大正ロマンの雰囲気「古山閣」（銀山温泉）：永平寺から白神山地へ⑨

三内丸山遺跡と椿館（浅虫温泉）：永平寺から白神山地へ⑧

　永平寺から白神山地への７泊８日の旅は５月１２日で、とうとう残り２日を残すのみとなった。この日の宿は、木造の建物が川沿いに続き、大正ロマンの雰囲気が色濃く残る銀山温泉の古山閣（山形県尾花沢市）。

　銀山温泉行きは、東北地方に詳しい友人から勧められたからで、ネットに掲載されている情報を参考にして古山閣を選んだ。黒を基調とし、白がアクセントになったシックな木造の建物の写真に惹かれた。


　銀山温泉には、八甲田山、奥入瀬、十和田湖を経由して到着した。最初にとてもおしゃれ古山閣の外観に好印象を持った。近年リニューアルしたと思われる館内もきれいで落ち着きがあった。浅虫温泉の椿館同様に温泉と食事も良かった。

　石造りの男風呂も悪くなかったが、ひのき造り湯船を備えたこぢんまりとした貸し切り露天風呂により満足した。山形の新しいブランド米「つや姫」、尾花沢牛のしゃぶしゃぶ、岩魚の姿造りなど地元の食材が使われた美味しい食事には、料理長の心意気が感じられた。

【八甲田山】



【奥入瀬】

【十和田湖】