大船観音前の生活道路を住民要望に従って元通りに復旧！

速報！大船観音前マンション訴訟控訴審で業者が全面敗訴
「本件解決に向けての大きな一歩」（市民会議」の元代表世話人の星野芳久さん）
　記録的な残暑を吹き飛ばす朗報が「大船観音前マンション問題に取り組む市民会議」の元代表世話人の星野芳久さんから届いた。違法、条例違反の大船観音前マンション建設計画によって破壊された住民の生活道路が元通りに復旧するのだという。

【星野芳久さんからのメール】
　星野です。

　「新聞報道ー５５」を、ご送付いたします。
　９月１０日付け「朝日新聞」と「神奈川新聞」の記事で、昨９月９日開催の鎌倉市議会建設常任委員会で市から「生活道路を住民要望に従って元通りに復旧する」と報告があったことが報じられています。

　２００５年（平成１７年）３月「大船観音前（岡本２丁目）マンション」の計画に市が開発許可を出し、生活道路が破壊されてから、５年有余が経過しました。

　外出が著しく困難になった結果、近隣住民のあいだでは足腰が弱くなったりの健康障害が発生し、そのうち３人の方が亡くなられました。

　これにつき医師でない私どもが断言することはできませんが、「このマンション問題と生活道路破壊が根底にある」ことが強く疑われれるのであって、「もっと早くに解決していれば・・・」と、故人をしのび思わざるをえません。

　「生活道路（階段状市道０５３－１０１号線）の原状回復（元通りの復旧）」は、市議会も決議し、私どもも市長に繰り返し要求してきました。しかし、石渡前市長はそれに応じようとしませんでした。

　それは何故か？そもそもマンション計画地は、接する道路がなく開発が認められない土地だったのです。そこで、市と事業者は、市道（生活道路）やその他市有地を壊すまでしてマンションへの出入り口を確保しようとしました。

　市の開発許可は神奈川県開発審査会や裁判で「違法」と断定されました。しかし、「せっかく確保した出入り口」・・・これを温存しておけば、また新たな開発申請・許可が可能となるのです。

　そんなことが許されるでしょうか？・・・認めることなぞ、到底できません。そこで私どもは「違法を生じさせた前の状況に戻せ。」「マンション敷地への通路となる状況を排し、階段状市道を元取りに復元せよ。」と要求し続けてきたわけです。

　しかし石渡前市長は「住民要望では事業者の理解がえられない。事業者の意向に反したことをすれば、損害賠償を請求される恐れがある。」とし、結局は無為無策で過ごしてきたわけです。

　昨年１１月に就任した松尾新市長は選挙公約どおりに動き、ここに至ったわけです。私どもはこれを「本件解決に向けての大きな一歩」と評価し、歓迎いたします。

　ここに、皆さまの日ごろのご支援に感謝し、今後とも共に、市政を見守りつづけてくださるようお願い申し上げます。　　・・・早々