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里山ってなんだ!」第4回「荒廃の背景」 杣人は、森林から木材を切り出す人、きこり 伐採した後には落葉広葉樹のモミジを植樹 ![]() 組織としての「杣人」は、2010年に二人で設立した。「杣人」は依頼に応じて、大径や危険木の伐採、枝下ろし、森林の育成を行っている。島根県出身の佐々木さんは杣人歴10年。一方、大工からトラバーユした埼玉県出身の松村さんは3年のキャリアを持つ。 北鎌倉湧水ネットワークは2011年1月22日から、荒れ放題になっている鎌倉の里山を再生し、人と自然が交流できる明るく美しい里山として次世代に継承するための「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト」をスタートさせた。二人にお会いしたのは、プロの話を聞き、今後の活動の参考にするためだ。 森林の危機的な状況は鎌倉に限らない 「杣人」の二人は現在、建長寺の境内の森の再生に取り組んでいる。「知り合いを通じて3年前、建長寺の森と関わるようになった。建長寺は急傾斜地に生えていて、危険な状態になっている樹木を伐採できる人を探していた。最初は全然手が入っていなかった上に、崖地が多く仕事がやりにくかった。森林に人の手が入らず、危機的な状況になっているのは鎌倉だけでなく、日本全体がそうだ。鎌倉は崖が多いので問題がクローズアップされているのだと思う」(佐々木さん) 大胆に伐採後の建長寺の森。切り株からは新しい芽が出てくる(萌芽更新)。森は生きている。ずっと丸裸となることはない。 ![]() 建長寺によると「毎年度予算を計上して、『杣人』に手入れをお願いしている。建長寺境内は崖が多い。風が吹くと崖の薄い地表にしがみつくように張り付いている樹木の根が揺れ、とても危険な状態となっていた。しかし、鎌倉市は古都法を盾に、樹木の伐採を許可しなかった。例えば樹木が生長し、枝が建物に影響を与えるようになったら、枝を切るのはなく、建物の方を何とかしなさいという対応だった。その後、2007年の台風でがけ崩れが鎌倉市内で多発してから流れが変わった」。しかし、手入れスタート時は「木は切ってはいけない」と信じ込んでいる市民から、鎌倉市と建長寺に苦情電話が相次いだという。 ![]() 団塊ジュニアの今後に期待 私は団塊世代である。団塊世代の地域デビューを支援するために、会社人生の中で培ってきたノウハウを地域とか故郷の活性化のために提供してはどうかと考え、2004年に第1回団塊サミットを建長寺で開催した。 第1回団塊サミット 団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!―セカンドライフの一つの選択肢― http://www.kitakama-yusui.net/5/2004/8.html 私たち団塊世代は、日本の古き良き伝統的な暮らしや文化、風景を原体験として持っている。当然のことながら、燃料革命、農業革命、木材の輸入自由化によって荒廃する前の手入れの行き届いた里山の姿も脳裏に刻んでいる。地域活動を通じて、こうした原体験を次の世代に伝えることが、私たちの大きな役割だと思っている。 佐々木さんと松村さんは、私の二人の息子と同年代。団塊ジュニアである。彼らの“背中”は、彼等の子供たち、私たちにとっては孫たちが見て育つ。二人が第1回団塊サミットの開催場所である建長寺の森の再生に取り組んでいることに不思議な縁を感じる。二人の杣人の確かな仕事ぶりに、依頼人からの信頼は厚い。森林再生請負人の今後に期待したい。 「杣人(Somabito)」 〒247-0054 鎌倉市山ノ内1533 電話:0467-67-7300 カラスザンショウの巨木の切り株。伐採したカラスザンショウは修行僧が薪にする。樹木図鑑によると「カラスザンショウはサンショウに比べ、木も葉も実も大きいので、カラスが付いた名。カラスが実を好むためについたようでもある。沿海地から山地に生える。河原、崩壊地、伐採跡地などに、初めに生える先駆植物」 ![]()
by kitakamayunet
| 2011-02-22 09:47
| シリーズ「里山ってなんだ!」
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