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11月9日~10日に「団塊サミットスペシャルin岐阜」開催へ 定価:本体1500円+税、発行:夢工房 著者の小林正美さんは現在、故郷の岐阜県揖斐川町で、廃校を活用した「ラーニングアーバー横倉」を運営している。本書は団塊世代のオピニオンリーダーとして活躍中の小林さんにとっては処女出版だ。「今までいろんな原稿やら講演のレジュメは書き続けてきた自分ですが、個人の名前で出版するのは初めて」(小林さん)。小林さんが出版社に日頃お世話になっている片桐務さんが代表をしている夢工房を選んだというのもとても嬉しい。 写真左が片桐さん、右が小林さん 小林さんとの交流は15年前のインタビュー取材がきっかけで始まった。そうしたことから本書に一文を寄稿させていただく幸運を得た。 【特別寄稿】 有言実行の畏友にさらなるエールを! 野口 稔(北鎌倉湧水ネットワーク代表) 「野口さん、あんたが故郷に帰れというから、故郷へ帰るよ。そしてガキ大将先生になるつもりだ。廃校となった小学校をリニューアルし、宿泊可能な研修設備を作った。ここで、若い世代に失敗体験をすることで、いろいろ学んでもらいたい。事業のノウハウをいなかに持って帰らなければいけないと思う。私の場合は人的ネットワークかな」。10年前、こう言い残して、小林正美さんは、定年を待たずに全国大学生協同組合連合会専務理事の要職を捨て、故郷の岐阜県へ帰って行った。 当時、わたしは北鎌倉・建長寺を会場に想定し、「団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!―セカンドライフの一つの選択肢―」をテーマに掲げた第一回団塊サミットの準備を進めていた。わたしは昭和23年生まれ。小林さん同様に団塊世代のど真ん中に位置している。「2007年問題」が話題に上り始めていたころで、定年が他人事でなくなり、自分本来の居場所探し、言い換えれば自分自身の根っこ探しが必要になっていた時期だった。 終(つい)のすみかと決めた北鎌倉は、宅地開発攻勢に晒され、貴重な緑地、由緒ある建築物、遺跡が次々に破壊される一方で、JR北鎌倉駅から大船方面に向かう鎌倉街道沿いの商店街が流通革命、モータリゼーションの波に対応できずに急激に元気を失っていた。わが故郷(千葉県香取郡東庄町)は、後継者不在で耕作放棄された田畑が目立ってきた。北鎌倉と故郷の風景が、中国の漢詩人、陶淵明の永遠の名詩「帰りなんいざ、田園まさに蕪れなんとす。なんぞ帰らざる」のフレーズと重なった。 仕事を通じて培ってきたかけがえのないノウハウがあるはずだ。一つの選択肢として、そのノウハウを会社内部だけでなく故郷の活性化のために使ってみてはどうか。故郷の定義は、実際の故郷に限定するのではなく、第二の故郷、あるいはお気に入りの地域、大切に思う場所というふうに拡大して考えたい―。第一回団塊サミットでわたしこう訴えた。小林さんの先駆的な決断は、第一回団塊サミットのテーマにジャストミートした。 わたしのノウハウは、マスメディアの世界で習得した「情報発信力」と、人と人をつなぐ「触媒力」だ。小林さんに触発され、わたしも自らのノウハウを使って、地域、故郷の活性化、再生という目標に取り組んできた。北鎌倉では、ナショナル・トラスト運動の展開、北鎌倉の湧水を使った地ビールの発売、北鎌倉の街の魅力を一味違った角度から紹介したガイドブックの出版、里山再生プロジェクトの推進etc。 故郷関係では、二十六歳の若さで亡くなった無名の詩人の遺作を収録した「レヴィンの系譜」の出版協力、慢性的な水不足に苦しんでいた千葉県有数の穀倉地帯を真の「美田」につくりあげた大利根用水事業の立役者、野口初太郎の自叙伝「無名人からの伝言 ― 大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生 ― 」と、「第54回東大社式年銚子大神幸祭-総(ふさの)国の原風景-」の出版だ。東大社は実家の氏神様。式年銚子大神幸祭は20年に一度開催され、千年近く続いている故郷の大切な文化遺産だ。百年後の故郷の人たち読んでもらいたいと考えて執筆した。 早いもので小林さんが故郷へ帰ってから10年の年月が流れた。その小林さんから年初、「何かやり残していることがある。子や孫たちの未来のために社会欲を燃やし、もう一働きしよう」との呼び掛けがあった。その口調からは、小林さんの10年前と変わらない熱い思いが伝わってきた。団塊世代の先駆者かつ有言実行の畏友、小林さんの「これからの10年」に、さらなるエールを送りたい。(了)
by kitakamayunet
| 2013-08-24 10:24
| BOOK
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