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この夏は以上に暑い日が続いたが、わたし本人にとっても暑苦しい日々を送らざるを得ない状況に追い込められた。会社の健康診断の結果が分かった6月末から各種検査の結果が判明した8月末での2ヶ月間、膵臓がんや胆道がんが体内にできたときに血液中に出現する腫瘍マーカーCA19-9に振り回された。結末は「白」ということで胸をなでおろしたが、同じような体験をするかもしれない人たちのために、参考にしていただけると考え、この間の経緯をブログに残しておくことにした。 ▽発端は会社の健康診断 37以下が正常値の腫瘍マーカーCA19-9の異常値が測定されたのは5月18日の会社の健康診断だった。この結果が6月下旬に手元に届いた。CA19-9が100,2もあり、「要医療」との指示が記載されていた。腫瘍マーカーやCA19-9についての基礎的な知識がなかったし、「快眠・快食・快便」で、体調はすこぶる良かった。「多分、測り間違いだろう」と考えた。しかし、妻が深刻に受け止め、湘南記念病院で診察を受けると同時に腫瘍マーカーの再検査をしてもらった。 その結果、CA19-9が正常値の上限の5倍近くの170,3にまで跳ね上がっていた。しかも、CA19-9と同じく膵臓がんが発生したときに高い数値を示す腫瘍マーカーのSPan-1抗原(正常値30以下)も65と、正常値の上限の2倍以上になっていた。「CA19-9が高いからといって、膵臓がんがあると断定できません。もともと数値が高い人もいます。膵炎、胆汁の流れが悪かったりすると高くなる場合があります。早まって家を売るなど考えないでください」と医師がわたしに言った。深刻な状況にあることを理解した。 ▽「別人のデータではないか」(神奈川県立がんセンター担当医) それからは造影剤を使ったCT検査、MRI検査、胃と大腸の内視鏡検査とCA19-9の数値が高い原因を探るための検査に明け暮れた。検査の結果、肺がん、胃がん、大腸がんの可能性は排除された。問題の膵臓に関して担当医は「膵臓に1センチ位の白い影のようなものがある。CA19-9の数値が高くなければ『大丈夫』と太鼓判を押せるのですが、膵臓がんがないという証明ができません。わたしの手には負えませんので、紹介状を書きますから神奈川県立がんセンターの診断を仰いでください」と言った。 7月21日、すっきりしない気分で神奈川県立がんセンターを受診した。老若男女、沢山の受診者の数に驚かされた。自分は両親も含め、ガンを患った兄弟がいないので、ガンとは無縁と無邪気に信じていた。湘南記念病院の担当医によれば「ガンは遺伝しません。ほとんどが生活習慣に基づきます」とのことだ。神奈川県立がんセンターでは腫瘍マーカーの再々検査と、胃の中から膵臓をチェックする超音波・胃内視鏡検査を受けた。 8月5日、それらの結果が分かった。CA19-9は19,1、SPan-1抗原は22と劇的に低下していた。担当医は「別人のデータではなかったのか」と首をひねった。「別々の医療機関で測っています。わたしのデータに間違いありません」とわたし。超音波・胃内視鏡検査でも膵臓ガンは発見されなかった。 8月20日、この結果を湘南記念病院に報告するとともに、腫瘍マーカーの検査をしてもらった。結果はCA19-9が15,1、SPan-1抗原が15とさらに低下していた。担当医は「膵臓がん、大腸がんがあれば絶対に数値は下がりません。念のために3ヶ月ごとに腫瘍マーカーのチェックをしましょう」と「白」の判断を下してくれた。 【CA19-9(正常値37以下)の推移】 【2014年】 5・19 18,7 会社の健康診断 【2015年】 5・18 100,2 会社の健康診断 7・ 3 170,3 湘南記念病院 7・21 19,1 神奈川県立がんセンター(結果判明8・5) 8・20 15,1 湘南記念病院(結果判明9・1) 【SPan-1抗原(正常値30以下)の推移】 7・3 65 湘南記念病院 7・21 22 神奈川県立がんセンター(結果判明8・5) 8・20 15 湘南記念病院(結果判明9・1) この間、膵臓ガンや腫瘍マーカーについて調べた。調べれば調べるほど膵臓がんの治療が難しいことが分かった。正直、「元気で動き回れるのはあと3ヶ月から6ヶ月。この世とも1年位で『おさらば』するであろう」と覚悟した。人間、いつかは死ぬ。しかし、その時期がはっきりした場合、その間の生き方が問われることになる。腫瘍マーカー狂想曲(上)では経緯を中心に書いた。次回の腫瘍マーカー狂想曲(下)では「ニンニク加温法とガンを消す食材別レシピ」のタイトルで、なぜ、CA19-9が劇的に下がったのか、その理由を探ってみたい。 【ご参考】 *ガンのきほん 膵臓がんは「がんの王様」、5年生存率は10% 早期の発見が難しい上に治療が難しいので「がんの王様」と呼ばれています。 すい臓がんを根治させるためには外科手術により病巣部位を完全に切除する必要がありますが、すい臓がんは症状がほとんどないため発見が遅れ、手術ができるのは、患者全体の20~40%程度しかありません。 手術ができたとしても、5年生存率は10~15%と極めて低く、消化器系のがんの中では最も低い数字となっています。手術ができない場合は進行がんと診断され、ステージIII又はIVとなります。手術ができない場合には化学療法や放射線療法、痛みを緩和させる支持療法などを組み合わせて治療しますが、1年生存率が約15%、3年生存率が約2%と極めて低い数値となります。 すい臓がん患者全体でみると、5年生存率は平均して約10%と極めて低い数値です。 *腫瘍マーカー・com 腫瘍マーカーとは 体内に腫瘍ができると、健康なときにはほとんど見られない特殊な物質が、その腫瘍により大量につくられ、血液中に出現してきます。この物質を「腫瘍マーカー」といいます。腫瘍マーカーは、がんの発生臓器と強い関連性を持つ特徴があるため、血液中にこの物質が基準以上に出たときは、がんがあることが推測されます。 CA19-9は消化器がんの中でも、とくに膵臓がんに特異性の高い腫瘍マーカーです。早期発見に関しては有用性が低いのですが、治療効果を調べる場合などに役立ちます。 膵臓がん、胆道がんで80~90%の高い陽性率を示すほか、胃がん、大腸がん、肝臓がんでは30~60%が基準値を超えます。 CA19-9が2倍以上の高値のときは、膵臓をはじめとする消化器系の臓器など、腺細胞(消化器や生殖器の一部を作っている細胞)でできているところのがんがあるかどうかを、腹部超音波検査や腹部CTなどで精密検査します。 原因はよくわかっていませんが、糖尿病や慢性膵炎が危険要素となります。喫煙やコーヒーなどのとりすぎも誘引となります。好発年齢は50~70歳代で、とくに60歳代に多くみられます。 膵臓がんは消化器のがんの中では、最も診断が困難で治療成績の悪いがんのひとつで、しかも近年、増加傾向にあります。 膵臓がんの治療法 膵臓がんの診断は近年、超音波検査やCT検査など画像検査の発達により、比較的小さながんでも見つけられるようになってきました。 膵臓がんの診断を受けた場合、おもな治療法には、手術療法・放射線療法・化学療法がありますが、がんの進行度や患者の状態を考慮して治療法が選択され、ひとつの治療法を単独で用いたり、いくつかを併用する場合もあります。 現在、膵臓がんを完治するには外科的に切除手術を行う方法以外にありません。膵臓がんは周囲に染みこむように広がっていく性質を持っており、再発を防ぐには手術でなるべく広い範囲を切除したほうが有効です。 しかしながら、膵臓の周りにはほかの臓器や、大切な役目を担う血管が走っており、切除できる範囲が限定されています。これが、膵臓がんの治療を難しくしている大きな要因のひとつです。
by kitakamayunet
| 2015-09-06 10:05
| 唯我独尊(コラム)
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Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2015-09-08 13:37
タイトル : ニンニク加温法とガンを消す食材別レシピ:腫瘍マーカー狂想..
膵臓がん?CA19-9が170に急上昇:腫瘍マーカー狂想曲(上) 「別人のデータではないか」(神奈川県立がんセンター担当医)というほど、CA19-9はピーク時の170,3から15,1にまで、劇的に下がった。異常を示したCA19-9の数値は別々の病院で測った。血糖値を含めた他の血液検査の数値はわたしのものに間違いない。だから、別人のデータである可能性はない。 湘南記念病院、神奈川県立がんセンター担当医では各種検査をしてもらっただけで、治療は一切受けていない。体質的にCA19-9が高い人が...... more
Tracked
from 北鎌倉湧水ネットワーク
at 2016-01-23 06:43
タイトル : CA19-9は13,3で異常なし:腫瘍マーカー狂想曲その後
膵臓がん?CA19-9が170に急上昇:腫瘍マーカー狂想曲(上) 1月6日に行ったCA19-9とSPan-1抗原の検査結果を22日、湘南記念病院に聞きに行た。結果はCA19-9が13,3、SPan-1抗原が12とまったく問題がなかった。「安定しているので、3ヵ月毎の検査は必要なく、1年後でいいでしょう。数字が高かったということは、何か体に異変があったはず。(病院では)何も治療はしていないので、膵管か胆管に石でもできて流れが悪くなったからでしょうか」と医師は首をひねっていた。 【CA19-9(...... more
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