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郵政民営化の行方にも言及!『静かな暴走 独立行政法人』 実業之日本社 定価[本体1600円+税] ![]() 「官僚内閣制」のバックボーンを検証 「特別会計」=「肥満体のムダ遣い会計」との批判強まる 高速道路1000円で乗り放題、ツケは「特別会計」 著者の北沢栄氏にとっては『公益法人』『官僚社会主義』『静かな暴走 独立行政法人』に続く、行革シリーズの第4弾となる。本書のテーマを北沢氏は、はしがきの中で「日本特有の特別会計の巨大な資金量や特別な仕組み、資金の流れの異様な実態、会計上、事業上の諸問題を解き明かし、改革の具体策を提示する試みである。特別会計が、この国の官僚主導の『官僚内閣制』を支えるバックボーンとみるからである」と明快に書いている。 *特別会計とは 外交、防衛、教育など国の基本的経費と分けて、特別の必要から区分経費している会計のことだ。09年度予算では、一般会計の88・5兆円に対し特別会計歳出額は4倍の354・9兆円に上る。ガソリン税のような目的税が特会にふんだんに入り、その浪費ぶりが目につくことから「肥満体のムダ遣い会計」との批判が近年、強まったきた。 (本書の「序章 浮上してきた『特別会計』問題―官僚の意のままに使われる国家予算」より) 第3弾の『静かな暴走 独立行政法人』は、郵政民営化を争点とした先の衆議院選挙で自民党の小泉純一郎首相が圧勝した直後の絶妙のタイミングで出版された。今回の「亡国予算 闇に消えた『特別会計』」の出版のタイミングも実に素晴らしい。麻生太郎内閣が昨年10月30日に発表した追加経済対策に盛り込んだ定額給付金の給付が現在、日本各地で始まっている。 未曾有の大不況を乗り切るには、効果的な予算の執行が切実に求められている。しかし、定額給付金は目先の人気取り、目くらまし、バラマキ以外の何者でもない。まさに「亡国予算」である。本書は特別会計に焦点を当てながら、「亡国予算」の本質に鋭く迫っている。 特別会計もそうなのだが一般人にとって予算そのものがとっつきにくい。本書は事例を挙げて分りやすく解説している。だからものすごくためになる。一例を挙げよう。09年1月からスタートした高速道路1000円で乗り放題の問題だ。施策実施に伴う民間高速道路会社の減収のツケは、最終的に特別会計、税金で穴埋めすることになるという。衆議院選挙も近付いてきた。どの政党の誰に投票するか。本書はそれを判断するのに有意義かつ実践的な「参考書」となるはずだ。 【高速道路の通行料1000円のからくり】 財源説明せずに値下げ計画を発表 本書執筆時点の09年1月、土・日曜日や祝日は1000円で地方の高速道路をマイカーで乗り放題という、政府の怪しげな追加経済対策が明らかになった。大都市圏の首都高速阪神高速道路には適用されないが、「どこまで走っても上限1000円」となる。09年3月下旬以後、2年間にわたって実施される。この大幅下げの“恩恵”を受ける対象は、ETC(自動料金収受システム)装着のマイカーに限られる。この大盤振る舞いで、民間高速道路会社3社の減収分は2年間で計5000億円に上ると国土交通省は試算する。国交省はこの5000億円の減収分を民間高速道路会社に対し、特別会計のカネで穴埋めをするのである。 具体的には、社会資本整備事業特会の道路整備勘定にある資金5000億円相当を独法の日本高速道路保有・債務返済機構に注ぎ込む。同機構がこれを財源に民間高速道路会社3社に対し、道路リース料5000億円を割り引いて、民間各社の負担をゼロにする―という筋書きだ。 なんのことはない。特定財源から得たガソリン税などの税金を、ETCを持つマイカー利用者にバラまくわけである。マイカー以外のトラック業者やETCを持たない利用者はこのバラまきの対象外となる。一部の利用者たちに偏った、実に不公平な“恩恵”となる。 この税金のバラまきは、値下げの対象が「ETC装置のマイカー」と狭いため、一部の者だけを喜ばせる結果しか生まない。特別会計の「負担」と「受益」の原則からも大きく逸脱するものだ。しかも、値下げの財源5000億円をどのように賄うかについて政府は、国民に一切説明しないまま値下げ計画を発表している。これでは国民に、結局は不公平な税負担感と不信感をもたらすだろう。(第3章 特別会計の「むだ」より)
by kitakamayunet
| 2009-05-22 09:01
| BOOK
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タイトル : 官僚利権(著者:北沢栄 出版社:実業之日本社)
「亡国予算 闇に消えた『特別会計』」(北沢 栄著) 著者:北沢栄 出版社:実業之日本社 判型:B6 発行年月:2010年5月 ISBN:9784408108490 価格:1,050円(税込) ... more
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