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由らしむべし 知らしむべからず台峯実施設計素案説明会 ![]() 自宅に届いた広報かまくら5月1日号)によれば、(仮称)山崎・台峯緑地実施設計(案)説明会の開催と意見募集のお知らせが掲載されていた。実施設計(案)は、4月に開催した実施設計素案の市民説明会で出た意見を踏まえてまとめたものだという。5月20日から行政資料コーナー(本庁舎3階)、支所および図書館で閲覧できるほか、市のホームページからアクセスできるという。 ◇(仮称)山崎・台峯緑地実施設計(案)説明会の開催と意見募集 5月22日(木) 午後7時~9時 深沢行政センター 5月23日(金) 午後7時~9時 市役所講堂(第3分庁舎) 【意見の提出方法】 実施設計案への意見書(書式自由)は、住所・氏名・電話番号を添えて、郵送かファックス、Eメールで、5月20日から27日(消印有効)までに公園課へ。 *お問い合わせ 所属課室:都市整備部公園課 鎌倉市御成町18-10 分庁舎2階 電話番号:0467-61-3583 ファクス番号:0467-23-8520 メール:park@city.kamakura.kanagawa.jp (仮称)山崎・台峯緑地 実施設計素案に対する意見書 2014・4・30 北鎌倉湧水ネットワーク代表 野口 稔 (1)里山の概念、定義を明確にし、台峯は元々が里山であるという歴史認識に基づいた実施設計図を描いて着工してください。 (2)ため池(谷戸の池)の急速な環境悪化の原因究明と、改修方法の分かりやすい説明をお願いいたします。 (3)緑地の保全・管理に当たっては、市民ボランティアとの連携をお考えとのことですが、できるだけ多くの市民が意欲的に参加できるような連携の仕組みを作ってください。 【上記要望の理由と背景】 (1)について 実施設計素案には「里山」という言葉が何度も登場します。里山の一般的な定義は「田畑が広がり、小川が流れ、燃料になる木を伐り出す林、竹林、草刈場などがあり、人のくらしと自然が密接にかかわりあっているところ」(「森づくりワークブック 雑木林編」全国林業改良普及協会)だと思います。 ![]() しかし、実施設計素案のゾーン図は、一般的な里山の概念から離れてしまっているように思われます。例えば「源流の森」(ため池の集水域や湿地、常緑広葉樹の自然林を保全しながら台峯の谷戸の原流域を守るゾーン)の設定です。違和感を覚えます。先祖代々、台峯に住んでいる市民によれば「かつての台峯は尾根部や平坦地が畑、急斜面がカヤ場、谷戸の底が水田」とのことです。昭和30年代の燃料革命と農業革命、拡大造林政策により、常緑樹が生い茂り、アズマネザサに占拠された状態になりました。 常緑樹が繁茂していたのでは、日陰ができてしまい、畑の野菜、水田の稲は育ちません。また、鎌倉の地表は薄いので大きな樹木は深く根を張ることができず倒木の恐れがあります。特に斜面地は危険です。このままでは市民の憩いの場であるはずの公園が、人の立ち入ることのできない危険な場所になってしまう恐れがあります。 常緑広葉樹が繁茂していれば「保水力を確保できる」というのは、ある種の幻想ではないでしょうか。昭和30年代から40年代までは、台峯の周辺の住民は、台峯に生えている木を燃料用の薪や炭に使っていたので、山にこまめに入って、15年から20年サイクルで伐っていました。それでも谷戸の水系は、現在よりも豊かな水量を保っていたとのことです。ちなみに奥利根水源の森の600haの緑豊かなブナ林は、下草が刈られ、ブナとブナの樹の間も十分なスペースが取られています。 奥利根水源の森の手入れされたブナ林 ![]() ![]() 【ご参考】 「…今から約一万年~八千年前になると氷河期が過ぎ気温も上昇し、海面の高さも上がって内陸部に海水が入り込みはじめ、海進現象がはじまっている。海進が最も進んだのが今から六千~五千年前の縄文海進期。海抜約二十メートルのあたりまで海岸が入り込んで、大船入江が形づくられた時代で、丘陵山裾まで海岸線が迫っていた。…弥生時代(約二千年前)になると海面が下降して海退現象が始まり、海水が引いたあとは湿地帯となっていた。弥生中期頃になると中国大陸で発達した水稲耕作と金属を持つ新しい文化が鎌倉地方にも伝わり、土器が使用されるようになった。やがて湿地帯が陸に変わり、水稲耕作に適した谷や低地のある日当たりの良い丘陵が新しい生活の場として選ばれたものと思われ、粟船山・台・鎌倉山などお丘陵地に遺跡が多く発見されている」(「大船の歴史」北鎌倉台土地区画整理組合) (2)について 約3年前から始まった台峯緑地のシンボルともいうべき谷戸の池への大量の土砂流入、堆積、結果としての蓮田化という環境の悪化の原因については、2011年3月2日付で「定期的に実施されていた谷戸ノ池の水抜き作業が、耕作放棄とともに、行われなくなり、徐々に堆積し、現在に至ったものと考えています」との回答をいただいております。 確かにこうした理由もあると思いますが、主因は谷戸の池の上のハンノキ林(かつては水田)に水路を作り、谷戸の池に水を引き込んだことと、池の水の落ち口を下げてしまったからだと考えます。きちんとした原因究明をされた上で改修工事を行ってください。 4月25日の説明会に参加しましたが、改修方法としてオープンカット工法、地盤改良方法、グラウト工法の三つの工法が提示されました。しかし、説明が不十分で優劣がよく理解できませんでした。予算の見通しも含めた分かりやすい説明をお願いいたします。 【ご参考】 谷戸の池への土砂流入・堆積問題について鎌倉市に質問状(2011年1月29日) http://kitakamayu.exblog.jp/15837276/ 谷戸の池への土砂流入・堆積問題についての鎌倉市回答(2011年3月 2日) http://kitakamayu.exblog.jp/15999155 谷戸の池はまるで蓮田、「ひどすぎる」と参加者から怒りの声(2013年11月 2日) http://kitakamayu.exblog.jp/20933216/ (3)について 3年以上にわたって鎌倉市、鎌倉市公園協会のご了解をいただき、六国見山森林公園の手入れしております。その結果、分かったことは緑地の保全・管理には大変なコストがかかるということです。これまで保全活動していた市民団体以外へも広くボランティアの呼びかけをお願いいたします。
by kitakamayunet
| 2014-04-30 12:43
| 台峯&マンション問題
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タイトル : 22・23(仮称)山崎・台峯緑地実施設計(案)の説明会延期
5・22、23に(仮称)山崎・台峯緑地実施設計(案)説明会 5月19日夜、仕事から帰ってきてメールをチェックしたら鎌倉市の公園課から「(仮称)山崎・台峯緑地実施設計(案)の説明会延期と(素案)意見募集期間の延長のお知らせ」のメールが入っていた。骨子は①素案への募集期間が短いとのご意見があったため、7月2日まで募集期間を延長する②これに伴い5月22日・23日開催予定の案の説明会は、延期する③実施設計(案)の説明会開催日については、広報等で再度知らせる。 それにしても開催直前にこういう連絡は非...... more
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