台峯緑地保全会の手入れで鎌倉市職員も一緒に汗：6・26

山崎・台峯緑地実施設計(案)の説明会は７月下旬を予定

　６月２６日、台峰（台峯）緑地保全会が行った台峯緑地の手入れ（下草刈り）に参加した。手入れした場所は台上町の鎮守・稲荷神社裏の尾根筋と北斜面で、台峯緑地を風致公園として保全を決めた鎌倉市が、まだ、野村不動産から買収を完了していない区域。台峯緑地保全会は野村不動産と鎌倉市の両方から了解をもらってこの日の作業に臨んだ。

　この日の手入れには鎌倉市公園課の職員２人も姿を見せた。鎌倉市は台峯緑地の保全・管理に当たっては、市民ボランティアと連携しながら進める方針で、市民との連携に向けた具体的なルール作りを急いでいる。

　職員２人の参加はそのための準備の一環だったが、台峯緑地保全会の作業をただ見守る“涼しい顔”の「視察」ではなく、一緒に汗をかく「協働」だった。４月に開催された（仮称）山崎・台峯緑地実施設計（素案）説明会における鎌倉市の対応には正直、がっかりした。しかし、今回のようなことが積み重なっていけば、官民協働による台峯緑地の保全・管理は、曲折はあるだろうが、きっと成功するだろう。