稲穂をわたる風はやはり涼やかだ：日帰りの帰省（7・11）

東日本大震災で１カ月近く遅れた実家の田植え（５・７）

　３月１１日の東日本大震災以降、母の心身に変化が見られる。昨年、米寿のお祝いをしているので東日本大震災がなくても衰えるのは仕方がないことだと思うが、気になるので、タイミングを見て、帰省することにしている。

　７月１１日の帰省は前日、いろいろあったので、そんなに朝早く北鎌倉を出発することはできなかった。帰省すると挨拶したい人たちはたくさんいる。しかし、今回は実家のみ訪れた。

　いつもそうなのだが、この時期の実家の前に広がる水田の風景を見ると気持ちが落ち着く。もっと突き詰めて言うと（かなり大袈裟）、稲穂をわたる涼やかな風に当たるのが心地いいのだ。東日本大震災の影響で田植えが遅れた。その後の稲の生育が懸念されたが、どうやら大丈夫のようだ。



　おみやげにトウモロコシなど野菜をもらって帰った。早い梅雨明けは水分の不足をもたらすので、農業に大きな影響を与えそうだ。トウモロコシ、サトイモ、ナスなどは強い日差しの中で、げんなりとした様子だった。