足立老師が市長に与謝野晶子の歌添え手紙：緑の洞門通行禁止

藤沢土木事務所職員４人が現地視察：緑の洞門通行禁止
　北鎌倉緑の洞門を守る会（北鎌倉史跡研究会）の出口茂共同代表によれば、４月８日、円覚寺前管長の足立大進老師が再び緑の洞門保全向けて動かれた。4月7日の神奈川新聞の記事に、下記の与謝野晶子の歌を添えて松尾崇鎌倉市長へ「20年間はそのままにして様子をみたほうがいい」との趣旨の手紙を届けてくださったそうだ。（4月5日、緑の洞門を訪れた足立老師。写真提供：関戸勇さん）

【与謝野晶子の歌】
　劫初より　つくりいとなむ　殿堂に　われも黄金の　釘一つ打つ
　（ごうしょより　つくりいとなむ　でんどうに　われもこがねの　くぎひとつうつ）　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　意味・・はるか昔の、世の初めから、人類が造り営んで来た美の世界、芸術の立派な建物に、いま自分も、一本ではあるが、輝く黄金の釘を打つのである。
　＊出典・・歌集「草の夢」(大塚寅彦著「名歌即訳・与謝野晶子」)

【出口茂共同代表のメール】
　4月9日（土）座り込み6日目も工事はありませんでしたが、のべ数十人の方々にご参集いただきました。

　本日座り込み現場でうかがった特筆すべき話しとしては、4月8日（金）円覚寺前管長の足立大進老師が、再び行動を起こしてくれたことです。4月7日の神奈川新聞の記事に以下の与謝野晶子の歌をそえ、市長への手紙を届けてくださいました。

　劫初より　造り営む殿堂に　われも黄金の釘　ひとつ打つ

　古の洞門の岩塊保存の熱意がほとばしる気概を感じます。市長への手紙はコピーが残されていないので残念なことですが、20年間はそのままにして様子をみたほうがいいとの訴えだそうです。

　本日は、洞門周辺各町内への「緑の洞門ニュース１０号」の全戸配布も行いました。また、昨日までに比し訪れる方々、声援を下さる方々さらに多く、盛り上がりました。洞門の桜も満開で、近くの町内会長さんも訪れてくれました。ありがたいことです。

　明日もよろしくお願いいたします。

北鎌倉緑の洞門を守る会（北鎌倉史跡研究会）　代表　出口茂
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