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無名人からの伝言―野口初太郎不屈の人生―(6) 灌漑用水「詔山銀河」のモデルは両総用水 去る10月、「両総用水の先覚者の記録 十枝雄三日記」編集員の鈴木茂さん(千葉県山武郡大網白里町在住)から、「両総用水を拓いた先覚者十枝翁胸像建立を記念して」というタイトルの小冊子と丁寧な手紙が届いた。「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」の主人公、野口初太郎は「大利根用水の父」と言われているが、十枝雄三氏も「両総用水の父」と言っていいだろう。 *「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」(http://kitakamayu.exblog.jp/9153025/) *両総用水の先覚者の記録 十枝雄三日記(http://kitakamayu.exblog.jp/5889644) 十枝翁胸像建立は、十枝氏の偉業をたたえるために、両総土地改良区のメンバーや地元住民でつくる「十枝雄三翁胸像建設委員会」が企画し、2006年8月から募金活動を開始し、募金総額は340万8000円に達した。2007年2月13日、大網白里町北吉田の「十枝の森」で、十枝翁の胸像建設工事が完了した。建設委員会は同年3月24日、胸像除幕式と落成式を行った。 両総用水にも関係した初太郎によれば「大利根用水は両総用排水の父たる兄たるもの」。わたしは初太郎の行動原理を「亡己利他」と表現した。「十枝雄三日記」の編集員は、十枝翁のそれを「愛人利物之謂仁」と見た。不思議なことに、胸像建設の動きは、わたしが「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」の執筆に向け、取材を続けていた時期と重なる。 鈴木さんの手紙には大利根用水と両総用水、中国の灌漑用水「詔山銀河」の関係が書かれていた。 「…大利根用水については『十枝雄三日記』に取り組む時に知りました。昭和7年、千葉県知事に就任した岡田文秀氏の自伝に、昭和8年の大干魃に干潟一帯を視察し、この事業計画を推進することになったとありました。両総用水の先達がここにあったのかと気付いた次第です。(略) 77年に中国の人民公社を視察する機会を得、毛沢東の生家を訪ねながら詔山市を通過するとき、詔山銀河と名付けられた灌漑用水に案内されました。案内の工作員は日本農業視察団(王震団長、孫平化秘書長)が日本の両総用水を見て、華国鋒主席に報告し、主席が陣頭指揮でこの用水建設に当たったと説明しました…」 わたしは大利根用水→両総用水→愛知用水という国内での図式でしか考えが及ばなかった。しかし、初太郎の遺産には大利根用水→両総用水→詔山銀河という海外への展開という図式もあったのだ。「無名人からの伝言」を書き上げることができて本当に良かったと思う。 写真で見る十枝翁の事績(「両総用水を拓いた先覚者十枝翁胸像建立を記念して」より転載) ■両総用水の概要(千葉県HPより) 本地域は、千葉県北東部に位置し、利根川沿岸と栗山川沿岸低平地及び九十九里平野の佐原市(現在は香取市)外18市町村にまたがる約18,000haの耕地である。 九十九里平野一帯は、ほとんどが天水田であったため用水不足の常習地帯であった。また、利根川沿岸の大須賀川、小野川流域は極端な排水不良地帯であり、度重なる湛水害にさらされていた。 このような状況の中、昭和8,9年に続く昭和15年の大干ばつを契機に用水不足の解消と排水改良を同時に行なう「両総用水事業」が樹立され、昭和18年、第2次世界大戦のさなか国会の承認を得、農地開発営団に委任され、工事に着手した。 戦争などによる一時中断もあったが、昭和22年から農林省の直轄事業として続けられ、60億円を超える費用をかけ昭和40年に竣工した。また、国営幹線に引き続く支線水路は県営事業として昭和28年に着工し、40億円あまりの費用をかけ昭和48年に完成した。 両総農業用水 http://www.sawara.com/mizu/ryou/index.htm 十枝の森 http://www.geocities.jp/hcosmos50/toedanomori.htm
by kitakamayunet
| 2008-12-11 09:49
| 無名人からの伝言
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2008-12-27 12:35
タイトル : シリーズ・両総用水ウォッチング①九十九里浜の見事な朝日
「無名人からの伝言」は中国へも伝播 12月25日朝、千葉県旭市の九十九里浜近くの宿のバルコニーから、太平洋上にゆっくりと昇る朝日を堪能した。これほどのすばらしい朝日を見たのは久しぶりである。それと旭市の宿に泊まるのは、生まれて始めてである。前日からこの日にかけて両総用水の取材を目的に千葉県を訪れていた。「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」(http://kitakamayu.exblog.jp/9153025/)の出版を祝う会など、日頃お世話になっている実家の近くの笹...... more
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