六国見山の形状不良木間伐に備えスポ安保険に加入：9・6

涼風はまるで北鎌倉の軽井沢：８・１７六国見山定例手入れ
　　　赤テープでマーキングしてある六国見山森林公園の間伐対象の形状不良木

　北鎌倉湧水ネットワークの里山インストラクター５人とわたしの合計６人は９月６日、今後の六国見山森林公園の形状不良木間伐に備え、公益財団法人・スポーツ安全協会のスポーツ安全保険に加入した。

　今年１月に行った鎌倉市、公益財団法人鎌倉市公園協会との第３回現地協議に基づき、北鎌倉湧水ネットワークは、六国見山森林公園南口広場上から展望台に通じる管理用通路に沿って広がるヤマザクラの樹林地とこれに隣接した杉林の下草刈りを行ってきたが、この作業がほぼ終了した。

　今後の作業はしばらく下草刈りによって姿を現した形状不良樹木の間伐が中心になる。形状不良樹木の判定だが、虫に食われて腐ったりしているため、間伐した方がいいと考える対象に北鎌倉湧水ネットワークが赤テープを巻き、それを鎌倉市公園協会の担当者がチェック。間伐が適当な場合は、赤テープがそのままになっている形状不良樹木を間伐可とした。

　現在、六国見山森林公園の手入れに関しては、鎌倉市が森林ボランティア保険に入ってくれているが、チェーンソーや刈り払い機を使った作業で事故が起こった場合はこの保険ではカバーされない。

　赤テープが巻かれたままの間伐対象の形状不良樹木の数はかなり多い。間伐にはリスクが伴うので、「万が一」に対応するために、スポーツ安全保険に加入した。この保険の存在は、森の手入れで実績のある鹿住貴之・認定ＮＰＯ法人JUON(樹恩) NETWORK理事・事務局長に教えてもらった。

　スポーツ安全保険は、スポーツ安全協会が契約者となり、加入手続を行った５名以上のスポーツ活動、文化活動、ボランティア活動、地域活動を行うアマチュアの社会教育関係団体の構成員を被保険者（補償の対象となる方）として、東京海上日動火災保険（株）を幹事会社とする損害保険会社（9社）との間に、「傷害保険」および「賠償責任保険」を一括契約した補償制度。

　北鎌倉湧水ネットワークの「鎌倉の美しい里山継承プロジェクト」の活動は、加入区分としてはＡ２（年間掛け金８００円）だと思ったが、スポーツ安全協会に問い合わせたらＣ（年間掛け金１，８５０円）ということだった。団体活動中とその往復中が保険の対象となり、Ｃの場合の保険金額は死亡２，０００万円、後遺障害（最高３，０００万円）、入院（１日につき）4，０００円、通院（１日につき）１，５００円。