長寿寺の庭の美しさに感動！（北鎌倉ウォッチング10・31）

10・31「北鎌倉ウォッチング」―『小さき社（やしろ）を再発見』―
　写真：島村国治氏
１０月３１日（土）に開催した「北鎌倉ウォッチング」―探訪！路地裏の神々―『小さき社（やしろ）を再発見』（北鎌倉湧水ネットワーク＆まちづくり協議会共同企画）は、参加者が１９人だった。細い路地を歩くので、ガイドの酒井保さん（地方史研究協議会会員）の説明を聞くには、この人数が適正だ。後ろの方になると声が聞こえない。主催者としては、参加者が少ないと寂しいし、多過ぎると収拾がつかなくなる。

　この日の北鎌倉ウォッチングは、北鎌倉の陰陽師・安部清明所縁のスポットを中心に歩き、最後は北鎌倉の鎮守である八雲神社で解散した。個人的に印象的だったのは、長寿寺参観と北鎌倉を通る横須賀水道道路の存在を教えてもらったことだ。






　臨済宗・建長寺派の長寿寺は普段参観できないが、この日は運よく、特別参観日だった。 鎌倉公方の足利基氏が父の足利尊氏供養のため、開山に古先印元を迎えて建てたといわれている。長寿寺の名前は、尊氏の法名・長寿寺殿から名付けられた。 苔の生えた庭が素晴らしかった。紅葉の時期に再訪したいと思った。



　水道道路は主に上水道に供される原水または浄水の輸送管を埋設した土地の上に設けられた道路のこと。この日訪れた北鎌倉の横須賀水道道路がよく見える場所は、建長寺の駐車場だった。「丹沢から横須賀の海軍基地までほぼ一直線に水を引いた。丹沢の水は、赤道直下を軍艦が航海しても腐らないので、海軍が必要とした」と酒井さん。




　丹沢の水は甘みがあって本当に美味しい。日本各地の名水を飲んだが、個人的には一番美味しいと思っている。一時期、丹沢の水を汲みに行っていた。酒井さんの説明にひとしきり頷いた。

　横須賀水道道（神奈川県愛川町、厚木・海老名・綾瀬・藤沢・鎌倉・逗子・横須賀市）
　「横須賀市の管理する半原系統水道は、明治45年～大正10年に海軍により敷設され、中津川の半原水源地から横須賀の逸見浄水場までの総延長53kmにわたる。この水道道が急に曲がるのは10か所のみであるといわれる。相模川を渡る水道橋など、しばしば通行不能箇所や悪路が存在する 」（提供: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）