春の嵐、雪で倒れ掛かったスギにとどめ（六国見山3・10）

もはや限界点？大雪により六国見山で夥しい数のスギ倒木

　このところ連日、春の嵐が吹き荒れているが、３月１０日、春の嵐の影響で六国見山森林公園では１月１４日の大雪で傾き、隣のスギにもたれかかっていたスギがボッキリと折れているのを発見した。この場所は夫婦桜のすぐ近く。

　春の嵐が倒れまいと踏ん張っていたスギにとどめを刺した格好だ。春の嵐は、低気圧が日本海で台風並に発達する現象のことで、低気圧に向かって吹く強い南風や雷を伴なった強い雨によって、海や山は大荒れになる。

　「防災上の観点から民家、公共や民間の施設、道路に近い鎌倉の里山のスギの早急な処理が必要」と改めて主張する。これは「検証：六国見山の樹木はなぜ、かくも多数倒れ、折れるのか」も含め、これまで何度も指摘している。被害が起きてからでは遅い。




【参考】
各地で「春の嵐」 関東で２０人以上けが＝TBS系（JNN） 3月13日(水)19時31分配信
　日本海の発達した低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだ影響で、１３日は各地で「春の嵐」が吹き荒れました。

　２６．２メートルの最大瞬間風速を観測した成田空港では、乾いた土などが巻き上げられる「風じん」と呼ばれる現象が起き、視界が１キロ前後にまで低下しました。この影響で５０便以上が到着地を羽田空港などへ変更しました。

　気象庁によりますと、東京都心で最大瞬間風速２７．４メートルを観測、富山県や長崎県でも２５メートルを超える強い風が吹き荒れました。

　長野県松本市では、倒れた木がタクシーを直撃する被害が出たほか、神奈川県相模原市の中学校では、ハンドボールのゴールが倒れて男子中学生（１４）が軽傷を負うなど、関東で２０人以上がけがをしました。また、鉄道でも運転を見合わせる路線が相次ぎました。
（ＴＢＳニュースより転載）