50年振りの再会に感激ひとしお6・21橘中３年Ｂ組同窓会

「誰か分かる？」
「もちろん、ジロウクンだろ、目が変わってないね。隣はサダオクン」
「ミノルクン、ずいぶん立派な体格になったね」
「そうだね、当時は痩せていてガリガリだった」

　６月２１日、わが故郷（千葉県香取郡東庄町）の鯉屋旅館で母校・橘中３年Ｂ組同窓会が開かれた。同窓会には恩師の青野和男先生と同級生１７人の合計１８人が参加した。４０年、あるいは５０年振りに再会した同級生が数人いた。「三つ子の魂百まで」という言葉があるが、風貌に変化はあっても中学生の時に備えていた「面影＝核」に変化はなく、瞬間的に誰であるかが分かった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恩師挨拶

　わたしたちが通った東庄町石出にあった橘中学校は、現在は存在しない。わたしが大学を卒業した年の昭和47年4月1日、神代・笹川・橘・東城の4中学校が統合し、東庄中学校となった。東庄中の場所は東庄町青馬に移り、橘中の校舎があった場所は国保東庄病院になっている。

　３年間、わたしのクラス担任をされた青野先生は当時、大学を卒業したての新米先生だった。「一言」ある方なので、生意気なことを言って、青野先生にはご迷惑をお掛けしたと思う。今考えるとお恥ずかしい限りである。何人かの同級生は既に亡くなってしまった。こうして元気に同窓会に出席できて幸せだと思った。問題を抱えていれば同窓会に出席することはできない。




　一瞬にして「中学生時代」の「自分たち」に戻った同級生は早くも忘年会を開こうということになり、その幹事まで決めてしまった。同窓会幹事は「マコトクン」から「カツコさんにバトンタッチ」する。


　窓の外には利根川の支流・黒部川。わたしのこの風景が好きだ。故郷に帰ってきたという実感が生まれる。