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巨大地震発生時、その時わたしはどこに―東日本大震災② 首相に必要なのは国家観、倫理観、宗教観。愚劣で醜悪なパフォーマンスではない 東日本大震災が1000年に1度の巨大地震であると知った瞬間、東大社式年銚子大神幸祭のことを思い浮かべた。900年前に始まったこの例祭の目的は、銚子地方を襲った大地震と大津波を鎮めることにあった。 東大社御鎮座略記は「平安時代の堀川天皇の康和四年、下総國海上郡の高見ノ浦(現在の銚子市高神村外川地方)の海上で、突然、雷と稲妻が発生した。昼も夜も海は荒れ、高い波は天にも届きそうで、大地も振動し、数日間も続いた。この地方の人々は恐れおののき東西に向かって走ったり、南北に向かってさまよい、窮状を海上郡司に訴えた。郡司はこれを朝廷に奏聞した」と、激しい余震が続いた当時の惨状を伝えている。 ![]() 往古は十二基の神輿が出御 (第54回東大社式年銚子大神幸祭-総(ふさ)の国の原風景-より) 神幸祭が始まるきっかけをつくった大災害の正体は、大地震と大津波とみられる。惨状を知った堀河天皇はこの大災害を海神の怒りと考え、当時海上郡の神社の祭神を集めて祀る総社だった東大社に「海神の怒りを鎮めるように」との宣旨を下した。銚子への神幸と臨時の祭典日が4月8日であったため、後世この日を例祭の日と定めた。「東庄研究」によると「この神幸に際し、特に関係深い豊玉姫神社(香取市)及び雷神社(旭市)の神輿が同行されるが、往古は氏子十二郷より十二基の神輿が出で従われた」という。 「東大社御鎮座略記」(飯田大和守胤隆大宮司が再梓) …平安時代の堀川天皇の康和四年、下総國海上郡の高見ノ浦(現在の銚子市高神村外川地方)の海上で、突然、雷と稲妻が発生した。昼も夜も海は荒れ、高い波は天にも届きそうで、大地も振動し、数日間も続いた。この地方の人々は恐れおののき東西に向かって走ったり、南北に向かってさまよい、窮状を海上郡司に訴えた。郡司はこれを朝廷に奏聞した。 これに対して、堀川天皇は海神のおいかりを鎮めなければならないとして、玉依姫大神に総社玉子大明神の称号を与え、臨時の祭事を行わせた。これはその頃、東大社が下総國海上郡の総社だったためだ。東の庄は今でこそ、香取郡に属しているがその頃は海上郡だった。同年四月八日に東大社の高見ノ浦に神幸があった。 この時、振動は止み、海面の波は静まり、まるで青畳を敷いたようだった。神輿を磯の上に安置していたら、突然、海中から龍が現れた。龍が白日のように輝く灯りを四方に献ずる中、海上に浮かんだ一個の玉が東大社の神輿の中に飛来した。この玉は今神璽(御神体)として崇め奉られている。このことから王子大明神ではなく、王に点を加えて玉子大明神としたという言い伝えもある。 戦後教育は一刻も早い見直し必要 2010年4月10日から12日までの3日間の日程で開催された第54回東大社式年銚子大神幸祭の密着ルポと6年間の事前取材の結果をまとめ「第54回東大社式年銚子大神幸祭-総(ふさ)の国の原風景-」というタイトルで昨年8月出版した。 わたしはこの本の中で「異界と向き合って日常を生きる海の民はいざ知らず、いつからか科学を万能の神と信奉するようになった多くの現代人は、自然をも支配できる対象と考えるようになった。神幸祭は現代人のこの錯覚、過信が大きな誤りであるかを、身をもって教えてくれた」と書いた。 大和朝廷が日本を統一したのは4世紀。今から約1700年前のことだ。ということは、今回の巨大地震は、日本という統一国家が遭遇したことのない未体験のスケールとなる。科学が進歩したといっても長い地球の歴史の営みを解明し、自然をコントロールすることは不可能だ。 今後、復興に当たって考えなければいけないことは、自然との向き合い方を反省し、新たな政治、経済、社会、文化の枠組みを創出することだと思う。政治のリーダーには国家観、倫理観、宗教観が求められる。菅直人首相が連日繰り広げている自らを売り込むための愚劣で醜悪なパフォーマンスではない。こういう首相を生み出した戦後教育は一刻も早く見直す必要がある。 第54回東大社式年銚子大神幸祭-総(ふさ)の国の原風景- 第一章【神事ルポ】海は遥かなる異界であり他界 -神を畏れ、敬う素朴で真摯な祭祀- 文 野口 稔 写真 野口 玲 畏(かしこ)み、畏み、申す―。オオジン様(東大社)の式年銚子大神幸祭の本質は、海を支配する海神を畏(おそ)れ、海神を敬う愚直なまでに素朴で真摯な祭祀だった。海神の怒りを鎮めるためにひたすら祈る。海神の恵みに感謝するためにもひたすら祈る。華やかな芸能の供奉、盛大な歓迎はあったが、イベント性は極力そぎ落とされていた。 神幸祭の核心となる「禊(みそ)ぎ」の儀式は、外川港沖合の漁船の上に設けられた結界の中で厳粛に執り行われた。禊ぎは海神を感じ、海神に触れる瞬間だった。太平洋の強いうねりになすすべもなく翻弄され、木の葉のように揺れる漁船に身を任せて思ったのは、海は人知の及ばない遥かなる異界であり、他界であること。 海神は風波、干満、雨水をつかさどる神とされている。神は自然界の森羅万象そのものだ。異界と向き合って日常を生きる海の民はいざ知らず、いつからか科学を万能の神と信奉するようになった多くの現代人は、自然をも支配できる対象と考えるようになった。神幸祭は現代人のこの錯覚、過信が大きな誤りであるかを、身をもって教えてくれた。 2011年3月13日付朝日新聞 破壊力人知超える 東日本大震災 専門家に聞く ―防災に携ってきたみなさんは、今回の地震をどう受け止めているか。 河田(恵昭・人と防災未来センター長) 岩手県釜石市は約30年間、約1200億円を掛けて世界一の防波堤を造ったが、津波は乗り越えた。人の想定には限界があると感じる。 梅田(康弘・l京都大学名誉教授) 人間の歴史は地球の歴史からみれば、ほんのわずか。自然には人知が及ばないところがあると痛感した。 ―余震の見通しは。 梅田 懸念されるのは最大余震。マグニチュード(M)8に達する恐れがある。今回の地震では、南北400~500キロ、幅150キロにわたって断層が壊れたとみられる。その南北どちらかの端で起きるだろう。南端なら首都圏を襲う可能性がある。そうなると、非常に厳しい。 河田 安政南海地震(1854年)の記録によると、1年も余震が続いている。今後1年間は要注意だ。
by kitakamayunet
| 2011-03-16 08:04
| 東日本大震災
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タイトル : 頑丈な鉄棒と梃子の支点にするブロック―東日本大震災④
東大社神幸祭の始まりは地震と津波―東日本大震災③ SNS日刊ブログ新聞ぶらっとに、北鎌倉湧水ネットワークにも掲載した「地震への備え―自分の身は自分で守る―東日本大震災①」を投稿した。これに対し、16日の深夜、会員の安達吉男さんから下記のコメントが寄せられた。 コメント内容は、神戸大震災に遭遇した際、隣人を助けたくても助けられなかった経験者からのアドバイスである。自分自身、家族が無事が確認できたなら、次になすべきことは隣人の救出であろう。貴重なアドバイスなので、このブログに掲載させていただく...... more
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