。日本では古くから親しまれている香辛料で新芽、若葉、つぼみ、果実などを食用として利用します。雄株と雌株があり、春に花を咲かせて雌株は果実を付けます。未熟な青い果実は佃煮などに利用されます。
熟してはぜた果実の皮の部分を粉にしたものがウナギの蒲焼きなどでおなじみの粉山椒です。若い芽は「木の芽」と呼ばれ和え物などに使われます。舌を痺れさせるような清涼感のある辛みと独特の香りがあります。ちなみにこの独特な辛みのもとの正体はサンショールと呼ばれる成分にあります。
別名をハジカミといいます。「ハジ」は熟した果実の皮がはぜるところにちなみ、「カミ」はニラの古名でニラのように辛いという意味です。属名のザントクシルムはギリシア語で「黄色い木材」の意味で、心材(芯に近い部分の材木)が黄色くなるところに由来します。サンショウの木は材質が堅くほのかによい芳香がするので、すりこぎの材料としても有名です。比較的栽培しやすい木ですが、他のミカン科植物同様アゲハチョウ類がつきやすいです。
サンショウの育て方(ヤサシイエンゲイより転載
季節・日常の手入れ
落葉期に間延びした枝や、混み合って重なった部分の枝を切ります。落葉前の成長期に伸びた枝の中で短いものには花が付きますので切り落とさないように気をつけましょう。ある程度の刈り込みにも耐えますが、枝を切る作業は必ず落葉期に行います。
利用・収穫
春に新芽を摘み取り利用します。青い果実は7月頃、熟した果実は9月頃に収穫します。粉山椒をつくりたい場合は、はぜた果実の中にある黒い種子を取り除いて果皮の部分だけにし、十分乾燥させてから粉にします。また、雄株には果実が付かないので実の収穫が目的の場合は気をつけましょう。
まとめ
・雄株と雌株があります(実ができるのは雌株のみ)
・根の張りが浅く、乾燥に弱いので水切れに気をつけましょう
・アゲハチョウの幼虫に注意
下草刈りは2時間半ほど行った。暑かったので体力をかなり消耗した。妻から携帯に“帰宅指令”が入った。若くない。予定した作業はまだ半分残っていたが、潮時だと判断し、山を下りた。
【作業前】
【作業後】
【作業前】
【作業後】
【作業前】
【作業後】
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小さなツツジのヒコバエに感動:六国見山今年最後の臨時手入れ
http://kitakamayu.exblog.jp/23241702/
2014-12-22T20:38:00+09:00
2014-12-22T20:47:37+09:00
2014-12-22T20:38:29+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
ヒコバエのツツジは下記の写真の中央のやや下の緑色の葉。小さいので目を凝らさないと見逃してしまう。
12月22日、北鎌倉湧水ネットワークは六国見山森林公園の今年最後の臨時手入れを行った。実を言うと、今回の臨時手入れは特例。12月20日に今年最後の定例手入れを行ったが、天気予報は曇りのち雨だった。定例手入れの最大のテーマは夫婦桜上の散策路沿いの幹が裂け、スギの木に引っかかり、散策路に落下の危険性があるミズキの処理だったため、雨で作業ができない場合を想定し、22日にミズキ処理のみを行う、臨時手入れを予定していた。22日は翌日に台峯緑地保全会が餅つき大会を予定しているため、その前準備で多くの時間を割くことができなかった。
手入れの場所から富士山、箱根、丹沢、大船観音が一望できた。ものすごく贅沢な景色だ。
結局のところ、20日は途中雨が降ってきたが、ミズキの処理はできた。22日は一人で
六国見山森林公園の高野台自治会4班に関係した道路沿いの斜面(方角は北西)の下草刈りをするつもりだった。しかし、里山インストラクターの伏尾真守さんが手伝ってくれるということなので、臨時手入れ日に設定した。
高野台自治会4班に関係した道路沿いの斜面がツツジの新名所になる可能性が出てきたと書いたが、それは間違いではないようだ。この日も、手入れをしていると根っ子だけ残っていたツツジから見逃してしまいそうな小さなヒコバエが出ていた。こうしたヒコバエが成長し、美しい花で斜面を埋めた姿を想像すると胸がときめく。
ヒコバエのツツジは下記の写真の右下
もし、手入れをしていなければこうしたツツジは日の目を見ることができなかったであろう。命の不思議さ、力強さに、ただただ感動した。今後も、鎌倉の美しい里山継承プロジェクトを続けていく大きな励ましになった。
ヒコバエのツツジは下記の写真の右下
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コジュケイの卵の孵化確認:8・16六国見山森林公園
http://kitakamayu.exblog.jp/22486346/
2014-08-17T17:06:00+09:00
2014-08-17T23:00:50+09:00
2014-08-17T17:06:33+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
コジュケイの孵化した卵の殻
手入れ跡地にたくさんの紫色のヤブラン
8月16日、六国見山森林公園でコジュケイの孵化した卵の殻が残されているのを発見した。場所は6月の定例手入れでホタルブクロの群生を確認した近くのヤマザクラの樹林地。昨年2月に下草刈りと間伐を実施し、今春も下草刈りを実施した場所だ。
コジュケイ(撮影:川上克巳さん)
コジュケイの巣は散策路に近くにあり、わたしたちが刈った下草を集めて作ってあった。フリー百科事典ウィキベディアによれば「4-6月で地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む」とある。それにしても、他の動物や人間に襲われないかと心配になるほどシンプルで、無防備な巣の作り方だ。
コジュケイの巣と卵(撮影:2014年7月9日)
手入れ前のこの場所は身の丈を越えるアズマネザサやアオキが生い茂り、多数の倒木の存在を覆い隠していた。要は中がどういう状態になっているのかまったく分からない状態で、間違ってもコジュケイが巣作りに入り込むことはできなかった。
アズマネザサはウグイス、アオキはヒヨドリにとっては天国かもしれないが、他の植物の侵入を排除し、その存在を許さない。結果として特定の生物しか生存できない世界を作ってしまい、里山を特徴付ける生物の多様性を否定する。
手入れの結果、タチツボスミレ、ホウチャクソウ、オニタビラコなどたくさんの山野草が六国見山森林公園で復活した。山野草の花の蜜を求めてハチやチョウなどの昆虫も出現、さらに昆虫を狙って野鳥の種類と数も増えつつある。
手入れした場所には、今、たくさんのヤブランも紫色の花を涼やかに咲かせている。
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ホタルブクロの群生出現(六国見山南斜面=旧段々畑)
http://kitakamayu.exblog.jp/22282588/
2014-06-25T08:59:00+09:00
2014-06-25T14:53:01+09:00
2014-06-25T08:59:20+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
鎌倉の里山を再生し、人と自然が交流できる明るく美しい里山として次世代に継承するための「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト」を本格的にスタートさせて3年半近くになるが、手入れをしていて数多くの楽しみを発見した。その楽しみの一つが手入れをした跡に次々に復活してくれ山野草を目にすることだ。
5月の六国見山森林公園の定例手入れでは、手入れした跡地の多くの場所で群生しているオカタツナミソウを目にしたが、6月21日の定例手入れでは、白いホタルブクロが南側のかつての段々畑跡に群生しているのを発見し、その素晴らしさに手入れ参加者は歓声をあげた。
ホタルブクロはこれまで同公園の北側の登山道の入り口近くに咲いているのを目にした。南側のかつての段々畑跡に咲いているは白色で、こちらの色は淡紅紫色だ。手入れをする目的の一つが生物の多様性の回復だ。山野草の復活は、その目的が達成されつつあることので証明で、とてもうれしい。
ホタルブクロ(ほたるぶくろ) [「日本大百科全書」(小学館)より]
【蛍袋】[学名:Campanula punctata Lam.]
キキョウ科の多年草。梅雨期に開花するので、アメフリバナともいう。茎は高さ40~80センチメートル。根出葉は卵状心形で長い柄がある。茎葉は互生し、長卵形で先はとがる。6~7月、淡紅紫色または白色の花を下向きに開く。花冠は鐘形で先は5裂し、萼片(がくへん)の間に反曲する付属片がある。丘陵から山地の畦(あぜ)、道端、野原に生え、北海道南西部から九州、および朝鮮半島、中国に分布する。名は、花冠の袋に子供がホタルを入れて遊んだことによる。萼片の間の付属片が反り返らない変種をヤマホタルブクロといい、花冠は紅紫色で細点がある。花冠が小形で純白色のシマホタルブクロは海岸型の変種で、伊豆諸島に分布する。]]>
マンリョウ:六国見山森林公園へ野鳥からのプレゼント①
http://kitakamayu.exblog.jp/22136014/
2014-05-19T04:57:00+09:00
2014-05-19T05:13:43+09:00
2014-05-19T04:57:11+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
六国見山森林公園の手入れを開始して3年以上になるが、昨年来、あちこちで赤い実を付けた小さな植物を見かけるようになった。北鎌倉湧水ネットワーク・里山インストラクターの川上克己さんに聞いたら「マンリョウです。よく似たセンリョウとの見分け方ですが、マンリョウは葉の下側に実があります。一方、センリョウは葉の上に実があります」とのこと。
古来、これらの赤い実を付けた植物は、お正月の縁起物としてもてはやされてきた。センリョウより沢山実が付くことから、 マンリョウの名前が付いたと云われる。多分、野鳥が庭植えられていたマンリョウの実を食べ、“肥料がついた種”を六国見山に落としていったのだろう。手入れ前ならばアズマネザサとアオキが林床を占拠し、他の植物の生存を許さなかった。しかし、手入れの結果、日差しが回復し、生育の環境が整ったと考えられる。
アズマネザサとアオキが林床を支配した手入れ前の状態
他の植物の生存を許さないアズマネザサ
暗い森の象徴のアオキとの格闘が続いた
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フデリンドウとジムグリ(地潜)第59回生物の多様性4・10
http://kitakamayu.exblog.jp/22090836/
2014-05-07T07:16:00+09:00
2014-05-07T07:18:36+09:00
2014-05-07T07:17:19+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
ちょっと掲載のタイミングが遅れてしまって恐縮だが、是非とも記録に残しておきたいので掲載する。4月10日の六国見山森林公園の臨時手入れの時、可憐な存在とちょっとおっかない存在に出会った。
可憐な存在は山野草のフデリンドウ。ちょっとおっかない存在は全長1メートル近いヘビのジムグリ(地潜)。いずれも春の本格的な訪れを教えてくれた。
フデリンドウは日光の光を受けると花は開き、日が当たらないと閉じてしまう。「リンドウ」の名は漢名「竜胆」の日本語読みの「りゅうたん」から転訛したという説が一般的なそうで、「筆」は、花が閉じた形が「筆」に似ていることからだという。
撮影開始時は日が当たらず、花は閉じていた
12分後
25分後
フデリンドウは草丈5cmほど、大きなものでも10cmほどの小さな2年草だ。注意して歩かないと見逃してしまうほど小さい。山野草に詳しい川上克己さんが発見し、教えてくれた。フデリンドウは栽培が困難で花の観察を楽しむのがいいそうだ。
ヘビは苦手だ。夫婦桜近くの下草を刈ったところで冬眠から覚めて日向ぼっこをしていた。「日本に生息する蛇」 (http://outdoor.ymnext.com/inform-01.html)によれば、ジムグリ(地潜)は「ナミヘビ科ナメラ属のヘビ。無毒。全長70-100cm。体色は赤みがかった茶褐色。平地から低山地の森林、草原、水辺等に棲む。地中や石の下によく潜ることが和名の由来。食性は動物食で、主に小型哺乳類を食べる。特に地中のネズミの巣の中の赤子を好んで捕食すると言われる」。
「ヘビ図鑑」(http://baikada.com/JSM/archives/168)によれば、食性は「ネズミ、ジネズミ、トガリネズミ、ヒミズなど。生まれたての幼獣のような小さな獲物を好む」という。手入れの結果、六国見山がそれだけの小動物が生息できる環境になったと証明なのだろう。
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オニタビラコ軸に山野草が競演:六国見山森林公園5・2
http://kitakamayu.exblog.jp/22081374/
2014-05-04T19:19:00+09:00
2014-05-04T19:28:50+09:00
2014-05-04T19:19:12+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
ゴールデンウイーク真っ只中、新緑が美しい六国見山森林公園に足を踏み入れると、オニタビラコが散策路沿いに多くの場所で群生しているのが目に入った。昨年は見られなかった光景だ。しかも、ノゲシ、ウラシマソウ、ハルジョオン、ホウチャクソウなど他の山野草と競い合うかのように咲いている。
オニタビラコとノゲシ
オニタビラコとハルジョオン
オニタビラコとウラシマソウ
ウラシマソウとハルジョオン
ウラシマソウアップ
ホウチャクソウ群生
ホウチャクソウアップ
散策して人工の公園と本来が里山である六国見山森林公園の違いに気付いた。目にする風景、肌に感じる風が里山のほうが柔らかだ。そして山野草は派手さはないがとても美しい。道路に接した外周フェンス上の斜面のツツジもきれいに咲いている。ゴールデンウイーク中の六国見山森林公園散策をお勧めしたい。]]>
六国見山で手入れ後に復活したツツジの花咲き新緑に彩り
http://kitakamayu.exblog.jp/22066707/
2014-04-30T17:22:00+09:00
2014-04-30T18:36:01+09:00
2014-04-30T17:22:32+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
六国見山森林公園の北西方面にある外周フェンス上の斜面を覆いつくしていたアズマネザサやアオキ、アケビなどを処理した結果、姿が見えるようになったツツジに花が咲き、道行く市民の目を楽しませている。このツツジは、かつての地権者が公園用地として鎌倉市に売却する前に植えたものらしい(撮影は2014・4・26)
ホウチャクソウの群落はさらに拡大、花も咲き始めた。ヤマザクラ、タチツボスミレの季節が過ぎても、手入れした里山は、新たな山野草が新緑と季節に彩をそえてくれる。
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【お詫びと訂正】ホオジロではなくツグミ(典型的な里山の鳥・ホオジロが六国見山に還って来た4・2)
http://kitakamayu.exblog.jp/21942022/
2014-04-03T22:48:00+09:00
2014-04-04T10:01:08+09:00
2014-04-03T22:48:37+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
4月3日に掲載した「典型的な里山の鳥・ホオジロが六国見山に還って来た4・2」の記事中の「ホオジロ」は「ツグミ」の誤りでした。川上克己さんから訂正の申し出がありました。読者の皆様には謹んでお詫び申し上げます。
【川上さんからのお詫びと訂正メール】
野口さま
ごめんなさい。「ホオジロ」は早とちりでした。目の上の白い眉線を見て、よく見もしないで、ホオジロと報告してしまいましたが、写真を拡大してみたところ嘴の形がホオジロではありませんでした。写真の鳥は「ツグミ」です。
大小 形 羽の模様 飛び方 鳴き声 環境などで、鳥の見極めをするのですが、私の希望的な判断ですぐに「ホオジロ」としてしまいました。恥ずかしい限りです。
ツグミもホオジロも同じような環境を好む、里山の鳥です。近年、鎌倉では、めっきり数が減っている鳥たちです。いずれにしても、この鳥たちは、六国見を里山と見立ててくれたのでしょう。
4月2日朝、六国見山森林公園の北口登山道横の広場の木の枝に朝日をバックに野鳥がとまっていた。カメラを持っていたので、急いでシャッターを切った。逆光だったので、回り込もうとして近づいたら、気配を察し、飛び去ってしまった。
さっそく、北鎌倉湧水ネットワークの里山インストラクターで、台峯緑地保全会の中心人物でもある川上克己さんにメールで問い合わせた。答えは典型的な里山の鳥・ホオジロだった。3年以上にわたる六国見山森林公園の手入れの結果、森が明るくなり、戻ってきたのであろう。
【川上さんからのメール】
鳥の名は私の大好きな、幼なじみのホオジロです。暗い森林や笹藪の中にはいない鳥です。明るい草地や林縁に棲む、典型的な里山の鳥です。六国見山も少しずつ里山の環境に甦りつつあります。野鳥も山野草も復活しつつあります。六国見を訪れる通りすがりの人も、里山の野鳥も、山野草も喜んでいるはずです。山の手入れの、励みになりますね。
*10年以上前に台峯でホオジロを撮影したの思い出した。完全に記憶が飛んでしまっていた。
谷戸に春がやってきた―里山には人のにぎわいが似合う―
http://www.kitakama-yusui.net/5/O.html
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里山ってなんだ!第58回生物の多様性46アオジ
http://kitakamayu.exblog.jp/21371956/
2014-01-03T10:20:00+09:00
2014-01-04T09:37:02+09:00
2014-01-03T10:19:51+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
元旦に円覚寺を参拝して、自宅に帰る途中、六国見山の麓でアオジに遭遇した。デジカメを持っていたのでさっそくパチリ。残念なことに望遠レンズを持っていなかったので引き伸ばしたらボケてしまった。アオジ、ウグイス、コジュケイはこれまで何度も目にしてきたが、決まってカメラを持っていない時だった。今年はシャッターチャンスを狙う機会を多くして、きっちりと撮影してみたい。
アオジ(日本の鳥百科より転載)
全長16cm。スズメよりちょっと大きい小鳥。頭は暗緑色で、目の周りは黒色。背は暗褐色で、胸・腹は緑がかった黄色。さえずりは高い声ですが、ゆっくりとした調子の良い声。日本では本州中部以北の山地や、北海道では山地の明るい林や低木林などの環境で繁殖しています。冬には関東以西の積雪の無い地方の、低木の生えた草地、薮、葦原、林などに棲み、主に地上で草の種子を食べています。
北鎌倉湧水ネットワーク・里山インストラクターの川上克己さんが撮影したアオジ(撮影場所は台峯)。
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里山ってなんだ!第57回生物の多様性45エビネ(今回は間違いありません)
http://kitakamayu.exblog.jp/20756621/
2013-09-21T12:12:00+09:00
2014-01-29T17:48:05+09:00
2013-09-21T12:12:18+09:00
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シリーズ「里山ってなんだ!」
9月21日、六国見山森林公園でエビネを撮影した。前回はエビネのすぐそばで咲いていたヤブランを勘違いして掲載するというお恥ずかしいことをしてしまったが、今回は間違いなく正真正銘のエビネである。北鎌倉湧水ネットワークの里山インストラクターの川上克己さんに確認してもらった。
エビネ(手前)とヤブラン
その川上さんは言う。「それにしてもエビネは密生したアズマネザの中で数十年、再生するのを待ち侘びてやっと地上に出てきた一株です。大切に見守りたいと思います」。感動的な指摘である。「生命」の不思議さを感じる。来春、美しい花を咲かせることを期待しよう。
エビネとは(ヤサシイエンゲイより)
洋種カランセ
ラン科カランセ(エビネ)属の植物は日本や中国、台湾、東南アジア~マレーシア、ヒマラヤなどに150種以上が分布します。
そのすべてを総称して「エビネ」と呼ぶ場合もあれば、日本原産のカランセ属のみを「エビネ」と言うこともあります。また日本原産のものの中でも夏や秋に咲くものは区別されることもあります。主に東南アジア原産の落葉性冬咲き種のことを属名の「カランセ」と呼ぶこともあります。
以上のように「エビネ」と言っても広くとらえるか限定するか、分類学上なのか園芸的なのか、などの立場によっても区切り方が異なってきます。
園芸的には春咲き種、夏咲き種、冬咲き種など花の咲く時期によって大きく分けるのが一番わかりやすく一般的です。ここではもっともポピュラーな日本種の春咲きの事を「エビネ」として説明いたします。
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