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如水会鎌倉支部の一橋大学留学生招待鎌倉ツアー:1・22 参加者14人中、13人が女子、国籍は中国が8人 11月25日、一橋大学のOB・OG組織である如水会鎌倉支部(仙頭靖夫支部長、会員約300人)は、日本の文化と歴史への理解を深めてもうことと、母校の国際競争力の強化に役立てるために一橋大学への留学生を対象とした第2回鎌倉招待ツアーを開催した。鎌倉支部の役員4人、会員1人がホスト役となり、わたしは前回同様にカメラマン役としてツアーに同行した。 【高徳院(鎌倉大仏)】 【鶴岡八幡宮】 ツアーのコースは鎌倉を象徴する高徳院(鎌倉大仏)→長谷寺(長谷観音)→昼食(「そば以志橋」)→小町通り→若宮大路→鶴岡八幡宮→東慶寺・お茶会(「寒雲亭」)。これまた前回と同じだったが、大きな違いもあった。まずは天候。ツアー初回の1月22日は留学生の鎌倉到着時は、雨が降っており、寒さに震えた。今回は好天に恵まれ、絶好のツアー日和となった。秋の観光シーズン入りしたこともあり、鎌倉市内は観光客であふれていた。このため長谷駅から鎌倉駅までの移動では超満員のすし詰め江ノ電も体験した。 【小町通り】 違いの次は留学生の性別と国籍。前回のツアーに参加した留学生は12人で男子が8人、女子が4人。国籍は中国、韓国、ベトナム、パキスタン、米国、ロシア、フランス、オランダ、セルビアと多岐にわたり、国際色豊かだった。今回は参加者14人中、女子が13人で男子はたったの一人。国籍は中国が8人と圧倒的に多く、韓国2人、ポーランド、イタリア、英国、オーストラリアが各1人。 国際政治の世界では日本は現在、尖閣諸島問題で中国、竹島問題では韓国と緊張関係にある。有史以降の中国大陸、朝鮮半島と日本の歴史を振り返るとさまざまな出来事があった。人間関係でも、国と国との関係でも距離が近い分、“隣人”との付き合い方が非常に難しい。不毛な軍事衝突という最悪の事態を回避するには、それぞれの国への理解を深めるための官民の交流が重要だと思う。 お茶会が開催された東慶寺は臨済宗円覚寺派の寺院である。円覚寺は1282年(弘安5年)、鎌倉時代後半北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建された。時宗は禅を弘めたいという願いと蒙古襲来による殉死者を敵味方区別なく、平等に弔うために円覚寺建立を発願した。 中国の留学生の1人が「ただの紙である教科書を超えて、実際に自分の目で見、肌で体験した方がいいと思う。これからも積極的に日本と体験して行きたい」と感想文に書いた。鎌倉という歴史的に意味のある場所での如水会鎌倉支部のささやかな試みの積み重ねが、隣国との緊張緩和の一助となることを切に願っている。 【高徳院(鎌倉大仏)】 【長谷寺(長谷観音)】 昼食(「そば以志橋」) 【若宮大路(段蔓)】 【鶴岡八幡宮】 【建長寺】
by kitakamayunet
| 2012-11-26 23:08
| 交遊録
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2012-11-27 07:19
タイトル : 如水会鎌倉支部の第2回留学生招待鎌倉ツアー(下)お茶会
如水会鎌倉支部の第2回留学生招待鎌倉ツアー(上)実体験 聽雨寒更盡 開門落葉多(あめをきいて かんこうつき もんをひらけば らくようおおし) 11月25日に開催された東慶寺のお茶会は留学生に対し、季節への繊細な配慮を示す日本の文化・歴史を紹介する格好の舞台となった。亭主(お茶会を催す人、招待する人)は、学生時代から茶道を嗜んできたという如水会鎌倉支部役員の田中豊さんが務めた。田中さん以上の適任者は鎌倉支部にはいない。 留学生を迎える舞台装置は整っていた。これまで訪れた場所は、残念な...... more
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2013-11-28 16:54
タイトル : 草の根外交:第3回如水会鎌倉支部留学生招待鎌倉ツアー上
如水会鎌倉支部の第2回留学生招待鎌倉ツアー(上)実体験 東慶寺参道の記念写真 11月24日、一橋大学のOB・OG組織である如水会鎌倉支部(仙頭靖夫支部長、会員約300人)は、一橋大学への留学生を対象とした鎌倉招待ツアーを開催した。今年で3回目となるこのツアーの目的は、日本の文化と歴史への理解を深めてもうことと、母校の国際競争力の強化に役立てるため。 参加者は昨年より4人増えて18人。国籍は韓国9人、中国6人、アメリカ1人、ドイツ1人、イギリス1人で、18人中、女子学生が14人で男子学...... more
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