香取地区社会教育連絡協議会の櫻井和男会長から礼状

東大社神幸祭の意義を香取・東総社会教育振興大会で講演
「参加者から、講演に感動し、地域に貢献していきたいとの声が上がった」（主催者）
　１０月２１日、香取地区社会教育連絡協議会の櫻井和男会長から、同月１３日に千葉県香取郡の東庄町公民館で開催された第６回香取・東総社会教育振興大会における記念講演の丁寧な礼状が届いた。礼状の中に「参加者の感想からも、講演に感動し、自分も地域に貢献していきたいとの声が上がり、この事業が果たす役割は多大であることを再確認いたしました」とあった。つたない講演が少しは主催者のお役に立てたようである。とても嬉しい。

　この日、縁は不思議であることをまたまた痛感した。講演開始前に、講師控え室にいたわたしを匝瑳人権擁護委員協議会の宮本英一人権擁護委員が訪ねてきた。宮本さんは講演のお礼の挨拶をする担当者だった。驚いたことにわたしは宮本さんに一度お会いしていた。

　今年の5月7日、東日本大震災による津波で、千葉県では最大の被害が出た銚子市と東庄町に隣接している旭市の飯岡地区を取材した。ここで庭掃除（津波の後片付け）をしていた被災者に話を聞いた。被災者は「津波は170～180センチメートルの高さで襲ってきた。一階は水浸しになってしまった。うちは塀が破壊されてしまった。改修すればなんと住める。近所はとても住める状態ではなくなったので、取り壊されてしまった。その瓦礫の山が漁協の広場に運ばれた」と答えた。

　実はこの被災者が宮本さんだった。氏神様の東大社が引き寄せてくれたのだろうか。宮本さんは私と同じ昭和２３年生まれの団塊世代。旭市役所で働いていた。講演終了後、身に余るお礼の挨拶をしていただいた。
　津波の被害にあった宮本さんのお宅