故郷はありがたきかな…①団塊サミットＳＰｉｎ建長寺第１部

「里山ってなんだ！」出版と団塊サミットＳＰで記者会見3・4
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　撮影：島村国治
　
　北鎌倉湧水ネットワークは４月２０日（日）、建長寺で「団塊サミットスペシャルｉｎ建長寺　団塊世代よ、帰りなんいざ地域、故郷へ―あれから１０年、これから１０年―」を開催した。建長寺は２００４年に第１回団塊サミットの会場としてお借りした。あれから１０年が経ち、再び、今回のイベント会場を提供していただいた。今回のイベントは建長寺を初めとした出演者、スタッフ、友好団体、故郷のお陰で開催が可能になった。ただ、感謝あるのである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参加者全員で般若心経

　プログラム第１部のスタートは高井正俊・建長寺宗務総長の般若心経の読経とお話。方丈はコンサートホールではない。建長寺の大切な宗教行事の場所である。１０年前、わたしはほとんど面識がないのに図々しくも会場の提供をお願いしに出向いた。高井宗務総長はわたしの話を２，３分聞いて、こう言われた。「分かった。わたしに任せなさい」。以来、お言葉に甘えて、公私ともども大変お世話になった。高井宗務総長の存在がなかったら、北鎌倉湧水ネットワークの展開は別のものになっていたような気がする。

　まほろば楽団（六国見山湧水仕込み地ビール「北鎌倉の恵み」応援歌『北鎌倉』完成記念コンサート）とクール百音（曲集『女声合唱組曲　“レヴィンの系譜”より　まだ見ぬ季節』出版記念コンサート）に、出演をお願いしたのは、北鎌倉湧水ネットワークの活動への協力に対する感謝の気持ちからだ。

　北鎌倉湧水ネットワークは１４年前、「北鎌倉の恵み」を世に送り出す目的で誕生した。１０年間愛飲されたが、３年前に製造・販売が休止した。しかし、熱心な「北鎌倉の恵み」ファンの後押しで昨年、復活した。まほろば楽団のリーダーである石井彰英さんには、この復活した「北鎌倉の恵み」の応援歌を作っていただいた。

　一方、クール百音代表の児島百代さんは、「女声合唱組曲　“レヴィンの系譜”より　まだ見ぬ季節」を何度もコンサートで演奏し、かつ曲集「女声合唱組曲　“レヴィンの系譜” より　まだ見ぬ季節」の出版に尽力された。お二人に建長寺というスピリチュアルな場所で、演奏の機会を提供したいと常々考えていた。それが今回実現できて胸のつかえがとれたような気がする。





　故郷（千葉県香取郡東庄町）からは、レヴィンのご両親と妹さんなど３４名がマイクロバスや電車でコンサートに駆けつけてくれた。東庄町と北鎌倉の距離は片道約１７０キロ。レヴィンのご両親は朝もぎたてのキュウリとミツバをお土産にどっさり持ってきてくれた。故郷はありがたきかな…

　いつもチラシ、ポスター、チケット、プログラムの印刷をお願いしているプリントランドの久保田正道社長（左）。ご協力に感謝しております。

　寒い一日だった。でも、外の総門前のスタッフはもっと寒かったはず。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。