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首都圏出版人懇談会トークセッション:2008・11・15、新宿 著者、出版社が地域活性化に向け協力しあうことで一致 「無名人からの伝言」、「ワガシャノリキサク」ベスト1に ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 私は地方出版とめぐり合うことで、ジャーナリストの原点を再確認したと述べた。同じくゲストとして招かれた森詠さん(作家)は「地方出版はプロデューサーの役割を果たすべき。そうすることで未来がある」と発言。松本賢治さん(秩父商工会議所事務局長)は「自分がこういう本がほしいとお願いした。それに地方出版が応えてくれた結果、町の活性化に相乗効果をもたらしている」と語った。納得である。 ![]() 活字文化、地域固有の文化を大切にしよう! こうした志を共有した三人のゲスト、そして主催者は、この日のトークセッション、その後の一足早い忘年会を兼ねた懇親会を通じて、著者、地方出版社が一緒になって地域の文化を掘り起こし、地域を活性化させることで意見の一致を見た。 ![]() ![]() ![]() 【野口発言要旨】 ①なぜ地方出版を選んだか 北鎌倉の台峯緑地保全のトラスト運動で、地域デビューを果たしてから、今年の2月で10周年になる。当初、口コミ、チラシ、メディアを通じて情報発信した。一定の効果があったが、台峯緑地にはかけがえのない貴重な自然が残っていることを多くの人に知ってもらい、保全を確かなものにするためには、動物や植物のカラー写真をふんだんに盛り込んだ冊子、機関紙が是非とも必要と考えた。そんな時、新聞で夢工房から「神奈川猛禽類レポート」が発刊されたことを知った。実はトラスト団体のシンボルマークがオオタカだった。運良く、夢工房の近くにインタビュー取材があり、その帰りに夢工房に立ち寄り、地方出版とは何かを知った。 ②地方出版の存在意義、長所、短所 地方出版の良さは地域への思いを共有できることや、著者や依頼人の気持ちにより添えること。二つの体験がある。一つはトラストの機関紙。台峯の自然を40年撮り続けた野鳥の会の会員がいる。彼の写真を機関紙に掲載した。機関紙を真っ先に届けた。「お父さん良かったね」と隣にいた奥さんが言うと、彼はひとめもはばからず「うれしい」と泣いた。大切なことを伝え、記録に残すというジャーナリストの原点を再確認した。結果として台峯は保全された。 もう一つはわたしの本ではないが、26歳で亡くなった同郷の無名の詩人の遺稿「レヴィンの系譜」=自費出版(一部市販)を出版した時のことも忘れられない。レヴィンの詩が生まれた環境を知りたいとわたしと一緒にレヴィンの遺族を訪ね、遺族の心情を配慮し、1年がかりで出版してくれた。 ![]() ③地方出版の長所、短所 長所 小回りが利き、決裁、決断が早い。NPOは「小田原評定」。意思決定が遅れがちになる。そうした時に無理を聞いてくれる。短所 販売力、広報宣伝力が弱い。 ④地方出版に望むこと 息長く続けてほしい。応援します!今年の4月に仲間と一緒に北鎌倉おとな探偵団を結成し、夢工房から「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」を出版した。夢工房との初版4000部完売(3700部)の約束を果たすために、今日も仲間と円覚寺の前で、臨時販売所を開設、このガイドブックを販売してきた。 ![]() ブックフェア「ワガシャノリキサク」協賛企画 首都圏出版人懇談会トークセッション 元気いっぱい地方出版の底力 ―著者・企画担当者が語る存在意義と可能性― ■2008年11月15日(土) 18:30~20:00 ■会場:新宿三越アルコット8F「ジュンク堂書店 喫茶コーナー」 ■参加費:1000円(ワンドリンク代込み) ■定員:40名(定員になり次第〆切になります) ■申し込み:ジュンク堂書店 新宿店6Fカウンターにて またはお電話でのご予約も承ります。(TEL03-5363-1300) 「東京」という強大なエネルギーを放射し続ける文化圏にすっぽり包まれながらも、「地域からの情報発信を、そこに住む読者は欲している」と信じ、ひたすら地域に密着し、地味ながらもハイセンスな本づくりを続けている出版社17社の集まりである「首都圏出版人懇談会」。 1990年12月に誕生して以降、共同目録の発行、書店でのブックフェア、時代状況に応じた研修など、精力的に共通の課題に取り組んできました。今回、全国の地方出版社が自社の力作本を推薦し展示販売する「ワガシャノリキサク」ブックフェアにちなみ、3名のゲストをお招きしてトークセッションを行います。 【ゲスト紹介】 野口 稔(のぐち みのる)さん ジャーナリスト。1948年千葉県香取郡東庄町谷津生まれ。一橋大学経済学部卒。72年共同通信社入社。福岡支社、長崎支局、大阪支社経済部、本社経済部などを経て、04年7月から本社メディア局編集部担当部長。08年7月定年退社。 任意団体・北鎌倉湧水ネットワーク代表。NPO法人「北鎌倉の景観を後世に伝える基金」正会員(元理事)。鎌倉市と市民団体の協働組織「鎌倉団塊プロジェクト実行委員会」委員。NPO法人「JUON NETWORK」関東世話人。任意団体・北鎌倉まちづくり協議会会員。 著書に『北鎌倉発 ナショナル・トラストの風』、『団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!』、『ガイドブックに載らない北鎌倉の神々(共著)』、最新刊に「無名人からの伝言」(いずれも夢工房)。 森 詠(もり えい)さん 作家。1941年東京都生まれ。東京外国語大学イタリア語科卒。「週刊読書人」編集者の後、独立フリーに。「週刊ポスト」記者などを経て、小説『黒い龍』、ノンフィクション『黒の機関』で作家デビュー。 主な著作に『日本封鎖』、『燃える波濤』(第1回日本冒険小説協会特別賞受賞)、『雨はいつまでも降り続く』、『夏の旅人』、『ナグネの海峡』、『横浜狼犬』、『オサムの朝』(第10回坪田譲治文学賞受賞)、『精算』、『那珂川青春記」、『七人の弁慶』、『少年記 オサム14歳』など。『森詠の今日のつづきは、また明日』(随想舎)は最新刊。 松本 賢治(まつもと けんじ)さん 秩父商工会議所事務局長。1960年埼玉県秩父市生まれ。秩父の自然や歴史・文化への関心を集めるべく、様々な取り組みを展開中。その事業の一環として県内初のご当地検定「ちちぶ学検定」を企画・実施。公式テキストとして『やさしいみんなの秩父学』(さきたま出版会)を制作。 秩父を学ぶ読み物としても好評を得る。この他にも出版物を効果的に利用した郷土料理プロジェクト「ちちぶの和点心・小昼飯(こぢゅうはん)」、「外国語版観光パンフレット(英語・中国語・韓国語)」や大学生の地元就職促進DVD「秩父に住んで、働こう!」作成、商工祭「秩父はんじょう博」の開催等の陣頭指揮をとる。個人的には、秩父祭屋台囃子保存会会員(上町会副太鼓長)としても活躍中。 司会・星野 和央(首都圏出版人懇談会会長・さきたま出版会)
by kitakamayunet
| 2008-11-19 19:00
| 講演・寄稿・メディア
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