北鎌倉・明月荘が全焼！

さとやま連合会構成団体の紹介④北鎌倉明月荘の会
　北鎌倉の明月谷戸の最奥にある神奈川県有施設・明月荘が全焼した。3月22日午前9時20分ごろ、畑の土壌改良と雑草対策用に明月荘の竹林整備から生まれた竹のチップをいただきに明月荘を訪れた。すると門の前は水浸しになり、パトカー、消防自動車が駐車していた。警察や消防が現場検証をしており、立ち入り禁止措置がとられていた。

　知人の情報では出火時間は午前３時。鎮火は午前4時半。現時点で出火原因など詳細は不明だ。明月荘の維持管理・保全利活用の活動をしている北鎌倉明月荘の会の川上靖治さんによれば「火の気のないところから出火した」とのこと。放火や漏電などの可能性が考えられる。川上さんをはじめとしたわたしの友人たちが、荒れ果てた明月荘の手入れをしてきた。ただただ、残念だ。涙が出るほど悲しい。

【産経ニュースより転載】
鎌倉で古民家「北鎌倉明月荘」が全焼　昭和初期の建築様式
（2015.3.22 17:04）
　２２日午前３時３５分ごろ、神奈川県鎌倉市山ノ内、古民家「北鎌倉明月荘」に設置された警報器が作動し、駆け付けた警察官が出火を確認した。木造平屋の母屋と茶屋が全焼、けが人はなかった。明月荘は昭和初期の建築様式で建てられた貴重な住宅遺構で、県が所有していた。県や県警によると、２１日午後４時まで、つるし雛を飾ったり作ったりするイベントが開かれていた。出入り口は施錠されていたといい、県警大船署が出火原因を調べる。

　明月荘は昭和２１年に建築。当時は個人の邸宅だったが５３年に県が取得。母屋２４６平方メートル、茶屋１６平方メートル。庭園を含む総面積は１万４４６８平方メートルと広大で、手入れに携わる「北鎌倉明月荘の会」の川上靖治副代表（７８）は焼失について「戦前の生活様式を残した素晴らしい建物だったのに本当に残念」と話した。