スポ安保険加入後初の六国見山森林公園手入れ：９・１８

六国見山の形状不良木間伐に備えスポ安保険に加入：9・6



　台風18号が過ぎ去り、すっきりとした秋晴れとなった９月１８日の午前中、６人で六国見山森林公園の臨時手入れを行った。作業内容は南口広場に近いヤマザクラの樹林地に隣接している杉林の形状不良木の間伐と下草刈り。９月６日、今後の形状不良木間伐に備え、公益財団法人・スポーツ安全協会のスポーツ安全保険に加入したが、この日は保険加入後の初手入れとなった。


　保険に入ったからといって、絶対的な安心はあり得ない。作業は常に細心の注意払う必要がある。この日の作業は危険を回避するために、６人が二人一組となって離れた場所で作業した。いくら伐採技術が優れていても、枯れ木などは予想外の方向に倒れてくるし、チェーンソーの音で「危ない」という声が聞こえない場合もある。




　暑い時期の森の手入れではハチにも要注意だ。裂けて倒れかけっている大木を切断しようとしたら、キイロスズメバチがぶんぶん飛び交い始めた。巣があるのかもしれない。そこで、殺虫剤を使用した。しかし、無理は禁物だ。完全処理はあきらめ、次回の作業まで様子を見ることにした。

　子どもの頃、ハチに刺されて痛い思いをしたことがある。参加者には事前に「【ハチへの対策】①ハチは黒い色を集中攻撃してくる習性があるので、黒っぽい服の着用を避ける②ハチは動きに反応するので、素早い動きは避ける。とりわけ飛んできた時に、手で追い払おうとすると大変危険である」とメールで案内し、注意を呼び掛けている。


　間伐と下草刈りをした杉林からＪＲ横須賀線と鎌倉街道を挟んで対峙する台峯緑地がちらっと見えるようになった。手入れは決して楽ではない。今年の夏は猛暑だったのでかなりきつかった。しかし、はっきりとした成果を見ることができるのでさらにやる気が出る。

キイロスズメバチ（きいろすずめばち）[ 日本大百科全書（小学館）]
【黄色雀蜂】
Japanese hornet
［学名：Vespa simillima］
　昆虫綱膜翅（まくし）目スズメバチ科に属する昆虫の一種。体長18～25ミリメートルで、体色は黄橙（おうとう）色。日本全土の平地および低山地に分布し、スズメバチ類中ではもっとも普通種。樹枝、岩壁、樹洞、土中などに幅広く営巣し、巣はほぼ球形で、直径40～90センチメートルに達する。環境適応力が強く、丘陵地を開発した新興住宅地に侵入し、人家の屋根裏や軒下に営巣するが、攻撃性が強いので刺傷事件が多発している。