「虹鱒のソテー金谷風」中禅寺湖金谷ホテル：永平寺から白神山地へ⑩

大正ロマンの雰囲気「古山閣」（銀山温泉）：永平寺から白神山地へ⑨

　５月１３日午後、永平寺から白神山地への７泊８日の旅の最後の宿となる「中禅寺湖金谷ホテル」　に到着した。宿泊費がいいお値段なので、これまではこのホテルの前を車で通過するだけだったが、今回は結婚４０周年の記念旅行の意味合いなどいくつか理由があって、奮発した。

　中禅寺湖畔のミズナラの林に囲まれ、静かで落ち着いたログハウス風洋式ホテルは、1873年（明治6年）に開業した現存する日本最古のリゾートクラシックホテル「日光金谷ホテル」の系列ホテルだ。ゆったりとくつろげる客室、温泉露天風呂「空ぶろ」、湖面に面して大きな窓を持つダイニングルーム「みずなら」－。さすがに歴史と伝統を誇るだけのことはある。

　このホテルに到着するまでに約３０００キロは車を走らせた。すべて一人で運転した。肩と首筋の凝り、腰痛が心配だったが、こまめな休憩とストレッチングで何とか乗り切った。今回の旅の目的地の永平寺（福井県）、白神山地（秋田県と青森県）、弥彦神社（新潟県）と三内丸山遺跡（青森県）をすべて訪れることが出来た。

　「空ぶろ」から上がり、ベランダで中禅寺湖と沈みゆく太陽を眺めながらビールグラスを傾けた。景色も空気も素晴らしい。ビールの味は格別で、至福の気分を味わった。　夕食にも満足した。特に醤油とバターの味が絶妙に融合した「虹鱒のソテー金谷風」。レシピが公開されており、虹鱒が入手できなければサンマで代用できるという。新サンマで作ってみたい。

　ホテルにチェックインする前に「二荒山神社」に参拝し、華厳の滝を訪れた。下野国一宮の「二荒山神社」日光連山の主峰・日光三山（男体山：古名を「二荒山）」）、女峯山、太郎山）を神体山として祀る神社だ。男体山にはいつか登ってみたいと思っている。

二荒山神社


男体山

華厳の滝