ＮＰＯセンター大船主催の六国見山ウォークに参加:1・18

来年1・18ＮＰＯセンター大船が六国見山森林公園を案内
「市民活動の力ってすごい」（渡辺・鎌倉市市民活動センター運営会議理事長）

　1月18日、NPO支援のためのNPO法人「特定非営利法人・鎌倉市市民活動センター運営会議」主催の「六国見山ウォーク」が行われた。コースは北鎌倉駅→高野台住宅→六国見山森林公園南口広場→同展望台→同北口登山道→岩瀬・湧水公園（岩瀬下関青少年広場）→大長寺→ＮＰＯセンター大船。所要時間は約２時間。参加はわたしも含めて１５人し、全員が完歩した。

　午前８時頃には雪が舞う、怪しい天気だったが、徐々に回復、集合時間の午後１２時半に太陽が顔をのぞかせた。ただし、残念ながら、眺望がきかず六国見山森林公園展望台からは、富士山、スカイツリー、大島を見ることはできなかった。

　せっかくの機会なので、参加者に北鎌倉湧水ネットワークなどが手入れして明るくなった六国見山森林公園について説明した。散策の後に行われたＮＰＯセンター大船の第２回利用登録団体懇話会の冒頭、渡辺公子運営会議理事長が「六国見山ウォークに参加し、きれいになった六国見山森林公園を見て、市民活動の力ってすごいなと思った。展望台からは重なり合った山々が見えました」と話した。

　懇話会では約３０団体がそれぞれの活動について報告、その後懇親会が開かれた。懇親会では緑地保全に関わるすべての活動（民地・公有地の森林の保全・管理、樹木の伐採・間伐・下草刈り・蔦植物の切除など）を行っているＮＰＯ　鎌倉・緑地保全隊代表の日野紘一さんと意見交換した。

　「＊緑は『宗教』であり、『イデオロギー』ですね」とわたしが言うと日野さんも「まったくその通りだ」と同意してくれた。活動に関していろいろ難しい問題に直面しているとのことだった。今後、何らかの形でコラボレーションできればと思っている。

＊緑は「宗教」であり、「イデオロギー」
　…「『緑』はある種『宗教』だ」とわたしは考えている。赤坂信・千葉大学園芸学部教授は「『緑』はイデオロギー」と言う。「自然はそのままがいい」「六国見山に人が立ち入るのは好ましくない」「ウグイスが棲めなくなってしまう。アズマネザサを刈らないで」「アオキは保水力維持に役立ち、実はヒヨドリの餌になる。だからアオキは伐らないでほしい」「間伐するとプライバシーの侵害になる」。里山の手入れに関してはさまざまな意見が寄せられた。地道な活動を通じて、こうした意見に適切な答を出していきたい。（近く発刊予定の「里山ってなんだ！」の「はじめに」より転載）