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マルバウツギとツチバチの仲間 ![]() 六国見山の手入れを始めてから様々な発見や気付きがある。今回掲載する話もその一つだ。小学生時代に教わった唱歌に「夏は来ぬ」がある。「卯(う)の花の、匂う垣根に」で始まる。わたしは「夏は来ぬ」に登場する「卯(う)の花」は、これまで「菜の花」だと思い込んでいた。 「夏は来ぬ」(佐々木信綱 作詞 小山作之助 作曲) 卯(う)の花の、匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ さみだれの、そそぐ山田に 早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして 玉苗(たまなえ)植うる、夏は来ぬ ![]() ![]() ![]() しかし、それは大きな間違いであることを北鎌倉里山インストラクターの川上克己さんとのメールのやり取りで気が付いた。5月20日、六国見山北口側登山道(石段)横の白い花の密をハチが懸命に吸っていた。白い花を咲かせているのは、周辺にたくさん生えているハコネウツギの仲間のようだが名前が分からない。 ![]() 「(石段横の)花の蜜を吸っているのは、ツチバチの一種だと思います。白い花はマルバウツギです。わたしたちは昆虫学者でも植物学者でもありません。花も虫も、 ハチはハチで充分で、マルバウツギはウツギと知るだけで充分だと思います。それよりも、・・・卯の花の匂う垣根に・・・の、『卯の花』と覚えた方が情緒的です。・・・わたしたちは花の心、生き物の心を知るやさしい人たちなのですから・・・???レモンの花で蜜を吸っている蜂は、(ハチ類の中で、花に訪れ、蜜や花粉を集め、幼虫の餌としてそれらを蓄える習性をもつ)ハナバチの仲間です」 ![]() ここで恥ずかしながら「卯(う)の花」がウツギであることに気が付いた。冷静に考えてみれば菜の花が「匂う垣根に」はなり得ない。六国見山の手入れを開始しなければ、菜の花と錯覚したまま、この世を去っていたかもしれない。 暇だったので、会社の同僚の何人かに「『夏は来ぬ』に登場する『卯(う)の花』ってどんな花か知ってる?」と尋ねた。「まったく見当がつかない」「菜の花だろう」との答えが返ってきた。 植物は虫たちに受粉の手助けをしてもらうために、美しい花を咲かせる。中には蜜を出したり、芳香を放ったりしながら、その存在をアピールする。虫たちは植物から貴重な食料を確保する。ここには奪い合うことではなく相互に与え合う「共存共栄」=「生物多様性」の世界が成立している。
by kitakamayunet
| 2014-05-27 12:02
| 鎌倉の美しい里山継承PJ
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