期せずして植政造園とコラボ：8・29六国見山臨時手入れ

新助っ人は若き野鳥研究者：8月六国見山定例手入れ
　　　　　湧水ネットワークは高野台自治会5班のお宅の上の杉林で下草刈り

　　　　　杉林下の擁壁上に張られたフェンス沿いでは植政造園が下草刈り

　北鎌倉湧水ネットワークは8月29日午前8時半から、六国見山森林公園の臨時手入れを実施した。メーンの作業は高野台自治会5班のお宅の上の杉林の下草刈り。目下のところは、猛烈な勢いで繁殖しているカラスザンショウの処理が緊急の課題だ。カラスザンショウは大きいものは樹高１５メートル、直径６０センチに達するという。放置すると大変なことになる。手入れ開始前から雨がパラパラ降り出す危なっかしい天気だったが、正午近くまで作業できた。

　杉林の林床を占拠したカラスザンショウ。次回の手入れの場所はここが中心となる。

　上記の先の斜面にはツツジが植樹されている。手入れでその存在が明らかになったが、手入れを怠るとカラスザンショウやアズマネザサに覆われ、その存在がかき消されてしまう。


作業開始

作業終了時。写真右の刈り残しはキイロスズメバチの巣があったため。

ここにキイロスズメバチの巣が。たくさんのキイロスズメバチが飛び回っていた。

　この日は期せずして鎌倉市公園協会から業務委託を受けて26日から1週間の予定で、六国見山森林公園の外周フェンス沿いの下草刈りをしていた植政造園と手入れのコラボレーションする格好になった。

　植政造園の今回の一連の手入れで最も大変だったのがクズの処理。あっという間に成長しツツジを覆い隠してしまっていた。


　蔓類の処理は本当に頭が痛い。植樹したヤマザクラ、モミジ、エゴノキにヤマノイモ、オニドコロ、ヤブガラシ、カラスウリなどが絡み付いていた。8月初めに処理したが、それをあざ笑うかのように蔓類は旺盛な生命力を誇示していた。

　今年もオトコエシの白い花が六国見山森林公園のあちこちで咲いている。