まちづくり協議会が落石防止トンネル提案：緑の洞門通行禁止

3・11鎌倉市民集会に参加者44人：緑の洞門通行禁止

　北鎌倉のまちづくりに関わる課題に取り組んでいる北鎌倉まちづくり協議会（守屋弓男代表幹事）はこのほど松尾崇鎌倉市長に「北鎌倉隋道（緑の洞門）応急対策の提案について」を提案した。提案の骨子は緑の洞門には手をつけず、現状のままとし、安全に通行できる暫定的な落石防止トンネルを設置するというものだ。

　守屋弓男代表幹事は提案の理由について「緑の洞門の開削に関し、賛否をめぐって対立が続いていることを大変危惧している。利用者の安全確保、景観と史跡保存という考え方は両方とも尊重されるべきだと考えている」としている。守屋代表幹事によれば①工期は3～4週間の短期間②工事費が1,000万円程度と格安③耐久性がある―などのメリットがある。

　緑の洞門通行禁止は市民に不便をかけることによって、その不満を開削を向けようとする鎌倉市道路課の作戦だと推測される。このお陰で鎌倉街道沿いには「安全確保」の名目で、ガードマンが配置され、毎日税金が“浪費”されている。税金の無駄遣いも問題だが、鎌倉市はこの問題で分断された地域住民の意識をどう修復するかに思い至るべきだろう。


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