圧巻のフィナーレ：石田泰尚・山本裕康リサイタル建長寺①

9・9チケット発売開始！石田泰尚・山本裕康リサイタル建長寺Ⅳ
撮影：島村国治

　１１月１５日に開催された石田泰尚・山本裕康デュオ・リサイタルｉｎ建長寺Ⅳは、前半は弦楽器の大敵・湿気に悩まされた。しかし、後半の「コダーイ：ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 op.7」、そしてアンコールの「シベリウス：水滴」と「ヘンデル（ハルヴォルセン編）：パッサカリア」の演奏は、演奏者の気力と演奏技術が湿気を吹き飛ばし、圧巻のフィナーレとなった。このコンサートの最大の魅力は演奏者と聴衆の距離感の近さだ。他の会場では絶対に味わえない双方の一体感が生まれる。会場を去る聴衆の至福の表情が印象的だった。

スタッフ控え室は、これまで応供堂だったが、この日は他のイベントと重なり応真閣を提供してもらった。

今年も一橋大学の学生がお手伝いに来てくれた。コンサートホールではないので、限られた時間の中での会場の設営には段取りと人手が必要だ

整理券配布は午後１時からだったが、正午前から列ができた

総門前で当日券も販売した

開場！

高井正俊建長寺宗務総長のお話と般若心経読経。東日本大震災の犠牲者を追悼した

松尾崇鎌倉市長の祝電を読み上げ、コンサート開始