六国見山森林公園にツツジ続々復活、新名所になるかも

復活ツツジのために下草刈り①5月六国見山臨時手入れ

　六国見山森林公園の高野台自治会４班に関係した道路沿いの斜面（方角は北西）がツツジの新名所になる可能性が出てきた。手入れの結果、ツツジが植樹されていたのを確認したが、その植樹本数がかなりの数になることが最近の下草刈りで分かった。

下草刈り前

下草刈り後

　手鎌でアズマネザサを刈っていたら、アズマネザサの中にたくさんのツツジのひこばえ（切り株や木の根元から出る若芽）や、胴吹き（幹や枝の途中に芽が吹くこと）が隠れていた。すごい生命力だ。鮮やかな緑色の若芽がそれをアピールしている。

ひこばえ




胴吹き


　マンリョウ。こちらは野鳥からのプレゼントだ。


　最初の手入れの時は、３メートル以上に成長したアズマネザサやアオキ、アケビなどの蔓類と一緒に、刈り払い機で、刈り取られてしまったが、日差しの回復で見事に復活した。これまで復活を確認していたのは比較的大きなツツジだった。最初の手入れの時にその存在に気づき、刈り取らないで大切に残しておいた。

かつての地権者が北側登山口の右側の斜面にたくさんのツツジが植えてくれたが、ひょっとしたら、復活ツツジはこれらのツツジと一緒に植えられたのかもしれない。それが手入れ放棄の結果、アズマネザサやアオキ、アケビなどの蔓類の中に飲み込まれてしまい、私たちの前から姿を消した。

　かつての地権者は後世の人々のためにツツジをたくさん植えてくれた。鎌倉の美しい里山継承プロジェクトをスタートさせてから満３年になる。この間、保水力維持と景観アップのためにヤマザクラ、イロハモミジ、エゴノキ、アカメソロなど約１００本植樹した。

　植樹した小さなヤマザクラやアカメソロを虐待する人間もいるが、わたしたちは地道な手入れをして、かつての地権者からの“贈り物”と自分たちが植樹したヤマザクラなどを大切に育てたい。

紆余曲折があるかもしれない。しかし、そう遠くない将来、３月下旬から４月上旬はヤマザクラ、初夏はツツジとエゴノキ、晩秋から初冬はイロハモミジが、六国見山森林公園の森を色鮮やかに染め上げてくれるだろう。

最初（２０１１・１２）に植樹したイロハモミジがきれいに色付いた。