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大量発生した「ユスリカ」 ![]() 全長約7kmの潮受け堤防と広域農道(正面は雲仙岳、右側が堤防内の調整池、左側の水が循環している堤防外とは水の色が違う) ![]() 2013年8月6日、長崎県西海市で法事を済ませたあと、干拓工事で話題になった諫早湾に立ち寄った。干拓事業で構築した約7キロの潮受け堤防上には、諫早市と雲仙市を結ぶ幅7.75 メートルの広域農道が開通していた。 ![]() 写真を撮るためパーキングで車を停めた。横断歩道橋があったので、その上から諫早湾の全景を写真に収めようと、横断歩道橋に近寄ったら、ハエの仲間の「ユスリカ」の大群にまとわり付かれた。気持ちが悪い。橋げたや階段などにも「ユスリカ」がべったりと付いていた。どうやら「ユスリカ」の発生は7年前からのようだ。 ![]() 毎日新聞 2010年5月13日 ユスリカ:今年も大量発生--諫干堤防道路 /長崎 国営諫早湾干拓事業(諫干)で造成された堤防道路で、今年もハエの仲間である「ユスリカ」の大量発生が始まった。県によると、4月下旬から晴天の日に発 生しているという。 県によると、複数の蚊柱状になって確認されており、発生原因については「不明」としている。市民団体が発生を確認した年を含めると、これで3年連続の発生となる。 しかし、排水門の開門を訴える「よみがえれ!有明訴訟」の弁護団は「水質が悪い調整池が発生原因」と指摘。12日に堤防道路などを視察した田添政継・諫早市議(社民)は「虫が体にまとわりつき、観光客が訪れるのは無理じゃないのか」と話していた。 「ユスリカ」は「川や用水路などで発生するが、特に生活排水などで汚れた「どぶ川」では大量発生することがある。ドブの泥を集めて棲管を作り、そこから上半身をのりだしてゆらゆらするのがよく見られる」(フリー百科辞典)。潮受け堤防の内側の調整池には藻の仲間の「アオコ」も大量発生していた。 北部排水門 ![]() 「ユスリカ」と「アオコ」の大量発生は、水門と潮受け堤防によって諫早湾の奧が外海と遮断され、水が循環しなくなり、水質が悪化したためと推定される。動き出したら止まらない大型公共事業の典型例と言われ、科学技術振興機構(JST)のまとめた失敗知識データベース「失敗百選」にもリストアップされている諫早湾干拓事業は、予想されたとおりものすごい環境破壊をもたらした。 正面は諫早市方面。左が調整池。右と左ではやはり水の色が違う。 ![]() 2002年8月、長崎県の諫早湾を訪れた後、その感想をHP(諫早から知床への旅 part1-破壊と再生の分かれ道-)に掲載した。骨子は下記の通りだ。 ▽壮大なる愚行 久しぶりに訪れた思い出の地、諫早湾は悲しい姿をさらしていた。潮受け堤防の内側には、なんとセイタカアワダチソウが、いたるところに群生し、荒涼とした世界が広がっていた。漁業への悪影響を懸念する漁業関係者や環境破壊を恐れる多くの人々の反対を無視して、国は干拓事業の続行を選択した。 私は個人的に、この干拓事業は国家官僚と地方官僚、そしてゼネコン、利権政治家が一体となった大義なき壮大なる愚行だと考えている。農業の担い手が減少する中で、干拓による農地造成にどういう意味があるのだろうか。もっと肥沃で条件のいい農地でさえ、後継者がいなくなっているのだ。 現在の干拓の主目的は水害の防止ということだが、私が取材していた時の主目的は、農地と水不足解消のための淡水湖の造成だった。しかし、淡水湖の水は飲料水に適さないことが判明した。看板の書き換えを余儀なくされたとしか思いようがない。今からでも遅くない。意味のない環境破壊は、早急に中止すべきだ。 【ご参考】 諫早湾干拓と有明海異変 知恵蔵2013 諫早湾干拓事業 「事業により創出された資源」(九州農政局のホームページ)
by kitakamayunet
| 2013-08-10 11:02
| 唯我独尊(コラム)
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タイトル : 諫早湾潮受け堤防内外を機上から撮影③義父の3回忌で長崎へ
諫早湾異変!「ユスリカ」と「アオコ」が大量発生:13・8・6 11月5日は、九州地方はよく晴れていた。機上から諫早湾を見下ろすと、潮受け堤防の内側と外側の水の色が大きく違っていた。潮受け堤防で遮断された内側は水が濁って茶褐色で、外洋につながる外側は青かった。 昨年(2013年)8月6日、義父の一周忌を済ませた後、諫早湾に立ち寄ったが、このとき、潮受け堤防の横断歩道橋周辺で、ハエの仲間の「ユスリカ」の大群にまとわり付かれ、驚いた。 「ユスリカ」」の大量発生は、水門と潮受け堤防によ...... more
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