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行く川の流れは絶えずして:妙心寺派管長円覚寺夏期講座 「本心とは本来の心=仏心である」(横田管長) 「追善供養 復興祈願祭」(2011・4)で焼香する横田管長(中央) ![]() 7月22日に最終日を迎えた第78回円覚寺夏期講座の第一時限、横田南嶺円覚寺派管長の無門関提唱は「第十六則 鐘声七篠」。横田管長は、超難解な演題の理解の助けになるように様々な話題を交え、説法してくれる。 そして毎回、「本心とは本来の心=仏心で、仏心は慈悲の心であり、智慧である。慈悲とはいつくしみ思いやる心、他人の悲しみを自分の悲しみと受け止めて思いやる心だ」と「本心」の説明をする。というのもこれがお釈迦様の教えの核心であるからであろう。無門関提唱の講義も聴衆に「本心」を理解してもらうために行っているのだと推測される。 前日の夏期講座の講師、河野太通妙心寺派管長同様に、横田管長も積極的な社会参加や社会貢献を実践されている。東日本大震災の被災地を訪れた横田管長は「(絶望的な状況に置かれている)被災者は祈るしかない」と考え、延命十句観音経を被災地に届けた。延命十句観音経は江戸時代の臨済宗中興の祖といわれる白隠禅師が、『延命十句観音経霊験記』をあらわしたため普及した。 延命十句観音経は古来、ただ何度も唱えるだけでご利益を得られるとされており、人気が高い。実は、わたしも毎朝、坐禅を組み、般若心経、観音経などと一緒に延命十句観音経を読んでいる。お陰さまで体の方はほぼ健康で、心もほぼ穏やかな状態だ。 数年前、「夜眠れない」と訴える母に延命十句観音経を読むことを勧めた。以来、母は毎日唱えているという。帰省した時に不眠の話題が出ないので、多分、効果があったのだろう。また、長年、メンタルの不調に悩んでいた姪にも勧めた。一時は医師もお手上げの状態だった。 「叔父さんにはこれ以上、お前にどうアドバイスをしていいか分からない。こうなったら延命十句観音経を読み、観音様にひたすらお願いえをするしかないだろう」と姪に言った。一応、産業カウンセラーの資格を持っているが、わたしの能力の限界を超えてしまったのだ。どうやら回復に向かっているようで、電話の姪の声が明るくなった。 今年の夏期講座から、参加者は横田管長と一緒に延命十句観音経と延命十句観音和讃を読むようになった。延命十句観音和讃は延命十句観音経の意味を分かりやすく解説した横田管長の作品である。今後、多くの人々の救いになるのでないかと期待される。 延命十句観音経 観世音 南無仏(かんぜおん なむぶつ) 与仏有因 与仏有縁(よぶつういん よぶつうえん) 仏法僧縁 常楽我浄(ぶっぽうそうえん じょうらくがじょう) 朝念観世音 暮念観世音(ちょうねんかんぜおん ぼねんかんぜおん) 念念従心起 念念不離心 (ねんねんじゅうしんき ねんねんふりしん) 延命十句観音和讃 大慈大悲の 観世音 生きとし生ける ものみなの 苦しみ悩み ことごとく すくいたまえと いのるなり 苦しみのぞき もろともに しあわせいのる こころこそ われらまことの こころにて いのちあるもの みなすべて うまれながらに そなえたり ほとけの慈悲の 中にいて むさぼりいかり おろかにも ほとけのこころ 見失い さまようことぞ あわれなる われら今ここ みほとけの みおしえにあう さいわいぞ おしえを学ぶ 仲間こそ この世を生ける たからなり われを忘れて ひとのため まごころこめて つくすこそ つねに変わらぬ たのしみぞ まことのおのれに 目覚めては 清きいのちを 生きるなり 朝に夕べに 観音の みこころいつも 念ずなり 一念一念 なにしても まごころよりは おこすなり 一念一念 観音の 慈悲のこころを 離れざり 「第十六則 鐘声七篠」 雲門曰く、世界恁麼(いんも)に広闊たり。甚(なん)に因ってか鐘声裏(しょうせいり)に向かって七條を披(き)る。 無門曰く、大凡(おおよ)そ参禅学道、切に忌(い)む、声に随い色を逐うことを。縦使(たと)い聞声悟道(もんしょうごどう)、見色明心なるも也(ま)た是れ尋常なり。殊に知らず、納僧家(のうそうけ)、声に騎(の)り色を蓋い、頭頭上(ずずじょう)に明らかに、著著上(じゃくじゃくじょう)に妙(みょう)なることを。是くの如く然雖(いえど)も、且く道え、声、耳畔(にはん)に来たるか、耳、声辺に往くか。直饒(たと)い響と寂と双(なら)び忘ずるも、此に到って如何んが話会せん。若し耳を将(も)って聴かば応(まさ)に会し難かるべし。眼処(げんしょ)に声を聞いて、方に始めて親し。 頌に曰く、会するときんば、事同一家(じどういっけ)。会せざるときんんば万別千差(ばんべつせんしゃ)。会せざるときんば事同一家。会するときんば万別千差。 【用語解説】 *恁麼 こんなに *七條 けさ *無門慧開(むもんえかい、1183~1260)中国、南宋の臨済宗の僧。杭州良渚(浙江(せっこう)省)の人。月林師観に参じて「無字」の公案によって大悟し、その著「無門関」に第一則として収めた。 【参考HP】 禅宗無門関
by kitakamayunet
| 2013-08-20 18:36
| 現代に生きる禅の精神
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タイトル : 無門関第十八則 洞山三斤:第79回円覚寺夏期講座第2日
無門関第十六則 鐘声七篠:第78回円覚寺夏期講座第四日 北鎌倉の夏の風物詩「第79回 円覚寺夏期講座」が7月19日(金)~22日(月)まで4日間開催された。今年こそ第1時限の横田南嶺円覚寺派管長の無門関提唱をすべて受講しようと思っていたが、初日は残念ながら北鎌倉湧水ネットワークの六国見山森林公園の7月定例手入れ日と重なってしまった。やむなく2日目、3日目、最終日3回の受講となった。第三土曜日を六国見山森林公園の定例手入れ日に設定している限り、フル受講は無理のようだ。 横田管長の説法は...... more
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