東大社式年銚子大神幸祭の密着ルポ、8月26日に発売！

９００年の歴史の真実を立体的な取材で初めて解明
東庄町と銚子市の書店、銚子セレクト市場で販売
銚子ポートタワー、地球の丸く見える丘展望館でも　
　今年、４月に開催された第５４回東大社式年銚子大神幸祭の密着ルポと、そのバックグランドを探った「第５４回東大社式年銚子大神幸祭－総（ふさの）国の原風景－」（野口　稔著）が、夢工房から８月２６日発売になった。定価は２０００円でＡ５判縦組み、本文１６１ページ（カラー６３ページを含む）。カラー写真１４１点、モノクロ写真４４点を収録している。

　２０年に一度開催される東大社式年銚子大神幸祭は、東庄の里の民と銚子の海の民が、手を携えながら９００年以上も守り続けてきた東総地区の最大級の例祭だが、その意味については不明な点が多かった。例えば①なぜ、神幸祭の名称がクルクル変わるのか？②日本武尊（やまとたけるのみこと）は本当に東庄町にやってきたのか？③里に鎮座しているのに祭神が海の神様なのはどうして？④なぜ、銚子市民はオオジン様（東大社）を熱烈歓迎するの？⑤山口宮三部家にオオジン様が立ち寄る理由は？－など。

　疑問を解くため、多くの本や資料、関係者の証言を参考にしたが、より「現場」を重視し、可能な限り「現場」を訪ねた。「現場」とは東大社創建の由来となった「日本武尊の東征伝説」に登場する纒向日代宮（まきむくのひしろのみや、奈良県）、伊勢神宮（三重県）、熱田神宮（愛知県）、走水神社（神奈川県）、熊野神社（長野県と群馬県の県境・碓氷峠）といった伝説の「舞台」だ。直接の「舞台」ではないが、真実に迫るために高千穂神社（宮崎県）、宇佐神宮（大分県）、出雲大社（島根県）などにも足を運んだ。

　「現場」は伝説に根拠があることを雄弁に語り掛けてくれた。６年間という長丁場の取材となった。まだ現役だったことあり、取材時間のやりくりや、スポンサーが付いているわけでもないので取材費の捻出も大変だった。苦労はしたが、自分なりに疑問に対する答えを探し出すことができた。神幸祭の９００年の真実を今、初めて明らかにできたと思う。　　　

　６年間は浪漫（ろまん）に満ちあふれたとても魅力的な長旅でもあった。新聞記者人生36年間の集大成というべき本だ。故郷の大いなる文化遺産・東大社式年銚子大神幸祭が後世にスムーズに継承されるためのお手伝いがしたい―。出版の動機はこの１点に尽きる。このためには２０年後、さらに２０年を五つ積み重ねた１００年後の氏子や銚子など関係地の多くの人たちにこの本を読んでほしい。特に氏子の皆さんには必ず一家に1冊、この本を手元においてもらえればと切に願っている。

　なお、本は出版社の夢工房から郵送料無料で入手が可能だし、下記の東庄町や銚子市の書店などでも購入できる。

【夢工房】
〒２５７－００２８　神奈川県秦野市東田原２００－４９
ＴＥＬ（０４６３）８２－７６５２　ＦＡＸ　（０４６３）８３－７３５５
メ－ルアドレス　yumekoubou-t@nifty.com

【東庄町】
◇石井書店　〒289-0601　香取郡東庄町笹川い652　0478-86-0135
◇三栄堂　　〒289-0601　香取郡東庄町笹川い5561　0478-86-3430

【銚子市】
◇今井書店　〒288-0051　銚子市飯沼町3-9　0479-22-5118
◇英和堂　〒288-0817　銚子市清川町1-594　0479-22-1364
◇梶木書店　〒288-0044　銚子市西芝町13-9　0479-22-0797
◇文港堂書店　〒288-0066　銚子市和田町11-5　0479-22-0974
◇宝文堂書店　〒288-0056　銚子市新生町1-40-24　0479-22-0769


◇銚子セレクト市場（ＪＲ銚子駅（銚子電鉄）徒歩３分）
住所：〒288-0044　千葉県銚子市西芝町13-16
TEL：0479-26-3123

◇銚子ポートタワー　
銚子市川口町2-6385-267　
TEL：0479-24-9500

◇地球の丸く見える丘展望館（1F　お土産コーナー＆3F　展望ラウンジ）
〒288-0001　千葉県銚子市天王台1421-1
TEL : 0479-25-0930