本日の収穫物＆猛暑と里芋の“最終戦争”：野口農園8・21

やった！小玉スイカを遂に収穫、カラスの襲撃完封13・8・8

　８月２１日の野口農園の収穫物は小玉スイカ、ゴーヤ、ピーマン、シシトウ、アカトウガラシ、オクラ、キュウリ、フルーツトマト。そこそこの成果だが、それにしても雨がほしい。このところ鎌倉にはほとんど雨が降らず、野口農園の野菜たちもげんなりしている。特に気がかりなのが里芋だ。里芋はインド東部からマレーシアにかけての東南アジアが原産地だといわれており、高温多湿を好む。

　猛暑で高温なのは生育条件に叶っているのだが、雨が降らないので畑がからからに乾き、里芋は自らの“命”を守るために、身を縮込めている。これでは太陽と大地のエネルギーを取り入れることは出来ず、収穫は期待できない。

　今年は二つの理由が会って里芋をしっかりと収穫しようと思っている。一つは龍院庵の太田周文住職に年末の餅つき大会に里芋を寄贈すると約束した。もう一つはガンと戦っている私の料理の師匠の蓼沼誠一さんに食べてもらいたいと思っている。

　私の借りている畑は粘土質なので、土が水分を保持しやすいという点では里芋の栽培に適している。しかし、丘の天辺にあり、車が横付けできない。だから、水不足になっても水を運ぶのが大変だ。
　今年は梅雨明けが早かった。植えてある里芋の数は約６０本。７月の中旬以降、週二回のペースで２リットル入りのペットボトルに水を入れて、車で自宅から約４キロ離れた畑近くまで運び、里芋に水遣りをしている。

　水遣りの量は里芋１本にペットボトル１本。畑に行くときは車にペットボトルを約３０本積み込む。本来なら６０本を一気に積み込み、里芋全部に水をやるのが効率的だが、水をペットボトルに入れるのに時間が掛かる。

　同時に、車からペットボトルを降ろし、里芋のところまで持っていくのが、実はこの暑さの中では一苦労だ。元気だといっても、先月、遂に前期高齢者の仲間入りを果たした。熱中症の被害も連日報道されている。無理は禁物だ。猛暑と里芋への水遣りは体力勝負で、まさに里芋の生き残りを掛けた“最終戦争”の意味合いを帯びてきた。

水遣りをした野口農園の里芋

水遣りをしていない野口農園近くの里芋




【乾燥に強い野菜】
オクラ



ゴーヤ

サツマイモ

モロヘイヤ（本来は乾燥に強いはずだが虫に食われ、いじけてしまった）

スイカ

ネギ



今年もネキリムシの被害が少々出た。


【雨を待望している野菜】
ナス

ピーマン

シシトウ

アカトウガラシ

ニンジン消滅

【抑制栽培にチャレンジ】
トマトの脇芽をかいて植えた

トマトの脇芽アップ