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お盆の入りの8月13日は今年も円覚寺暁天坐禅会に参加 12月7日、念願だった沼津市の松蔭寺を訪問! 本堂前で白隠禅師坐禅和讃唱える 「白隠の里」づくりがスタート ![]() 12月7日、所用で静岡に行く途中、沼津市の松蔭寺に立ち寄った。松蔭寺は「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」とうたわれ、臨済宗中興の祖と仰がれている白隠禅師が住職をされていたお寺である。いつか機会があれば訪問したいと思っていたお寺の一つであった。念願が叶った。 ![]() 松蔭寺はJR東海道線・原駅のすぐ近く、旧東海道沿いにあった。白隠禅師は「500年に1人と言われるほどの高僧」と称されているため、松蔭寺は荘厳な大寺院と思われがちだが、事前に聞いていたとおり、とても質素なお寺だった。イメージ通りでなぜか安心した。 白隠禅師が著した禅の心をわかりやすく説いた和文のお経「坐禅和讃」は、現在も臨済宗の多くのお寺で、坐禅の際に読誦されている。8年前、円覚寺の暁天坐禅会に参加して以来、ほぼ毎朝坐禅をしているが、その時は必ず「般若心経」「観音経」などと一緒に「坐禅和讃」を唱える。わたしは冒頭に近い下記の部分が好きだ。そして自分の「欲」を戒める。 衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ 譬えば水の中に居て 渇を叫ぶが如くなり 長者の家の子となりて 貧里に迷うに異ならず ![]() せっかくの機会なので、松蔭寺の本堂前で「坐禅和讃」を唱えた。その後、「擂り鉢の松」、白隠禅師生誕地、産湯の井を見学した。「擂り鉢の松」は備前岡山池田氏から贈られた備前焼の大擂り鉢を、白隠禅師が庭の松が台風で裂けたため、雨よけにと擂り鉢をその裂け目にかぶせたら、松はこの擂り鉢をのせたまま育った。 ![]() ![]() ただし、通りかかった地元の人の話では「あの松の木に被さっている擂り鉢はレプリカだよ。本物が壊れてしまうと大変だと言って、数年前に替えたんだ」とか。ちょっとがっかりしたが、やむを得ないと思った。この地元の人とは、少し話し込んだ。 「どこから来たんだい」 「北鎌倉から」 「ふーん、この前は京都から来た人がいたよ。地元より遠くの方の人が白隠禅師について詳しいね」 「白隠さんはものすごく偉大なお坊さんですからね」 「そうなんだ。そういえば地元でも遅ればせながら沼津市、地元住民、地元寺院の協働で、歴史と文化を活かした里づくり「白隠の里」の構想が進んでいる」 ![]() この日は「駿河には過ぎたるものが二つ」のうちのもう一つ富士のお山も素晴らしく鮮明に見えていた。松蔭寺に限らず、前後に立ち寄った御用邸記念公園や沼津魚市場など沼津市内から見る富士のお山は頗る雄大で、大きな感動を覚えた。 御用邸記念公園 ![]() ![]() 沼津魚市場 ![]() ▽白隠禅師坐禅和讃 衆生本来仏なり 水と氷の如くにて 水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし 衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ 譬えば水の中に居て 渇を叫ぶが如くなり 長者の家の子となりて 貧里に迷うに異ならず 六趣輪廻の因縁は 己が愚痴の闇路なり 闇路に闇路を踏みそえて いつか生死を離るべき 夫れ摩訶衍の禅定は 称嘆するに余りあり 布施や持戒の諸波羅蜜 念仏懺悔修行等 その品多き諸善行 皆この中に帰するなり 一坐の功を成す人も 積みし無量の罪ほろぶ 悪趣何処にありぬべき 浄土即ち遠からず 辱くもこの法を 一たび耳に触るるとき 讃嘆随喜する人は 福を得ること限りなし 況や自ら廻向して 直に自性を証すれば 自性即ち無性にて 已に戯論(けろん)を離れたり 因果一如の門ひらけ 無二無三の道直し 無相の相を相として 往くも帰るも余所ならず 無念の念を念として 歌うも舞うも法の声 三昧無礙の空ひろく 四智円明の月さえん この時何をか求むべき 寂滅現前する故に 当処即ち蓮華国 この身即ち仏なり (「白隠禅師『坐禅和讃』禅話」柴山全慶、春秋社) *参考サイト 沼津市公式サイト・臨済宗松蔭寺 http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/rekishini/bunkazai/toukai/shouinji.htm 白隠禅師~500年に一度の名僧~http://www.wet4.info/
by kitakamayunet
| 2008-12-09 18:38
| 現代に生きる禅の精神
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