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北鎌倉史跡研究会ブログ開設!北鎌倉駅添い岩窟・トンネル問題 「保存について考える集い」に危機感募らせた住民56人が参加 10月20日(月)午後6時からに山ノ内公会堂で「北鎌倉駅添いの岩塊・トンネル保存について考える集い」(主催・北鎌倉史跡研究会)が開催された。山ノ内公会堂には、岩塊・トンネルが破壊の方向に向かっていることを「寝耳に水」の形で知り、危機感を募らせた住民56人が参加した。会場の収容能力はほぼ限界で、この問題への関心の高さをうかがわせた。 集会では最初に出口茂・北鎌倉史跡研究会代表から「鎌倉市は情報操作をしながら岩塊・トンネルの保存ではなく破壊を考えている。(民意を代表するという名目で設置されたはずの)「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」の方でも、これに呼応する形で一部メンバー主導の破壊を前提とした乱暴かつ強引な運営がおこわなれている。今年7月の第4回安全対策協議会では、岩塊・トンネルの補強(保存)案と破壊案が提出されたが、8月の第5回安全対策協議会では破壊案があっという間に採決されてしまった。そして北鎌倉史跡研究会の代表であるわたしや会員に誹謗中傷がなされている」との経過報告があった。 「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」は山ノ内8町内会をはじめ、大船、小袋谷、市場、高野台の12の町内会、円覚寺、雲頂庵、学校関係者で構成されている。出口会長によれば「10月9日に松尾崇鎌倉市長と面会した際、『反対運動が起きないようにと協議会を作ってやってきた』という気になる発言があった」という。集いで配布された資料によると今から26年前の1988年(昭和63年)にも今回と同様の破壊計画があったが、反対があり、中止になった。岩塊・トンネル破壊はある種、鎌倉市の悲願なのだろう。 鎌倉に移ってきてから約20年。わたしには理解不能な鎌倉市のお役人の“習性” だが、こうしたことは過去にも例がある。一つが大船観音前マンション建設問題。それと台峯実施設計(素案)説明会の鎌倉市の姿勢。国レベルで言うと、諫早湾干拓問題。 続いて馬淵和雄・日本考古学協会理事が「風景の中の中世―北鎌倉駅ホームに突き出た岩塊の意味―」という演題で講演し、「北鎌倉の岩塊は朝比奈の塁壁遺構と対をなす鎌倉にとって一番大事な遺構だ。これを壊してコンクリートの擁壁を作るなんてとんでもない」と保存の必要性を強調した。参加者から「こんなことだから世界遺産登録も外れたんだよ」とのため息も漏れた。 講演後、質疑応答があり、「岩窟・トンネル周辺住民の9割は破壊に反対」「岩窟・トンネルが破壊されるということを町内にまったく知らされていない。町内の意見は大方が反対だ。町内会長にこういう重大な決定を一任した覚えはない」「保存のために署名運動を展開すべきだ」などの意見が出された。こうした意見を受けて北鎌倉史跡研究会は①第一段階としてできるだけ多くの市民が鎌倉市長・市政へ「わたしの提案」出す②次に署名運動を展開する③12月13日に「北鎌倉駅添いの岩塊・トンネル保存について考える集い」を開催する-を決めた。そして最後に「岩塊・洞門を破壊から守り後世に伝える決議文」を採択した。 【馬淵和雄・日本考古学協会理事の講演骨子】 風景の中の中世―北鎌倉駅ホームに突き出た岩塊の意味― 【あの岩塊はなんだろうか】 岩塊は、明治22年(1889)の横須賀線敷設によって大部分が削り取られたが、それ以前は前面の鎌倉街道近くまであったらしい。これはおそらく頼朝以前から存在した、鎌倉の北(西)の入口を守る塁壁(とりでの壁)である。それをのちになって、円覚寺が西の結界に利用したと考えられる。古くから、鎌倉の北側の山裾には東西に幹線道路(山ノ内→亀ケ谷(扇ケ谷の古称)→源義朝邸(寿福寺)→窟堂前→鶴岡八幡宮の辺り→朝比奈峠→六浦津)が通じていた。朝比奈峠麓の旧道入口には高さ3メートルほどの塁壁が残っている。北鎌倉の岩塊は朝比奈の塁壁遺構と対をなす。 【岩塊は北鎌倉の風景の重要な構成要素】 鎌倉時代以前から長く生きてきた景観を、「壊してもいい」というのが、住民全体の意見であれば仕方がない。しかし、そうでないのに、たまたまその時に担当した鎌倉市の職員が壊す権利はない。地名も同様、鎌倉市はかつて「大倉」・「深沢」など鎌倉時代以前からあった地名を、いともたやすく「雪ノ下3丁目」とか「梶原○丁目」「笛田○丁目」などと変えた。「大倉」は鎌倉の象徴ともいうべき地名だが、市の担当者のいったいどこにそれを消してしまう権限があるのだろうか。この岩塊にも同じことがおこわなれようとしている。問われているのは、自分たちの町の理解度である。 【北鎌倉史跡研究会が指摘した鎌倉市の情報操作】 (1)意見抹殺 鎌倉市は地権者から出ていた意見や要望を平成25年6月7日に作成していたが、北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会に提出しなかった。 (2)書き換えと不都合な意見のカット 鎌倉市道路課が作成し、8月開催の第5回北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会に提出した「平成26年度 7月文化財専門委員会議事概要」とこの「議事概要」の元になった同市文化財課が作成した「議事録」がある。「議事概要」は3ページの「議事録」を2ページに圧縮しており、「絵画史の立場で言うと、」を「絵空事である」と書き換え、「行政は、安全性に留意しながら景観を残す。住民にとっては大切な記憶、思い出であり、歴史の先生の定説を聞きながら、どういう形で残すかということが大事である」という意見などがカットされていた。 「議事概要」(道路課作成) 「議事録」(文化財課作成)
by kitakamayunet
| 2014-10-22 13:08
| 洞門山宅地開発問題
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Trackback(2)
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Comments(2)
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2014-11-13 19:37
タイトル : 怖いな!鎌倉市が情報操作:北鎌倉駅添い岩塊・トンネル問題
安全協議会隠れ蓑に鎌倉市が岩塊・トンネル破壊に舵取り? 「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策」についてのお知らせ 10月25日、回覧の印がついた「『北鎌倉駅裏トンネルの安全対策』についてのお知らせ 高野台自治会員各位」が郵便受けに入っていた。自治会の配布資料も一緒だったので、高野台自治会長が、自治会員向けにこの問題の情報提供をするために配ったのだと思った。 回覧の印の付いた自治会の資料は、次のお宅に回さなければならないので、コピーしようとした。念のため、自治会の配付資料は妻がこまめにチェッ...... more
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2015-07-08 12:36
タイトル : 「安全」はトンネル開削・破壊の方便?:緑の洞門通行禁止
安全協議会隠れ蓑に鎌倉市が岩塊・トンネル破壊に舵取り? 「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」は外向けのポーズ 北鎌倉緑の洞門破壊問題の真相より転載 北鎌倉緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会)http://www.ne.jp/asahi/kitakama/shiseki/はこのほど更新した公式HPで、緑の洞門開削・破壊のストーリーは、ごく少数による開発談合によって仕組まれたもので、「安全」は住民をまとめるための方便、「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」は外部に向けたポーズにすぎない、...... more
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石井彰英「まほろば楽団」
at 2014-10-23 05:19
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有志の方々が、岩窟トンネル存続の為に署名運動等を展開されるなら、微力ながら品川の地からお手伝いさせて頂きます。
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by
kitakamayunet at 2014-10-23 06:33
ありがとうございます。署名活動がスタートしたらご案内します。
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