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12.10里山継承企画(建長寺)に130人参加 12月10日開催した「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト1st企画 奏で、語り合い、本来の里山を次世代へ!」の「第2部 講演・シンポジウム」(15:15~17:00、建長寺応供堂)では、斎藤博子北鎌倉湧水ネットワーク副代表が総合司会を担当した。 撮影:島村国治 まず、鹿住貴之・認定NPO法人JUON(樹恩) NETWORK 理事・事務局長が『割り箸が地域と地球を救う』というタイトルで、基調講演を行った。講演の冒頭、鹿住事務局長は、樹恩NETWORKの由来について「最後の棟梁と称された宮大工の故西岡常一さんの著書にある 『今になって、緑や、自然やゆうても・・・・・。ところが、このことにお釈迦様は気がついておられた。『樹恩』ということを説いておられるんですよ、ずっと大昔に。それは木がなければ人間は滅びてしまうと』という文章から命名した」と説明した。 また、鹿住事務局長は「森林の手入れによって生じた間伐材を使用する樹恩割り箸は、1995年の阪神淡路大震災における支援活動がきっかけで縁ができた徳島県三好郡の林業関係者の協力によって、誕生した。長所として(1)間伐が促進される(2)知的障害者通所授産施設と入所更生施設で製造されており福祉の活性化につながる(3)薬品を使用していないため安全である(4)麺類などが食べやすい(5)比較的水を汚さない―がある。一方、短所としては(1)外国産に比べてコストがかかる(2)折れやすい(3)リユース(再び同じものに使うこと)ができない(4)リサイクルにエネルギーを使う―だ。 そして「日本の森は外から見ると緑だが、一歩、森の中に入ると光が入らずに暗い。木を植えることも必要だが、今、必要なのは木を伐ることだ」と森の手入れの必要性を強調した。 命と健康を守るためにも里山の手入れが必要 シンポジウム「里山って何だ!」は野口稔北鎌倉湧水ネットワーク代表がコーディネーターを勤め、野田充博(公益財団法人鎌倉風致保存会常務理事)、川上克巳(台峯の『生き字引』)、坂齋明(神奈川県森林インストラクター)、鈴木弘明(ベルウッド社長)が、それぞれのフィールドで行っている活動を報告した。 パネリストの発言から、「緑」に関する一般市民の考え方が良く分かった。「緑」はある意味では宗教だ。間違いだと決め付けることはできない。しかし、「里山」とは人のくらしと自然が密接にかかわりあっているところであることを前提に考えてもらいたい。原生林とは違うのだ。手入れを放置すれば、極めて薄い地表にしがみつくように生えている樹木の成長に伴って土石流災害の発生のリスクが高まる。スギ花粉症の被害も深刻だ。命と健康を守るためにも里山の手入れが必要であることを今後も繰り返し、訴えて生きたい。 ▽維持管理には膨大な労力とコスト 日本最初のナショナル・トラスト団体の鎌倉風致保存会野田常務理事は「1996年からボランティアを募り、取得し保存している御谷山林、笹目緑地、十二所果樹園をはじめ市内の寺社や史跡地などさまざまな緑地で、下草刈りや倒木処理などの山の手入れを行ってきた。今日の午前中も建長寺の塔頭の山林の手入れをした。手入れをしなければ樹木が生長し、貴重な史跡を破壊したり、周辺の民会の屋根や塀に被害を与えてしまう」と、維持管理には膨大な労力とコストがかかっている現状を説明した。 ▽里山の生き物が絶滅か、絶滅寸前に 川上克巳さんは「近年、鎌倉に移住してきた人たちは緑の多い環境への憧れがあって、山が緑ならば理想の環境だと考えているようだ。危険な樹木を伐採したり、アズマネザサを刈ることも貴重な緑を破壊する行為だと主張している。台峯は縄文・弥生時代から人が育んできた里山だ。このまま里山に人の手が入らなければ、原生林になってしまう。里山の風景を彩ってきた草花、野鳥、虫などの生き物が絶滅か、絶滅寸前になっている。わずか半世紀で50分の1以下になっているのではないか」と訴えた。 ▽『臭い』とクレームがつき炭焼き中断 坂齋明さんは「鎌倉中央公園(山崎の谷戸)で、間伐材を使って炭焼きをしていたが、近隣住民から『臭い』とクレームがつき、ストップをかけられてしまった。100人がいいといっても、1人が強硬に反対すると物事を前に進められない状況にある」と人の暮らしが森から切り離されてしまった今の時代を説明した。実は六国見山森林公園も手入れも「自然はそのままがいい」「手入れをして森が明るくなり、視界が良くなるとプライバシーの侵害につながる」との高野台の一部住民の声で、宙に浮いてしまっていた。 ▽竹炭の原材料は竹林整備の結果 鈴木弘明社長は「ボランティアを募り、鎌倉の里山の竹林整備を行っている。当社の竹炭の原材料はこの竹林整備の結果、生まれたものだ。その昔、鎌倉の漁師は、漁を終えたあと、船を陸にあげて、その足で山に行き、山の手入れをして、一日の仕事を終えたと聞いた。山の手入れをすることは、森に風を通して、肥沃な土壌を育てることにつながる。肥沃な土壌で培われたミネラルが雨によって沢から川へ、川から海へと流れ、豊かな漁場を作る」と朱雀の伐採した竹の有効利用への取り組みを語った。
by kitakamayunet
| 2011-12-12 17:45
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2011-12-12 18:03
タイトル : 里山継承企画、打ち上げはいつも通り忘年会をかね侘助で
今、必要なのは木を伐ること:里山継承企画第2部基調講演 12月10日の打ち上げはいつも通り忘年会をかね侘助で開催した。かまくら緑のレンジャー顧問の石川正毅さんが「」飛び入り参加。北鎌倉湧水ネットワークとかまくら緑のレンジャー有志で来春以降、六国見山森林公園の眺望回復に向けで協働作業を開始することで原則的に合意した。 かまくらジュニアストリングスの河合訓子さんのビオラ演奏で楽しく合唱。 ... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2012-03-05 17:49
タイトル : 里山継承プロジェクト2nd企画で会場の白雲庵にご挨拶
今、必要なのは木を伐ること:里山継承企画第2部基調講演 北鎌倉湧水ネットワークは来る5月26(土)に鎌倉の美しい里山継承プロジェクト2nd企画― 鎌倉の世界遺産登録と里山の手入れ(仮題)―を開催する。今回は会場として円覚寺の塔頭の白雲庵 をお借りする。 企画の骨子は第1部が六国見山緑風コンサート(出演:鎌倉より『わ』の心を音で結ぶ、soul sound!朱雀)、第2部は赤坂信・千葉大学大学院園芸学研究科・園芸学部教授と島田正樹・鎌倉市世界遺産登録推進担当・担当部長のW講演会。 ...... more
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from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2012-12-17 13:56
タイトル : 六国見山の間伐材が鎌倉中央公園の稲干し竿に有効活用
今、必要なのは木を伐ること:里山継承企画第2部基調講演 六国見山森林公園の手入れをしていていつも思っていることは間伐材の有効活用だ。伐った間伐材を運び出すには多大な労力と資金が必要だ。やむなく、六国見山森林公園の中に積み重ねてある。このままでも時間が経てば土に還り、森の土壌を豊かにし、次の「命」の栄養になる。 これでもいいかなと思っていたが、やはりもったいない。嬉しいことに今春、北鎌倉湧水ネットワーク里山インストラクターの坂斎明さんが一つの提案をしてくれた。「鎌倉中央公園を部隊に活動し...... more
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