6・14石田・山本・諸田 ピアノトリオ・コンサートに５００人

石田泰尚・山本裕康・諸田由里子ピアノトリオ・コンサート6・14
兼松講堂、感動的なフィナーレはアンコール曲の「故郷」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　撮影：島村国治

　６月１４日、東京・国立の兼松講堂で北鎌倉湧水ネットワークと一橋大学のＯＢ・ＯＧ組織である如水会鎌倉支部が共同主催した「石田泰尚・山本裕康・諸田由里子　ピアノトリオ・コンサート」が好評裏に終了した。参加者は一橋大学の蓼沼 宏一学長、山内進前学長、大芝亮前副学長らの大学関係者、如水会会員・家族、音楽ファンを中心に約５００人。聴衆は音響効果の素晴らしい、重厚な雰囲気の中での質の高い演奏に惜しみない拍手をおくった。

　収益金を母校一橋大学に寄付し、今後の研究活動の発展のために貢献することが開催目的で、一橋大学が共催し、如水会鎌倉支部設立２０周年、北鎌倉湧水ネットワーク設立１５周年記念事業として実施した。演奏のフィナーレはアンコール曲の「故郷」だった。如水会会員はこの場所で青春時代を送り、社会に飛び立った。粋な計らいのアンコール曲に思わず目頭を押さえる聴衆の姿もあった。

【演奏曲目】
J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
チャイコフスキー：感傷的なワルツ op.51-6
スメタナ：わが故郷より
ブラームス：ハンガリー舞曲第2番
ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 op.97 『大公』

【アンコール】
クライスラー：ウィーン小行進曲
岡野貞一：故郷（大橋晃一編曲）

　コンサートを好評裏に終えることができたのは、一橋大学、如水会本部、如水会各支部、ミュージシャンズ・パーティー、プリントランドなど多くの関係方面の皆様から多大な協力をいただいたお陰である。斉藤郁也一橋大学管弦楽団委員長をはじめとした学生５人がボランティアでコンサートの運営に協力してくれたことも嬉しい出来事だった。この場を借りて御礼を申し上げたい。

　北鎌倉湧水ネットワークと如水会鎌倉支部は１１月１５（日）、北鎌倉・建長寺で「第十回鎌倉芸術祭参加企画　文化振興、まちづくり協力　石田泰尚・山本裕康デュオ・リサイタルｉｎ建長寺Ⅳ」を共同主催する。兼松講堂とは違った演奏会が楽しめると思う。詳細が決まり次第、ブログなどで案内する予定だ。

スタッフの北鎌倉出発は午前９時。北鎌倉－兼松講堂間の移動はマイクロバスをチャーターした。

コンサートを成功させるには入念な打ち合わせと準備が不可欠だ

間もなく開場！

わたしはいつものように進行役

仙頭靖夫支部長が開催趣旨を説明

長谷川隆元共同通信社常務理事（左）はわたしのかつての上司で如水会会員。平尾光司前如水会鎌倉支部長とは旧知の仲。

このような活動ができるのも妻のサポートの賜物だ